『余命一年、男をかう』は実話?モデルや原作者の体験との関係を解説
Netflix映画『余命一年、男をかう』は、余命一年を宣告された40歳の女性が、72万円でピンク髪のホストを“買う”というかなり特徴的な物語です。
そのため、
「これって実話なの?」
「モデルになった女性がいる?」
と気になる方もいるかもしれません。
この記事では、『余命一年、男をかう』が実話なのか、原作者・吉川トリコの体験との関係について整理します。
結論|『余命一年、男をかう』は実話ではなく小説が原作
『余命一年、男をかう』は、吉川トリコによる同名小説を原作としたフィクションです。
特定の実在女性とホストの実話を映画化した作品だという公式情報はありません。
Netflix映画版も、この小説をもとに制作されています。
原作は2021年刊行の小説
原作小説は2021年7月に講談社から単行本として刊行されました。
その後、2024年5月に講談社文庫版が発売されています。
つまり映画のために後から作られた物語ではありません。
第28回島清恋愛文学賞を受賞
原作は第28回島清恋愛文学賞を受賞しています。
余命ものという設定を使いながら、お金、恋愛、家族、孤独といった問題を独特のテンポで描いた恋愛小説として評価されました。
片倉唯に実在モデルはいる?
現時点で、片倉唯に特定の実在モデルがいるという公式情報は確認できません。
そのため、
「この人が唯のモデル」
と断定できる人物はいません。
瀬名にも実在モデルは確認されていない
瀬名吉高についても同様です。
実在した特定のホストをモデルにした人物だという公式発表はありません。
ピンク髪、ホスト、金銭問題を抱えるという設定は、小説の物語として作られたものです。
原作者の実体験がそのまま作品になった?
これも現時点で、そのような公式説明はありません。
吉川トリコ自身が余命宣告を受けた、あるいはホストへ72万円を渡したという実体験をそのまま小説化した作品だとは確認できません。
では、原作者は何をきっかけに書いた?
映画公式コメントや制作側の説明を見ると、この作品ではお金と人生が非常に重要なテーマになっています。
老後にいくらあれば安心できるのか。
人はなぜ金がないと不安になるのか。
人間関係を金で割り切れるのか。
そうした現代的な問題が、唯という人物を通して描かれています。
「老後不安」は非常に現実的
物語自体はフィクションですが、唯が抱える不安には現実味があります。
一人で老後まで生活するにはいくら必要なのか。
誰にも頼れないときに備えてお金を貯めなければならない。
恋愛や結婚に金や時間を使う余裕があるのか。
こうした悩みは、現代社会で多くの人が感じ得るものです。
「余命一年」も物語上の仕掛け
唯が余命一年になることで、今までの人生設計が一気に崩れます。
未来のために節約してきた人から、未来を奪う。
すると、その人は今をどう生きるのか。
この極端な設定によって、作品は「何のためにお金を貯めるのか」を問い直します。
映画版も実話映画ではない
Netflix映画版では片倉唯(柴咲コウ)と瀬名吉高(赤楚衛二)が中心になります。
しかし、Netflixも本作を「本が原作の映画」と分類しています。
実話を映画化した作品として紹介しているわけではありません。
原作者は完成した映画を見て何を感じた?
原作者は完成した映画について、人と人が出会うこと、お金がその人の価値観や人間性を表してしまうこと、そして人間の寂しさや愛おしさについてコメントしています。
最後には「生きるのって悪くない」という思いを語っています。
この言葉からも、作品の中心が実話性ではなく、人がどう生きるかというテーマにあることが分かります。
リアルに感じるのはなぜ?
考察すると、この作品が実話のように感じられる理由は、設定よりも感情にあります。
老後が不安。
お金が足りない。
誰にも頼りたくない。
でも一人は寂しい。
そうした感情は非常に現実的です。
72万円という具体的な金額もリアルさを生む
「大金を渡した」ではなく、72万円という中途半端で具体的な金額が出てきます。
この具体性も、実際にあった話のような感覚を生みます。
しかし、具体的な数字があるからといって実話というわけではありません。
原作にはコミカライズ版もある
『余命一年、男をかう』は小説だけでなく、志真てら子によるコミカライズ版も刊行されています。
つまり、
小説 → 漫画 → Netflix映画
と広がった作品です。
まとめ|実話ではないが、現代の不安をかなりリアルに描いた物語
『余命一年、男をかう』は実話ではありません。
吉川トリコによる小説を原作としたフィクションです。
片倉唯や瀬名に、特定の実在モデルがいるという公式情報もありません。
一方で、
- 老後資金への不安
- 一人で生きること
- 恋愛や結婚のコスト
- 家族の借金
- 人に頼ることへの抵抗
など、物語が扱う問題は非常に現実的です。
だからこそ、奇抜なタイトルとは反対に「自分にも分かる」と感じやすい作品になっています。
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