※この記事にはNetflixシリーズ『ガス人間』第3話以降・最終回までのネタバレがあります。

『ガス人間』第3話のタイトルにもなっている、

「日誌」

とは何だったのでしょうか。

正式には、

「ホワイトセンター業務日誌」

です。

一見すると古い福祉施設の記録ですが、この日誌をめぐって、

藤代会。

警察。

甲野京子(蒼井優)。

そして過去を隠したい人々が動きます。

Netflix公式第3話あらすじでも、藤代会の若頭・大友リキが日誌を使って「ある組織」をゆすろうとすることが明記されています。

つまりこの日誌には、

27年前のホワイトセンターで何が行われていたかをたどれる、非常に危険な記録

が残されていました。

日誌を保管していたのは元所長・小畑

ホワイトセンターの元所長だった小畑は、当時の業務日誌を保管していました。

小畑は過去の出来事に強い罪悪感を抱えています。

そしてガス人間による連続殺人が始まると、自分も過去から逃げ続けることができなくなります。

日誌は過去を証明する数少ない記録

ホワイトセンターで起きた出来事は、長い間隠されていました。

関係者が口を閉ざせば、27年前の事件を現在から証明するのは難しい。

そこで重要になるのが、当時の業務日誌です。

口頭の証言ではなく、施設側が残した記録。

だからこそ、過去を隠したい側にとって非常に危険でした。

何が書かれていた?

本編では、日誌の全ページが視聴者へ文章として公開されるわけではありません。

そのため、

「日誌にはこの文章が書かれていた」

と全文を断定することはできません。

ただし物語から、少なくとも、

  • ホワイトセンターの業務記録
  • 当時そこで起きた出来事
  • 施設にいた人物や作業に関する情報
  • 過去の関係者へつながる手掛かり

が含まれていたことが分かります。

蓮の名前も真相へつながる

日誌をたどることで、ガス人間の過去とホワイトセンターがつながっていきます。

ガス人間・堤田蓮(UTA)は、27年前の事件の当事者でした。

つまり日誌は、

現在の怪人と過去の福祉施設をつなぐ橋

でもあります。

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小畑は日誌を京子へ渡そうとする

京子はホワイトセンターの真相を追います。

小畑も最初から簡単にすべてを話すわけではありません。

しかし最終的には、過去を隠し続けるのではなく、真実を残す方向へ気持ちが動きます。

その鍵となるのが日誌です。

ところが藤代会が日誌を奪う

日誌は京子の手へ安全に渡る前に、藤代会側の手へ渡ります。

Netflix公式第3話あらすじでも、

「ホワイトセンター業務日誌は藤代会の手に」

と明記されています。

ここから日誌は、単なる過去の記録ではなく、現在の権力争いの材料になります。

大友リキは日誌で「ある組織」をゆすろうとする

藤代会の若頭・大友リキは、日誌の価値に気付きます。

そして父・大友三郎へ、日誌を使って背後にいる「ある組織」をゆすることを提案します。

ここで視聴者にも、

ホワイトセンターの背後には藤代会よりさらに大きな力がある

ことが見えてきます。

なぜ日誌が脅迫材料になる?

ただの福祉施設の日誌なら、権力者を脅すことはできません。

藤代会が日誌を利用できると判断したということは、

そこから過去の秘密や関係者へたどれる情報があったことを意味します。

つまり日誌は、

「誰が何を隠したのか」を暴く可能性を持つ証拠

だったわけです。

日誌は一度、破棄されそうになる

日誌の存在が危険だからこそ、隠蔽側は記録を残したくありません。

物語では日誌の原本そのものが安全に保存され続けるわけではありません。

しかし情報が完全に消えれば事件の真相も消えてしまいます。

そこで、記録された内容の一部が別の形で残ることが重要になります。

日誌をめぐって警察内部の不審な動きも見える

同じ第3話では、京子の携帯電話が盗聴されていたことも判明します。

京子は警察内部にも情報を外へ流している人物がいるのではないかと疑います。

日誌をめぐる動きと盗聴が同時に描かれることで、

「ヤクザだけの問題ではない」

ことが分かってきます。

警察も完全な味方ではなかった

物語が進むと、警察内部にも過去の隠蔽とつながる人物がいることが明らかになります。

岡本賢治(小栗旬)は刑事ですが、組織全体が同じ方向を向いているわけではありません。

このため、日誌のような記録がなければ、内部から事実を消される危険もありました。

日誌から「無風」へ

日誌そのものだけで、すべての黒幕が一度に判明するわけではありません。

しかし、

ホワイトセンター。

藤代会。

警察。

そしてさらに上の権力。

と、真相をたどる入口になります。

最終的に京子は「無風」の全貌へ近づいていきます。

日誌は「被害者の記録」でもある

この日誌の一番重要な意味は、権力者の名前だけではありません。

ホワイトセンターで生きていた人たちがいた。

危険な作業へ送られた。

そして戻ってこなかった。

そうした人たちの存在を、過去から現在へ残す記録でもあります。

記録がなければ事件は「なかったこと」にされる

『ガス人間』では、何度も隠蔽が行われます。

人が死んでも消す。

記録を消す。

知っている人間を黙らせる。

そうすれば、事件そのものが存在しなかったことにできます。

だから日誌が重要です。

記録が残っている限り、完全には消せない。

これは記者である京子の仕事とも重なります。

第3話タイトルが「日誌」なのも納得できる

第1話ではガス人間そのものが恐怖でした。

第2話でホワイトセンターが浮上。

第3話では日誌によって、事件が個人の怪奇殺人から「過去を隠した組織」の問題へ変わります。

つまり日誌は、物語のスケールを一段大きくするアイテムです。

旧作には同じ日誌はない

1960年版『ガス人間第一号』には、Netflix版のホワイトセンター業務日誌にあたる設定はありません。

これは完全オリジナルストーリーとしてリブートされたNetflix版で追加された要素です。

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日誌は最終的に何を証明した?

日誌だけですべての事件が解決したわけではありません。

しかし、

ホワイトセンターで危険なことが起きていた。

藤代会が関わっていた。

背後にさらに大きな存在がいる。

という流れを作りました。

そこから賢治や京子が別の証拠や証言をたどり、最終的に三浦へ近づいていきます。

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まとめ

ホワイトセンター業務日誌は、27年前の施設の実態と現在のガス人間事件をつなぐ重要な記録でした。

ただし、本編では日誌の全文が視聴者へ公開されるわけではないため、細かな記載内容をすべて断定することはできません。

確実に言えるのは、

日誌が藤代会にとって脅迫材料になり、隠蔽側にとって消したいほど危険な情報だった

ということです。

そして、この記録があったからこそ、27年前に「なかったこと」にされた人々の存在が、現在の事件へ戻ってくることになりました。