『ガス人間』東京駅カーアクションはどう撮った?全面封鎖ロケと撮影方法を解説
※この記事にはNetflixシリーズ『ガス人間』の撮影内容と一部シーンのネタバレがあります。
Netflix『ガス人間』で映像的な見せ場の一つとなったのが、東京駅前のカーアクションです。
「本当に東京駅前で撮ったの?」
「車の横転まで現地で撮影した?」
と気になった人も多いと思います。
結論からいうと、
東京駅前では実際に大規模なロケを行い、危険性の高い車両アクションについては別撮りした実車素材とVFXを組み合わせています。
この記事では作品テーマには広げず、東京駅カーアクションをどう撮影したのかに絞って整理します。
東京駅前で実際に撮影した
東京駅前の映像は、単純なCG背景ではありません。
実際の東京駅前を使った大規模ロケが行われています。
普段は車や人の往来が非常に多い場所だけに、実現するだけでも大掛かりな準備が必要でした。
実現まで長期間の交渉が行われた
東京駅前のロケを実現するため、制作側は長期間にわたって関係各所と調整を進めました。
撮影そのものは短時間でも、その前段階には年単位の準備が必要だったことになります。
なぜセットではなく東京駅を使った?
本作に登場するガス人間は、現実には存在しないSF的な存在です。
その一方で、周囲の街や車はできるだけ現実に寄せています。
実在する東京の風景へ非現実的なガス人間を置く
ことで、映像全体の現実感を高めています。
カーアクションはすべて東京駅前で撮ったわけではない
ここは重要です。
東京駅前で車両を使った撮影を行っていますが、危険性の高いすべてのスタントをその場で実施したわけではありません。
特に車が大きく跳ね上がったり横転したりする部分は、別の場所で撮影した素材を使用しています。
車の横転は実車で別撮り
横転する車そのものについては、実車を使ったスタント撮影が行われています。
ただし安全に実施できる別の場所で撮影。
その実車素材と東京駅前の背景を組み合わせています。
つまり、
「車の横転まで全部CG」ではありません。
東京駅背景と実車素材を合成
制作工程を簡単に整理すると、
東京駅前で実景と車両アクションを撮影。
↓
危険な横転部分は別の場所で実車撮影。
↓
東京駅の背景と組み合わせる。
↓
VFXで一続きの場面として仕上げる。
という方法です。
参考にされたのは海外の大規模カーアクション
制作側は海外作品のカーアクションも参考にしながら、車両を実際に動かす方法を検討しています。
CGだけに頼らず、実車の重量や動きを映像へ残すことが重視されました。
『ダークナイト』を思わせる実車アクション
車両が大きく反転する映像については、『ダークナイト』の有名な車両アクションも参考の一つとして挙げられています。
重要なのは、
物理的に動く実車の迫力をまず撮り、それをVFXで拡張する
という考え方です。
VFXは「実写を置き換える」より「つなぐ」ために使われた
東京駅カーアクションでは、実写素材が大きな土台になっています。
車。
道路。
東京駅前。
スタント。
それらを実際に撮影し、VFXで危険部分やガス人間を追加します。
そのため、画面全体に実車ならではの重量感が残ります。
VFXを担当した白組
『ガス人間』のVFXには白組が参加しています。
カーアクションでは、実写素材と東京駅の背景を自然につなぎながら、現実には存在しないガス人間も同じ画面へ配置します。
見えないガス人間と戦う撮影
撮影現場に本物のガス人間はいません。
そのため俳優やスタント側は、
「この位置にガス人間がいる」
と想定して芝居や運転を行う必要があります。
後からVFXでガスの動きを追加することで、実車とガス人間が直接攻防しているように見せています。
大友側の車両アクションも複数工程で作られた
劇中の車両横転も、一つの場所で一度に完成させた映像ではありません。
実車のスタント。
東京駅の実景。
ガス人間のVFX。
背景合成。
複数の素材を重ね、一続きのアクションへ仕上げています。
「全部CG」に見えない理由
車そのものが実際に動き、実際に横転している素材を使っているためです。
CGで一から作った車とは違い、
重量。
サスペンションの動き。
地面への接触。
車体の変形。
といった物理的な情報が最初から映像に含まれます。
東京駅カーアクションの撮影方法を整理
| 要素 | 撮影方法 |
|---|---|
| 東京駅前 | 実際の場所で大規模ロケ |
| 通常の車両走行 | 実車撮影 |
| 危険な横転 | 別の場所で実車スタント |
| 東京駅との一体化 | 背景合成・VFX |
| ガス人間 | VFXで追加 |
まとめ|実在の東京駅+実車スタント+VFXで作られた
『ガス人間』の東京駅カーアクションは、東京駅前の実景を使った大規模な撮影を土台にしています。
ただし危険性の高い車両横転まで、すべて東京駅前で行ったわけではありません。
別の場所で撮影した実車スタントを、東京駅の映像やVFXと組み合わせています。
実景ロケ。
実車スタント。
VFX。
この3つを組み合わせることで、ガス人間という非現実的な存在が、本物の東京駅前で車と戦っているように見える映像が作られています。
