凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』には、続編『星を編む』があります。

そこで初めてシリーズを読む方が気になるのが、

「どっちから読めばいい?」

「『星を編む』から読んでも分かる?」

「映画を観たあとなら続編だけ読んでもいい?」

という読む順番です。

結論からいうと、おすすめは、

①『汝、星のごとく』

②『星を編む』

の順番です。

『星を編む』は3編の中編集なので単独でも読める部分はありますが、櫂・暁海・北原先生の関係を知ったうえで読む方が、物語の意味は圧倒的に深くなります。

この記事では、読む順番と、それぞれどこまでつながっているのかを整理します。

結論|『汝、星のごとく』→『星を編む』の順番がおすすめ

読む順番は、

1. 『汝、星のごとく』

2. 『星を編む』

がおすすめです。

理由は単純で、『星を編む』が『汝、星のごとく』で描ききれなかった人物の過去やその後を描いているからです。

続編では、

北原先生の過去。

櫂の作家人生。

櫂を失ったあとの暁海。

などが描かれます。

本編を知らない状態では、その感情の重さがかなり変わってしまいます。

1冊目|まず『汝、星のごとく』

最初に読むべきなのは『汝、星のごとく』です。

物語の中心は、青埜櫂と井上暁海。

瀬戸内の島で出会った二人が、家庭の問題に振り回されながら成長していきます。

恋愛だけではなく、

親と子。

仕事。

経済的な問題。

島と都会。

自分の人生を選ぶこと。

が描かれる物語です。

そして北原先生をはじめ、多くの人物が二人の人生へ関わります。

2冊目|そのあと『星を編む』

『汝、星のごとく』を読み終えたら、『星を編む』です。

こちらには、

「春に翔ぶ」

「星を編む」

「波を渡る」

の3編が収録されています。

本編では描ききれなかった部分を、別の人物や時間から補っていく構成です。

▶ 『星を編む』「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の違い|3編は誰の物語?

『星を編む』だけ先に読んでも分かる?

話そのものを読むことはできます。

3編それぞれに一つの物語があります。

ただし、特に「波を渡る」は『汝、星のごとく』のその後を描くため、本編を知っているかどうかで受け取り方が大きく違います。

暁海にとって櫂がどんな存在だったのか。

北原先生との関係がどう始まったのか。

なぜ暁海がその人生を選んだのか。

これを知らないままでは、続編の一番大切な部分が伝わりにくくなります。

「春に翔ぶ」だけなら先に読んでも大丈夫?

3編の中では「春に翔ぶ」は北原先生を中心とした物語なので、比較的単独でも読みやすいです。

ただし北原先生が『汝、星のごとく』でどんな役割を担った人物なのか知っている方が、過去が明かされた時の印象は強くなります。

そのため、やはり本編が先がおすすめです。

表題作「星を編む」は単独でも読める?

表題作は櫂を担当した編集者たちが中心です。

編集者の仕事や、作家の才能を世に出すまでの物語としても読むことができます。

ただ、

「青埜櫂という作家がなぜこれほど大切なのか」

を知るには、本編を読んでおいた方がいいでしょう。

「波を渡る」は絶対に最後がおすすめ

3編目の「波を渡る」は、『汝、星のごとく』の先を描く物語です。

そのため、シリーズ全体では最後に読むのがおすすめです。

櫂と暁海の時間。

北原先生との関係。

櫂を失ったあと。

そのすべてを知ったうえで読むからこそ、

「人生は続いていく」

という物語が効いてきます。

映画を先に観た場合はどうする?

映画版で『汝、星のごとく』の物語を知ったあと、『星を編む』へ進む方法もあります。

ただし、小説には映画で整理・省略される人物の心理や時間があります。

そのため、できれば、

映画

原作『汝、星のごとく』

『星を編む』

と読むと、最も深く楽しめます。

『星を編む』を読んでから『汝、星のごとく』へ戻るのも面白い

最初は『汝、星のごとく』から読む。

次に『星を編む』。

そして、もう一度『汝、星のごとく』へ戻る。

この読み方もおすすめです。

北原先生の過去を知ったあと。

櫂を支えた編集者たちを知ったあと。

暁海のその後を知ったあと。

本編を読み返すと、同じ場面でも人物の見え方が変わります。

読む順番を簡単に整理

初めて読む方
『汝、星のごとく』→『星を編む』

映画を観た方
映画→原作『汝、星のごとく』→『星を編む』がおすすめ

すでに2冊とも読んだ方
『星を編む』→『汝、星のごとく』と読み返すと人物の印象が変わる

まとめ|続編からでも読めるが、本編からの方が圧倒的に深い

『星を編む』は3編からなるため、続編だけでも物語として読むことはできます。

ただし、シリーズとして楽しむなら、

『汝、星のごとく』→『星を編む』

が一番おすすめです。

『星を編む』で描かれるのは、単なる別エピソードではありません。

『汝、星のごとく』で出会った人物たちの過去。

描かれなかった時間。

そして、その先の人生です。

本編を読み終えたあとに続編へ進むことで、

「物語が終わったあとも、人の人生は続いている」

ことがより強く伝わってきます。


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『星を編む』を読んでみたい方へ

『星を編む』は、『汝、星のごとく』を読み終えたあとに読むことで、登場人物たちの人生がさらに広がって見える続編です。

本編の余韻が残っているうちに続けて読むのもおすすめです。