※この記事では、映画『ハッピーリスト』で公式に発表されている情報をもとに、江川太郎の退院と震災の関係を解説しています。

40年間も精神科病院で生活していた江川太郎が、なぜ突然退院できることになったのか。

映画『ハッピーリスト』の物語を理解するうえで重要なのが、「震災による転院」です。

結論からいうと、太郎は震災によって別の病院へ転院することになり、その過程で入院を続ける必要がなかったことが判明しました。

この出来事が、太郎の40年ぶりの社会復帰につながります。

この記事でわかること

  • 江川太郎が退院できた理由
  • 震災と転院の関係
  • なぜ40年間は退院できなかったのか
  • 東日本大震災との関係
  • 退院後の太郎がどんな生活を始めるのか

太郎は震災による転院で入院の必要がないと判明した

主人公の江川太郎(阿部寛)は、地方の精神科病院で40年間暮らしていました。

しかし震災が発生し、太郎は別の病院へ転院することになります。

公式ストーリーでは、この転院をきっかけに「入院する必要がなかったことが判明した」と説明されています。

これによって、太郎は長く続いていた病院生活を終え、社会へ出ることになります。

なぜ震災がきっかけになったの?

映画の公式情報では、震災による転院の際に具体的にどのような判断が行われたのかまでは明らかになっていません。

そのため、「新しい医師が診断したから」「病院側に問題があったから」などと断定することはできません。

現時点で確実に分かるのは、震災によって環境が変わり、その結果として太郎の入院の必要性が改めて確認されたということです。

東日本大震災との関係は?

作品公式の発表では、『ハッピーリスト』は東日本大震災をきっかけに退院することになった人などへの取材や、日本の精神科長期入院についての調査から着想を得たと説明されています。

つまり、太郎が震災による転院から退院へ進む設定も、まったく根拠のない創作ではありません。

ただし、映画の江川太郎とまったく同じ人生を歩んだ特定人物がいると公式に発表されているわけではありません。

実話との関係はこちらの記事で詳しく解説しています。

『ハッピーリスト』は実話?モデルはいる?東日本大震災との関係を解説

それならなぜ40年間も退院できなかった?

ここが『ハッピーリスト』の大きな疑問です。

太郎は転院をきっかけに入院する必要がないと判明しました。

しかし、それ以前に40年間なぜ退院できなかったのか、その具体的な理由は公開前の段階では明らかになっていません。

作品の背景には、日本の精神科病院で長期入院が問題になってきた歴史があります。

厚生労働省の資料でも、過去に「受け入れ条件が整えば退院可能」とされた入院患者が約7万人存在していたことが示されています。

太郎の設定も、こうした現実から着想を得たものです。

40年間入院していた理由についてはこちらで詳しく整理しています。

『ハッピーリスト』江川太郎はなぜ40年間も精神科病院に入院していた?

退院した太郎は東京で一人暮らしを始める

退院後、59歳の太郎は東京で突然一人暮らしを始めます。

太郎にとって、スカイツリーや回転寿司なども初めて見るものです。

40年間社会から離れていたため、現在の世界そのものが太郎にとって新しい体験になります。

その生活を支援するのが区役所の福祉課で働く岬幸太(永瀬廉)です。

退院がゴールではなく物語のスタート

『ハッピーリスト』で重要なのは、太郎が退院したことで物語が終わるのではなく、そこから物語が始まることです。

岬の提案で太郎は「やりたいことリスト」を作ります。

働きたい、海で泳ぎたい、時代劇に出たい、母親に会いたい。

40年間できなかったことや、これから経験してみたいことを一つずつ実現しようとします。

つまり、震災による転院は太郎の人生を大きく変えるきっかけですが、本作が描こうとしているのはその先にある人生です。

まとめ

江川太郎が退院できた直接のきっかけは、震災による転院です。

その転院をきっかけに、太郎には入院を続ける必要がなかったことが判明しました。

ただし、40年間なぜ退院できなかったのか、転院時に具体的に何が分かったのかなどの詳細は、現時点では公式に明らかにされていません。

『ハッピーリスト』は、この退院をゴールにするのではなく、59歳になった太郎がここから新しい人生を始める姿を描く作品です。

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