『VIVANT』別班とは何?実在する組織なのか・公安との違いを解説
※この記事には『VIVANT』第1シーズンのネタバレがあります。
『VIVANT』を見ていて、物語の大きな鍵になるのが「別班」です。
主人公・乃木憂助の正体も別班員。
しかしドラマでは、警察の公安もテロ組織を追っています。
では、別班とは何なのでしょうか。
公安とは何が違うのか。そして『VIVANT』に登場するような別班は、本当に日本に存在するのでしょうか。
この記事では、まずドラマの中で描かれた別班を整理し、そのうえで現実の「別班」をめぐる情報と分けて解説します。
『VIVANT』の別班とは何?
ドラマの中で別班は、日本の安全を守るため秘密裏に活動する組織として描かれています。
その活動は一般には公表されておらず、乃木たち別班員も表向きは別の仕事をしています。
乃木の場合は丸菱商事の社員です。
そのため序盤では、乃木が別班員であることを周囲だけでなく視聴者も知りません。
乃木の正体については、『VIVANT』乃木憂助の正体は?商社マンと別班員「2つの顔」を解説で詳しく整理しています。
別班員は普段から別の身分で生活している
『VIVANT』の別班員は、常に「別班です」と名乗って活動しているわけではありません。
表向きの社会生活を送りながら、必要なときに秘密任務を遂行します。
乃木が商社マンとして働いていることも、その二重構造の一つです。
だからこそ、別班員の正体が明らかになるまでは、誰が別班なのか簡単には分かりません。
別班は何をしている組織?
第1シーズンで別班が追っている大きな対象が、国際的な活動を行うテントです。
乃木たちは日本に危険が及ぶ可能性を探り、テントの実態に迫っていきます。
そのため、情報収集だけでなく、潜入や監視など極めて危険な任務にも関わります。
テントについては、『VIVANT』テントとは何だった?目的・組織・マークの意味を完全解説で詳しく整理しています。
公安と別班は何が違う?
『VIVANT』では、野崎守が公安警察の人間として登場します。
そのため、乃木と野崎はどちらも日本の安全に関わりながら、所属する組織が違います。
ドラマの設定を大きく分けると、野崎は警察組織の公安、乃木は秘密裏に活動する別班です。
目的が重なることはあっても、持っている情報や任務、指揮系統は同じではありません。
野崎は乃木が別班だと最初から知っていた?
野崎は物語の中で、乃木の不自然な行動や能力に少しずつ近づいていきます。
しかし乃木自身も、自分の正体を簡単に明かすわけにはいきません。
この公安が別班を探る構図も、第1シーズン前半の大きな面白さです。
野崎がいつ乃木の正体に気づいたのかについては、『VIVANT』野崎守は乃木の正体にいつ気づいた?公安と別班の攻防を解説で詳しく追っています。
別班を指揮する櫻井司令とは?
乃木たち別班員を指揮する人物として登場するのが櫻井里美です。
乃木にとって櫻井は、別班の任務を遂行するうえで重要な上官にあたります。
櫻井と乃木の関係、別班内での役割については、『VIVANT』櫻井司令は何者?乃木との関係と別班での役割を解説で詳しくまとめています。
乃木以外にも別班員がいる
もちろん、別班員は乃木だけではありません。
黒須をはじめ、複数の別班員が登場します。
特に後半では、乃木が仲間の別班員を銃撃するという衝撃的な展開もあります。
別班メンバーについては、『VIVANT』別班メンバー一覧|乃木・黒須たちの正体と任務を整理で一覧にしています。
乃木はなぜ別班になった?
乃木は幼少期にバルカで家族と引き離され、その後、日本で成長します。
そして高い能力を身につけ、別班員として活動するようになります。
乃木が別班へ至るまでの人生については、『VIVANT』乃木はなぜ別班になった?過去・経歴・別班員になるまでを解説で時系列に沿って整理しています。
別班は実在するの?
ここからは、ドラマの設定と現実を分けて考える必要があります。
現実の日本でも「別班」「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」などと呼ばれる秘密情報部隊の存在について、過去に報道や国会で議論されたことがあります。
一方で、防衛省は過去の報道に対し、報じられたような「独断で海外情報活動を行う部隊」を自衛隊内に保有している事実はない、という趣旨の説明をしています。
したがって、ドラマ『VIVANT』に登場する別班が、そのまま現実に存在すると断定することはできません。
『VIVANT』の別班は、現実に語られてきた「別班」という存在を想起させつつ、ドラマとして構築された組織として見るのが適切です。
なぜ『VIVANT』では別班が重要なのか
ここからは考察です。
別班は単なる「秘密組織」という設定だけではありません。
主人公・乃木の二重性そのものを象徴しています。
普段は商社マン。
しかし裏では国家のために動く別班員。
さらに乃木の中にはFも存在します。
見えている姿だけでは、その人物の本当の姿は分からない。
これは『VIVANT』全体に通じる構造でもあります。
別班の設定をもっと詳しく知りたい方へ
別班やテント、乃木たちの人物設定をまとめて確認したい方には、第1シーズン公式ガイドブックもあります。
まとめ
『VIVANT』の別班は、日本を守るため秘密裏に活動する組織として描かれています。
乃木は丸菱商事の社員という表の顔を持ちながら、別班員としてテントを追っていました。
一方、野崎が所属する公安は警察組織です。
そのため、同じ事件を追っていても公安と別班は同じ組織ではありません。
また現実にも「別班」をめぐる報道や議論はありますが、ドラマと同じ組織が実在すると断定するのは適切ではありません。
この秘密組織の存在があることで、乃木の「表の顔と裏の顔」という『VIVANT』最大の仕掛けが成立しているのです。
