『九条の大罪』嵐山刑事はなぜ九条と壬生を恨む?過去の因縁を解説
※この記事には、Netflixシリーズ『九条の大罪』第8話以降の重大なネタバレがあります。
『九条の大罪』で、九条間人(柳楽優弥)と壬生憲剛(町田啓太)を強く敵視しているのが刑事・嵐山義信(音尾琢真)です。
嵐山は単に「犯罪者を捕まえたい刑事」だから壬生を追っているわけではありません。
Netflixシリーズ後半では、
嵐山の娘・愛美をめぐる過去が、九条と壬生への強い執着につながっていた
ことが見えてきます。
この記事では嵐山の人物紹介全般や映画での九条逮捕には広げず、なぜ嵐山が九条と壬生をここまで恨んでいるのかに絞って整理します。
嵐山は九条と壬生を最初から強く警戒している
嵐山は刑事として壬生周辺の犯罪を追っています。
その関係者を弁護する九条とも何度も衝突します。
捜査する刑事と容疑者を守る弁護士なので、立場が対立すること自体は珍しくありません。
しかし嵐山の場合は、それだけでは説明できないほど強い感情を持っています。
その理由が、娘・愛美をめぐる過去です。
嵐山の娘・愛美に何があった?
ドラマ後半で、嵐山が娘・愛美を事件によって失っていることが明らかになります。
愛美の周囲には、壬生につながる人物たちがいました。
犬飼勇人らを含むその世界との接点が、嵐山にとって消すことのできない過去になっています。
そのため壬生周辺の人物は、嵐山にとって単なる犯罪捜査の対象ではありません。
自分の娘を失った出来事につながる相手なのです。
嵐山は娘を守れなかった後悔も抱えている
嵐山の感情は、壬生側への怒りだけではありません。
刑事でありながら、自分の娘が苦しんでいることを十分に救えなかった。
その後悔も抱えています。
つまり嵐山の執念には、
- 娘を失った悲しみ
- 事件に関わった人物への怒り
- 父親として救えなかった後悔
が重なっています。
なぜ壬生を恨んでいる?
壬生自身だけを一つの事件の直接犯として考えると、嵐山の感情は分かりにくくなります。
重要なのは、嵐山が壬生を娘を奪った世界につながる人物として見ていることです。
壬生の周辺では、その後も犯罪や暴力に関わる人物が動き続けています。
そのため嵐山にとって壬生は、過去の事件が終わっていないことを象徴する存在でもあります。
『九条の大罪』壬生憲剛は何者?九条との関係と裏社会での立場を解説
では、なぜ九条まで恨まれる?
九条は嵐山の娘を直接傷つけた人物ではありません。
それでも嵐山は九条へ強い怒りを向けます。
理由は、九条が壬生周辺の犯罪者たちを弁護する立場にいるからです。
嵐山が捜査して捕まえようとする人物を、九条は弁護士として守る。
場合によっては、九条の弁護によって身柄を解かれる人物もいます。
嵐山から見れば、
「自分が捕まえたい人間を、何度も社会へ戻す弁護士」
に見えるわけです。
九条は壬生側の仲間だから守っている?
九条自身は、壬生の仲間だから犯罪者を守っているという考えではありません。
依頼を受けた以上、相手がどんな人物でも弁護士として権利を守る。
それが九条の基本姿勢です。
しかし嵐山にとっては、理屈だけで割り切れる話ではありません。
自分の娘を失った世界の人物を九条が弁護し続ける以上、九条も怒りの対象になります。
嵐山と九条は「感情の置き場所」が正反対
嵐山と九条の大きな違いは、個人的な感情を仕事へどう持ち込むかです。
嵐山は娘を失った父親です。
刑事として捜査しながらも、事件には強い私情があります。
一方の九条は、依頼人に嫌悪感を抱くことがあっても、それを理由に弁護をやめません。
| 人物 | 立場 |
|---|---|
| 嵐山 | 娘を失った父親としての感情を抱えながら犯罪を追う |
| 九条 | 個人的な感情と弁護士としての仕事を分けようとする |
この違いが、2人の衝突をより激しくしています。
小山への取調べで嵐山の私情が強く表れる
物語後半では、小山をめぐる捜査で、嵐山の父親としての感情が強く表に出ます。
ここで分かるのは、嵐山が単なる冷静な刑事ではないことです。
娘の事件と向き合うほど、刑事としての捜査と父親としての怒りが分けにくくなっていきます。
その危うさも、嵐山という人物の重要な部分です。
嵐山は単純な復讐者でもない
嵐山は強い私情を持っています。
しかし、自分の手で壬生や九条を好き勝手に処罰しようとするだけの復讐者として描かれているわけではありません。
刑事として証拠を集め、犯罪を立件しようとします。
つまり、
復讐したいほどの感情を抱えながら、それでも警察官として相手を追う
という矛盾を抱えています。
嵐山の恨みを整理
| 相手 | 嵐山が強い感情を向ける理由 |
|---|---|
| 壬生 | 娘を失った事件につながる裏社会を象徴する人物だから |
| 九条 | 壬生周辺の犯罪者を弁護し、捜査側と繰り返し対立するから |
九条が悪人まで弁護する理由は別記事で
嵐山から見た九条と、九条自身の弁護士としての考え方は分けて考える必要があります。
九条がなぜ犯罪者でも弁護するのかについてはこちらで整理しています。
『九条の大罪』九条間人はなぜ悪人まで弁護する?弁護士としての信念を解説
映画で九条が逮捕される理由とは分けて考える
映画版にも嵐山は登場します。
さらに映画では九条自身に逮捕状が出る展開があります。
ただし、映画で九条が何の容疑をかけられるのかと、Netflixシリーズで嵐山が九条を恨んでいる理由は別の話です。
映画『九条の大罪』九条はなぜ逮捕される?逮捕状が出た理由を考察
まとめ|嵐山の執念の根には娘を失った過去がある
嵐山が壬生を強く追い続ける背景には、娘・愛美を失った過去があります。
壬生は、その事件につながる裏社会を象徴する人物です。
そして九条は、壬生周辺の人物を弁護士として守る立場にいます。
そのため嵐山の目には、九条も自分と対立する存在として映ります。
壬生への怒りは娘を失った過去から。
九条への怒りは、その世界の人間を法の側から守り続けることから。
この2つを分けて考えると、嵐山がなぜ九条と壬生の両方を執拗に追うのかが分かりやすくなります。
『九条の大罪』を原作漫画で読みたい方へ
嵐山と娘をめぐる過去や、壬生周辺との因縁は原作でも重要な要素です。
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