※この記事には『Tシャツが乾くまで』最終回までのネタバレがあります。

『Tシャツが乾くまで』で、最後まで判断が分かれるのが瀬尾充(松山ケンイチ)と園田あずさ(夏帆)の関係です。

2人はそれぞれ結婚しているにもかかわらず、配偶者に詳しく話さないまま定期的に会っていました。

では、充とあずさは不倫関係だったのでしょうか。

結論からいうと、

2人が恋人として交際していた、あるいは肉体関係を持っていたと断定できる描写はありません。

一方で、配偶者には言えない本音を互いに共有する特別な存在だったことも事実です。

この記事では、第3金曜日に何をしていたかという行動の詳細や、あずさ個人の恋愛感情には広げず、充とあずさの関係を何と考えるべきかだけを整理します。

結論|典型的な「不倫関係」と断定できる描写はない

ドラマで確認できる範囲では、充とあずさが、

  • 恋人として交際している
  • キスをする
  • 肉体関係を持つ

といった描写はありません。

そのため、「2人は恋人同士だった」と断定するのは難しいです。

ただし、だからといって単なる知人ともいえません。

互いの配偶者にも話していない深い部分を共有していた相手でした。

2人の関係で重要なのは「秘密にしていたこと」

充とあずさの関係が問題になるのは、異性同士で会っていたからだけではありません。

大きいのは、その関係を咲子や樹生へ十分に説明していなかったことです。

2人にとっては恋愛ではなかったとしても、配偶者側から見れば、

「自分には言わないことを別の異性には話していた」

という事実が残ります。

ここが2人の関係を単純な友情と呼びにくくしています。

充にとってあずさは「本音を見せても生活が壊れない相手」

充は妻の咲子(蒼井優)を大切に思っています。

しかし、大切だからこそ嫌われたくないという感情もあります。

その結果、充は自分の弱い部分を咲子へ完全には見せられません。

一方、あずさは家庭の外にいる人物です。

充にとっては、自分の本音を話しても夫婦生活が直接壊れるわけではありません。

その距離が、あずさを特別な相談相手にしていきました。

あずさにとっても充は家庭とは別の場所にいる相手だった

あずさにも、夫の樹生には簡単に話せないことがありました。

それを充には話すことができます。

つまり2人の関係は、一方だけが依存していたものではありません。

互いに「家族だからこそ言えないこと」を話せる相手

になっていました。

「肉体関係がない=何の問題もない」とは描かれていない

本作が興味深いのは、肉体関係が描かれていないからといって、

「不倫ではなかった。だから何も悪くない」

という結論にもしていないところです。

充とあずさ本人たちに恋愛のつもりがなかったとしても、咲子と樹生が傷ついた事実は残ります。

つまり、

本人たちがどう呼んでいたかと、配偶者がどう感じるかは別

なのです。

充とあずさは互いの家庭を捨てようとしていたわけではない

最終回までを見ると、2人がそれぞれの家庭を捨て、2人で一緒になろうとしていたとは考えにくい描写があります。

充には咲子への思いがあります。

あずさも樹生との生活を投げ出そうとしていたわけではありません。

そのため、

「配偶者から気持ちが離れて、新しい恋愛相手へ移った」

というタイプの関係ではありません。

それでも「ただの友達」と言い切るには近すぎる

では、単なる友達だったのでしょうか。

これも簡単ではありません。

2人は互いに、家庭内では出せない自分を見せています。

誰にも話せないことを話せる。

定期的に会いたいと思う。

自分の生活を支える一部になっている。

そこまで行くと、「普通の知人」や「単なる友達」と言うだけでも説明が足りません。

不倫かどうかは「何を裏切りと考えるか」で変わる

この2人の関係に一つの答えを出しにくい理由は、何を不倫と考えるかが人によって違うからです。

肉体関係がなければ不倫ではないと考える人もいます。

一方、配偶者に隠して別の異性と深い感情を共有すること自体を裏切りだと考える人もいます。

充とあずさは、まさにその境界に置かれた2人です。

第3金曜日に何をしていたかは別記事で

2人が毎月いつ、どこで会い、実際に何をしていたのかという事実関係はこちらで整理しています。

『Tシャツが乾くまで』第3金曜日の秘密とは?充とあずさは何をしていたのか解説

あずさが充を好きだったかは別の問題

2人の「関係」が不倫だったかどうかと、あずさ個人が充へどのような感情を抱いていたかは別の検索意図です。

あずさ側の気持ちについてはこちらで詳しく考察しています。

『Tシャツが乾くまで』あずさは充を好きだった?夫・樹生とは違う特別な関係を考察

充とあずさの関係を整理

疑問 答え
恋人だった? 恋人として交際していたと断定できる描写はない
肉体関係は? 描かれていない
単なる知人? 互いに深い本音を話す特別な相手だった
配偶者には? 関係の全容を話していなかった
不倫だった? 作品内で一つの答えには決められていない

まとめ|充とあずさは「恋人」とは断定できないが、単なる友達とも言い切れない

充とあずさが恋人として付き合っていた、あるいは肉体関係を持っていたという描写はありません。

その意味では、典型的な不倫関係だったと断定することはできません。

しかし2人は、互いの配偶者には話していない深い本音を共有していました。

そのため、

恋人とは断定できない。しかし単なる友達とも言い切れない。

というのが、ドラマで描かれた2人の関係に最も近い整理です。

そして、その関係を裏切りと考えるかどうかは、咲子や樹生だけでなく、視聴者にも委ねられています。