『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『インターステラー』どっちが面白い?物語・科学・感動を比較
※この記事には『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『インターステラー』の設定について一部ネタバレがあります。
宇宙SF映画が好きなら、
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『インターステラー』、どっちが面白い?
と比較したくなる人もいると思います。
どちらも、
人類滅亡の危機。
科学。
遠い宇宙。
恒星間旅行。
という壮大な作品です。
ただし面白さの方向はかなり違います。
結論|重厚な宇宙映画なら『インターステラー』、科学+友情+テンポなら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
大まかに分けると、
壮大で重いSFをじっくり味わいたい。
→ 『インターステラー』。
科学的な謎解きと友情を楽しみたい。
→ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
がおすすめです。
物語の分かりやすさ|『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
設定は複雑ですが、目的は明快です。
太陽を救う方法を探す。
グレースは一つずつ問題を解いていきます。
『インターステラー』は後半ほど複雑になる
ブラックホール。
時間。
高次元。
重力。
終盤は抽象度がかなり上がります。
一回で分かりやすいのは『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
映画版は特に科学説明を整理しているため、ストーリーを追いやすく作られています。
宇宙の壮大さ|『インターステラー』
巨大なブラックホール。
未知の惑星。
宇宙空間。
時間のスケール。
映像としての圧倒感は非常に強い作品です。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も星間SF
タウ・セチまで約11.9光年。
人類史上初の星間ミッション。
こちらも十分壮大です。
ただし壮大さの見せ方が違う
『インターステラー』は、
宇宙の巨大さに人間が圧倒される。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、
巨大な宇宙でも科学によって問題を理解できる。
という感覚が強いです。
科学の面白さ|好みで分かれる
『インターステラー』は、
相対性理論。
ブラックホール。
重力。
時空。
が好きな人向け。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は科学の種類が多い
天文学。
生物学。
物理学。
化学。
工学。
言語。
さまざまな科学が出てきます。
問題解決を見る楽しさは『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
グレースは、
「この問題なら、何を測れば答えが分かる?」
と考えます。
その過程を見ること自体が面白い作品です。
科学の神秘を見る楽しさは『インターステラー』
人間がまだ完全には理解できない宇宙。
その圧倒的な未知を見せます。
感動|方向がまったく違う
どちらも泣けるSFです。
ただし理由が違います。
『インターステラー』は親子
クーパーとマーフ。
何十年も離れる。
子供が親より年上になる。
失われた時間が感情を動かします。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は友情
グレースとロッキー。
種族も言葉も違う。
それでも親友になる。
▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』ロッキーとの友情はなぜ泣ける?2人の関係を考察
家族ものに弱いなら『インターステラー』
親子。
時間。
離別。
再会。
に弱い人はこちらです。
友情ものに弱いなら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
言葉が通じないところから、命を懸けて助け合うところまで進みます。
主人公|クーパーは最初から行動派
宇宙へ行く。
危険を冒す。
人類のためにミッションへ参加する。
比較的ヒーロー性が高い人物です。
グレースは普通の人間に近い
死ぬのが怖い。
宇宙へ行きたくない。
強制される。
弱さがあります。
主人公の成長ならグレース
最後には、自分からロッキーを救うため危険を選びます。
▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』グレースはなぜロッキーを助けに戻った?最後の決断を考察
重さ|『インターステラー』
かなり重い映画です。
人類滅亡。
家族との別れ。
時間の喪失。
孤独。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は明るい
危機の規模は同じくらい大きい。
それでもユーモアがあります。
ロッキーが入ると空気がかなり変わる
二人のやり取りには笑える場面が多く、暗くなりすぎません。
映画としての重厚感|『インターステラー』
音楽。
映像。
静寂。
時間の感覚。
大画面で見る意味が非常に強い作品です。
キャラクターの親しみやすさ|『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
グレースとロッキーの会話が楽しい。
キャラクターそのものを好きになりやすいです。
何度も見たくなるのは?
これも好みです。
考察のために見返すなら『インターステラー』
伏線。
時間。
重力。
ラスト。
理解を深めるため再鑑賞したくなる作品です。
キャラクターに会いたくて見返すなら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
グレース。
ロッキー。
二人の関係をもう一度見たくなるタイプです。
SF初心者なら?
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
映画版は比較的入りやすく作られています。
難しいSFが好きなら?
『インターステラー』。
特に時間・重力・ブラックホールに興味があるなら楽しみやすいです。
『インターステラー』好きに『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はおすすめ?
おすすめできます。
ただし、
「同じような映画」ではありません。
共通するのは科学への信頼
人類が絶望的な状況でも、
観測する。
考える。
試す。
協力する。
その積み重ねに希望を置いています。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はさらに「異なる存在との協力」を描く
人類だけで問題を解くのではありません。
別の文明と知識を交換します。
映画版は特に「協力」が強い
原作者アンディ・ウィアーは映画版について、原作の「協力」というテーマをさらに前面へ出した点を評価しています。
『インターステラー』より明るいSFが見たいなら向いている
人類滅亡もの。
でも重すぎない。
最後に温かい感情が残る。
そういう作品を求めるならかなり相性がいいです。
まとめ|どっちが面白いかは「何で感動したいか」で決まる
『インターステラー』がおすすめなのは、
壮大な映像。
重厚なSF。
ブラックホールと相対論。
親子の物語。
を楽しみたい人。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』がおすすめなのは、
科学的な問題解決。
未知の生命。
テンポのいいSF。
グレースとロッキーの友情。
を楽しみたい人です。
壮大さと重厚感なら『インターステラー』。
科学の楽しさとキャラクターへの愛着なら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
優劣というより、「家族と時間」に心を動かされたいか、「友情と科学」に心を動かされたいかで選ぶと分かりやすい2作品です。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を原作でも楽しみたい方へ
映画で科学部分が物足りなかった人には、原作では相対論・星間航行・異星生命の設定までかなり詳しく描かれています。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をAudibleで聴きたい方へ
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、Amazonのオーディオブックサービス「Audible」でも配信されています。
長編小説なので、通勤中や家事をしながら少しずつ楽しみたい方にも向いています。映画を観たあとに原作を振り返りたい方や、グレースとロッキーの物語をもう一度じっくり味わいたい方にもおすすめです。
Audibleで『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をチェックする
