『VIVANT』130億円の誤送金は誰が仕組んだ?犯人と目的を解説
※この記事には『VIVANT』第1シーズン第4話までの重大なネタバレがあります。
『VIVANT』第1話のすべての始まりとなったのが、丸菱商事で発生した130億円の誤送金です。
本来の金額を大幅に超える金が送金され、担当者だった乃木憂助が責任を問われます。
しかし、もちろん乃木が単純に入力を間違えたわけではありません。
では誰が誤送金を仕組んだのでしょうか。
なぜ130億円もの金が動いたのでしょうか。
この記事では、誤送金事件の犯人と、その裏側にあった仕組みを整理します。
結論|誤送金は単純なミスではなかった
最初に結論を言うと、130億円の誤送金は乃木の操作ミスによって偶然発生したものではありません。
何者かによって意図的に仕組まれた不正です。
乃木は自分が担当していた案件だったため、身の潔白を証明し、金を取り戻すためにバルカへ向かいます。
乃木はなぜバルカへ行った?
丸菱商事から巨額の金が送金され、その責任が乃木に向けられます。
このままでは会社員としての立場そのものが危うくなります。
そこで乃木は送金された金の行方を追い、バルカ共和国へ向かいます。
ここから野崎、薫、ドラムらとの出会いにつながっていきます。
誤送金を追う中で太田梨歩が浮上する
乃木たちが社内の送金記録などを調べていくと、財務部の太田梨歩が重要人物として浮上します。
第4話では、乃木たちが誤送金を仕組んだ人物として太田へたどり着きます。
ところが、ここで事件は単純な「社員による横領」では終わりません。
太田梨歩の正体はブルーウォーカー
太田には、丸菱商事の社員とは別の顔があります。
彼女は「ブルーウォーカー」と呼ばれる非常に高い技術を持つハッカーでした。
その能力が誤送金事件にも利用されていました。
太田については、『VIVANT』太田梨歩の正体は?ブルーウォーカーと誤送金事件の関係を解説で詳しく整理しています。
しかし太田だけを「黒幕」と考えると話が合わない
重要なのはここです。
太田が技術的に関与していたとしても、事件全体を太田一人の意思だけで説明することはできません。
太田の背後には、彼女を利用していた人物がいました。
その一人として大きな役割を持つのが山本です。
山本には丸菱商事社員とは別の顔があった
山本は乃木の会社の同僚として登場します。
しかし物語が進むと、その裏に別の顔があることが判明します。
山本はテントにつながる「モニター」でした。
つまり誤送金事件は、丸菱商事内部だけで完結する不正ではなく、テントへつながる事件だったのです。
山本については、『VIVANT』山本はなぜ裏切った?モニターの正体と最後を解説で詳しく扱っています。
「モニター」とは何?
『VIVANT』におけるモニターは、テントのために外部で活動する協力者です。
組織の中枢に常にいる人物だけがテントではありません。
社会の中に紛れた協力者が存在することで、テントの実態がさらに見えにくくなっています。
なぜ誤送金事件が物語の入口になった?
ここからは構成上の考察です。
第1話だけを見ると、『VIVANT』は企業の巨額誤送金を追うドラマにも見えます。
しかし金を追う。
バルカへ行く。
テントへ近づく。
乃木の正体が明らかになる。
ベキへたどり着く。
このように誤送金は、物語のすべてを動かす最初のドミノになっています。
乃木が事件に巻き込まれたのは本当に偶然?
乃木は表向き、誤送金事件の担当者として巻き込まれます。
しかし乃木の本当の正体は別班員です。
そのため物語が進むにつれ、単なる「不運な商社マン」という第1話の印象そのものが崩れていきます。
乃木の二つの顔については、『VIVANT』乃木憂助の正体は?商社マンと別班員「2つの顔」を解説で詳しく整理しています。
誤送金編は第4話で大きな区切りを迎える
第1話から続いてきた誤送金事件は、第4話で大きな真相へたどり着きます。
しかし『VIVANT』全体から見ると、ここはまだ前半です。
誤送金の裏側を追ったことでテントという存在が見え、物語は企業犯罪から国家レベルの秘密へ一気に広がっていきます。
誤送金事件は乃木の正体を隠す仕掛けでもあった
ここからは考察です。
視聴者は序盤、「乃木は130億円の誤送金に巻き込まれたかわいそうな社員」として彼を見ます。
だからこそ、後から別班員だと分かったときの衝撃が大きくなります。
誤送金事件はストーリーを始めるだけでなく、乃木を普通の会社員だと思わせるための大きな目くらましにもなっていたと考えられます。
誤送金からテントまで一気に整理したい方へ
誤送金事件からバルカ、別班、テント、ベキまでの流れを最初から確認したい方は、全10話をまとめた記事もあります。
『VIVANT』ネタバレ解説|全10話のあらすじ・伏線・結末・最終回まで完全整理
まとめ
130億円の誤送金は、乃木の単純な入力ミスではありません。
太田梨歩のハッカーとしての能力が関係し、その背後にはテントにつながる山本らの存在がありました。
そして乃木が金を追ってバルカへ向かったことで、野崎や薫と出会い、テント、別班、ベキへと物語がつながっていきます。
130億円の誤送金は、『VIVANT』という巨大な物語を動かした最初の事件だったのです。
