『新参者』シリーズを見る順番は?『赤い指』『麒麟の翼』『祈りの幕が下りる時』とのつながり
※この記事には『新参者』シリーズ各作品の設定に触れる内容があります。事件の犯人についての重大なネタバレはできるだけ避けています。
ドラマ『新参者』を見終わると、「次は何を見ればいい?」「『麒麟の翼』や『祈りの幕が下りる時』はどうつながっている?」と迷うかもしれません。
阿部寛が加賀恭一郎を演じる映像シリーズには、連続ドラマだけでなくスペシャルドラマと映画があります。
映像版を公開・放送された流れで見るなら、『新参者』→『赤い指』→『麒麟の翼』→『眠りの森』→『祈りの幕が下りる時』の順です。
ただし、原作小説の時系列・刊行順と映像作品の公開順は同じではありません。
この記事でわかること
- 映像版『新参者』シリーズを見る順番
- 『赤い指』とのつながり
- 『麒麟の翼』とのつながり
- 『眠りの森』はいつ見ればいいのか
- 『祈りの幕が下りる時』がシリーズで重要な理由
『新参者』シリーズの映像作品を見る順番
阿部寛が加賀恭一郎を演じるTBS系の映像作品を、放送・公開された順番で並べると次のようになります。
- ドラマ『新参者』(2010年)
- スペシャルドラマ『赤い指〜「新参者」加賀恭一郎再び!』(2011年)
- 映画『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(2012年)
- スペシャルドラマ『“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」』(2014年)
- 映画『祈りの幕が下りる時』(2018年)
初めて映像版を見る場合は、この順番なら加賀の設定や日本橋との関係を自然に追えます。
最初はドラマ『新参者』
映像シリーズの大きな出発点になるのが、2010年放送の連続ドラマ『新参者』です。
日本橋署へ赴任してきた加賀が、人形町で発生した三井峯子殺害事件を追います。
全10話を通して一つの殺人事件を追いながら、各話では人形町の住民が抱えている別の秘密も解き明かしていきます。
加賀の捜査方法や日本橋との関係を知るうえでも、ここから見るとわかりやすくなります。
次は『赤い指』
『新参者』の翌年、2011年に放送されたのがスペシャルドラマ『赤い指〜「新参者」加賀恭一郎再び!』です。
タイトルにも「新参者」が入り、阿部寛が引き続き加賀を演じています。
『新参者』にも登場した松宮脩平との関係を含め、加賀自身の家族についても知ることができる作品です。
事件自体は『新参者』とは別なので、『赤い指』だけでも一つのミステリーとして楽しめます。
その次が映画『麒麟の翼』
2012年に公開されたのが『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』です。
舞台は引き続き日本橋周辺。
日本橋の麒麟像まで歩いてきた被害者・青柳武明をめぐる事件を、加賀が追います。
『新参者』で描かれた日本橋という土地が、映画ではさらに強く物語へ組み込まれています。
『麒麟の翼』の事件については、『麒麟の翼』ネタバレ解説|犯人・事件の真相・結末・ラストまで完全整理で詳しく解説しています。
『眠りの森』は2014年のスペシャルドラマ
2014年には、スペシャルドラマ『“新参者”加賀恭一郎「眠りの森」』が放送されました。
これも阿部寛が加賀恭一郎を演じる映像シリーズの一作です。
放送順で追うなら『麒麟の翼』のあと、『祈りの幕が下りる時』の前に見る形になります。
ただし原作シリーズの時系列まで含めると単純な公開順とは異なるため、「映像版をどう見るか」と「原作をどう読むか」は分けて考えた方が整理しやすくなります。
最後が『祈りの幕が下りる時』
2018年公開の映画『祈りの幕が下りる時』は、TBS公式でも映像版「新参者」シリーズの完結編として位置づけられています。
ここでは新しい事件だけでなく、加賀自身に長く残されていた謎が大きく動きます。
特に重要なのが、加賀の母親が失踪した理由です。
さらに、なぜ加賀が捜査一課から日本橋署へ移ったのか、なぜその後も日本橋署にいるのかという、『新参者』から続いていた疑問にも答えが示されます。
『新参者』から順番に見る意味
各作品の事件そのものは基本的に独立しています。
そのため『麒麟の翼』だけ、あるいは『祈りの幕が下りる時』だけを見ても、事件の大筋は理解できます。
ただし加賀自身の物語は作品をまたいで続いています。
『新参者』では日本橋署へ来たばかりだった加賀が、その後の作品でも日本橋に関わり続け、最後に「なぜここにいるのか」まで明らかになる。
この流れを味わうなら、映像作品の放送・公開順で見るとつながりがわかりやすくなります。
『新参者』と『麒麟の翼』は日本橋でつながる
『新参者』では人形町を歩き回っていた加賀が、『麒麟の翼』では日本橋の象徴的な場所で起きた事件を追います。
どちらも単に東京を舞台にしたミステリーというだけではありません。
土地の歴史や町に暮らす人々、その場所を訪れた人物の思いが事件の背景に組み込まれています。
そのため『新参者』を先に見ておくと、『麒麟の翼』で加賀が日本橋を捜査する姿にも自然につながります。
『祈りの幕が下りる時』まで見ると加賀自身の物語がつながる
『新参者』では、加賀は他人の家族が抱えている嘘やすれ違いを解いていく側でした。
ところがシリーズが進むにつれて、加賀自身の父や母との関係も描かれていきます。
そして『祈りの幕が下りる時』で、加賀自身が抱えていた家族の謎と日本橋が結びつきます。
三井峯子殺害事件だけを知りたいなら『新参者』だけでも完結していますが、加賀恭一郎という人物を知りたいなら最後まで見る意味があります。
原作小説『新参者』を読む
映像シリーズから加賀恭一郎を知った方は、原作小説へ戻るとドラマとは違った加賀の印象も楽しめます。人形町の人々を章ごとに描く構成も、映像版と比較しながら読むとわかりやすいです。
映像版『新参者』シリーズを見返したい方へ
『新参者』から順番に追うと、日本橋へ来たばかりの加賀から、『祈りの幕が下りる時』で自身の過去へ向き合う加賀まで一本の流れとして楽しめます。まずドラマ『新参者』を見返したい方は、ディスカスで作品を探してみてください。
