『VIVANT』山本はなぜ裏切った?モニターの正体と最後を解説
※この記事には『VIVANT』第1シーズン第4話以降の重大なネタバレがあります。
『VIVANT』前半で大きな衝撃を与える人物が、丸菱商事の山本巧です。
乃木憂助と同じ会社で働く人物として登場しますが、その正体は単なる商社マンではありませんでした。
山本はなぜ会社を裏切ったのでしょうか。
そもそも「モニター」とは何なのでしょうか。
そして、なぜ山本は最後に乃木たちによって追い詰められることになったのでしょうか。
この記事では、山本の正体から最後までを整理します。
山本は丸菱商事の社員として登場する
山本は物語序盤、丸菱商事で働く乃木の同僚として登場します。
この時点では、乃木と同じ会社にいる普通の人物に見えます。
しかし『VIVANT』では、表向きの肩書だけで人物を判断することはできません。
山本の正体はテントの「モニター」
物語が進むと、山本がテントにつながる人物だったことが判明します。
山本はテントのために外部で活動する「モニター」でした。
つまり丸菱商事の社員として生活しながら、その裏でテントにつながる活動をしていたことになります。
モニターとは何者?
テントの構成員全員がバルカの拠点にいるわけではありません。
外部に存在し、組織のために動く協力者もいます。
山本の存在によって、テントのネットワークが日本社会の中にも入り込んでいることが分かります。
テント全体については、『VIVANT』テントとは何だった?目的・組織・マークの意味を完全解説で詳しく整理しています。
山本は誤送金事件にも関係していた
丸菱商事で起きた130億円の誤送金事件を追っていくと、太田梨歩だけでなく山本の存在へつながっていきます。
つまり序盤の企業内不正と、後半のテントをめぐる物語は別々ではありません。
山本がその二つをつなぐ重要人物の一人です。
誤送金事件については、『VIVANT』130億円の誤送金は誰が仕組んだ?犯人と目的を解説で詳しく扱っています。
山本はなぜテントに協力した?
ここは注意が必要です。
山本がなぜテントのモニターになったのか、その思想形成や加入までの人生が詳細に描かれているわけではありません。
そのため「この出来事が原因で山本はテントに入った」と具体的な過去を作ってしまうことはできません。
第1シーズンで確実に分かるのは、山本がテント側のモニターとして活動していたということです。
山本の正体を突き止めた乃木
山本の正体が明らかになる過程は、乃木という人物を見るうえでも非常に重要です。
それまで乃木は、誤送金に巻き込まれた商社マンとして視聴者に見えていました。
ところが山本をめぐる展開で、その印象が大きく変わります。
黒須が登場し、乃木のもう一つの世界が見える
ここで重要人物として登場するのが黒須駿です。
黒須は乃木と同じ別班員。
山本を追う場面を通して、乃木がこれまで視聴者に見せていなかった世界が一気に表へ出てきます。
黒須については、『VIVANT』黒須はなぜ乃木に撃たれた?裏切りではなかった作戦の真相でも詳しく扱っています。
山本の最後が乃木の正体を示す
山本をめぐる一連の場面で、視聴者は乃木が普通の会社員ではないことを決定的に知ることになります。
それまでの頼りなさそうな乃木とはまったく違う顔です。
山本の正体が暴かれると同時に、乃木自身の正体も視聴者へ突きつけられる構成になっています。
野崎は山本の死に違和感を持つ
山本をめぐる事件は、ここで終わりません。
公安の野崎は山本の死に違和感を覚えます。
そして乃木を徹底的に調べ始めます。
これによって公安の野崎が、別班員である乃木の秘密へ近づいていきます。
野崎がいつ乃木を疑ったのかは、『VIVANT』野崎守は乃木の正体にいつ気づいた?公安と別班の攻防を解説で詳しく整理しています。
山本は「表の顔と裏の顔」という作品テーマを象徴する
ここからは考察です。
山本は丸菱商事の社員でありながら、裏ではテントのモニター。
乃木も丸菱商事の社員でありながら、裏では別班員。
二人は立場こそ正反対ですが、社会の中で別の顔を隠して生きているという点では似ています。
だからこそ山本の正体が明らかになる場面で、同時に乃木の正体も大きく動き始めるのでしょう。
山本の裏切りはテントの怖さも示している
テントの恐ろしさは、バルカに巨大な拠点を持っていることだけではありません。
日本で普通に働いている人物が、実はテントにつながっている。
山本の存在によって、「誰が敵なのか分からない」という『VIVANT』の緊張感が一気に高まります。
乃木の正体が明らかになる流れを見返したい方へ
山本をめぐる展開は、第1シーズン前半でも特に大きな転換点です。
まとめ
山本は丸菱商事の社員として登場しますが、その裏ではテントにつながるモニターとして活動していました。
130億円の誤送金事件にもつながる重要人物であり、山本の正体を追うことで乃木と黒須の別班としての顔も表に出てきます。
ただし、山本がなぜモニターになったのかという詳細な過去まで、すべてが劇中で説明されたわけではありません。
山本の正体が暴かれると同時に乃木の正体も動き出す。
山本は『VIVANT』前半を、企業ドラマから別班とテントの物語へ切り替える重要な人物だったのです。
