※この記事には2026年版『GTO』第4話の重大なネタバレがあります。

2026年版『GTO』第4話で、鬼塚英吉を教師生命の危機まで追い込んだ鈴木百花

百花はフェイクの写真や動画を使い、鬼塚が生徒へセクハラしたかのように見せかけます。

しかし百花は、最初から鬼塚を憎んでいたわけではありません。

事件の背景にあったのは、1年B組の同調圧力と、百花自身が「陽キャ」を演じ続けていた苦しさでした。

鈴木百花は1年B組のムードメーカー

鈴木百花を演じているのは大島美優さんです。

クラスでは明るく、誰とでも話せる「陽キャ」のような立ち位置。

周囲を盛り上げる役割を自然に期待されていました。

しかし、それが百花の本当の姿のすべてではありません。

きっかけは「鬼塚にお仕置きが必要」という書き込み

1年B組のチャットに、

「そろそろ鬼塚にはお仕置きが必要」

という趣旨の書き込みが現れます。

クラスメートたちの間では、誰が鬼塚を陥れるのかという空気ができていきました。

そこで周囲から期待の目を向けられたのが百花でした。

百花は周囲の期待に応えようとした

公式では、百花はクラスメートからの期待に応えるように鬼塚へ「お仕置き」を実行したと説明されています。

つまり、

「自分が本当に鬼塚を陥れたいから」

というよりも、

「周囲が自分にそれを期待しているから」

という要素が大きかったのです。

フェイク写真・動画で鬼塚をセクハラ教師に

百花は鬼塚へ接近。

その後、鬼塚には身に覚えのない写真や動画が学校内に拡散されます。

映像だけを見れば、鬼塚が女子生徒へ不適切な行動をしたように見える内容でした。

職員室には抗議電話が殺到。

鬼塚は「セクハラ教師」として糾弾され、解雇の危機に陥ります。

2026年版らしい「フェイク」の怖さ

この事件は、1998年版にはなかった問題です。

スマートフォンやSNSによって、一度写真や動画が拡散されれば、事実確認より先に評判が作られてしまいます。

本人が「やっていない」と言っても、一度広がった映像の印象を完全に消すのは難しい。

2026年版『GTO』が令和を舞台にする意味が強く表れたエピソードです。

百花はなぜ「陽キャ」を演じていた?

百花は、ただ明るい性格だからクラスを盛り上げていたわけではありません。

公式の振り返りでは、百花にはケンカが絶えない家庭を明るくしたいという思いがあり、「陽キャ」を演じ続けていたことが説明されています。

家庭でも学校でも、明るい百花でいなければならない。

その状態が百花を追い詰めていました。

周りの空気に逆らえなかった

百花の事件で最も重要なのは、単なる「悪い生徒のいたずら」ではないことです。

クラスの期待に応えなければ、自分の居場所がなくなる。

自分は明るくてノリがよく、みんなが期待することをやる人間でなければならない。

その同調圧力から逃げられず、鬼塚を陥れるところまで行ってしまいます。

鬼塚は百花を責めなかった

フェイク動画によって教師生命を絶たれかけた鬼塚。

普通なら百花へ怒りを向けても不思議ではありません。

しかし鬼塚は、百花を単純な加害者として責めませんでした。

むしろ、百花が何に悩んでいるのかを知ろうとします。

鬼塚が見ていたのは「自分を陥れた生徒」ではなく、追い詰められている一人の高校生でした。

百花自身が抱えている問題を鬼塚は見た

鬼塚の教師としての特徴は、表面に出ている行動だけで生徒を判断しないことです。

悪いことをしたなら、それだけで切り捨てる。

そうではなく、

「なぜそんなことをしたのか」

を見ようとします。

百花のフェイク動画事件も、その典型です。

事件後、百花は鬼塚を慕うようになる

第5話では、謹慎明けの百花がマスゲーム部の一員となり、鬼塚を慕っていることが描かれています。

鬼塚が百花を「悪い生徒」として捨てなかったことが、その後の関係を変えました。

自分を陥れた生徒すら見放さないところに、鬼塚の教師としての強さがあります。

1998年版にも「教師を陥れる生徒」はいた

1998年版でも、菊地善人や相沢みやびなど、鬼塚を追い出そうとする生徒が登場しました。

しかし2026年版では、その方法がフェイク動画やSNSに変わっています。

鬼塚へ反発する生徒という基本構図は同じでも、その背景にある問題は時代に合わせて変化しています。

1998年版『GTO』菊地善人はなぜ鬼塚の味方になった?天才生徒との関係を解説

1998年版『GTO』相沢みやびはなぜ鬼塚を嫌った?教師を信用しなくなった理由を解説

百花の事件は「鬼塚はずし」にもつながる

第4話の百花による事件だけで、「鬼塚はずし」のすべてが解決したわけではありません。

その後も鬼塚への攻撃は続いていきます。

百花自身が黒幕だったという単純な話ではなく、クラスの中にはさらに別の動きがあります。

そのため百花の事件は、物語前半の大きな転換点でもあります。

1年B組の生徒はこちら

百花以外の生徒がどのような悩みを抱えているのかはこちらでまとめています。

『GTO 2026』1年B組の生徒一覧|それぞれの問題と鬼塚との関係を整理

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まとめ

鈴木百花が鬼塚をフェイク写真・動画で陥れた理由は、鬼塚を心から憎んでいたからではありません。

クラスの空気に逆らえず、「明るくノリのいい百花」へ向けられた期待に応えようとしてしまったことが大きな理由です。

さらに百花は、ケンカの絶えない家庭を明るくしようと、普段から陽キャを演じ続けていました。

第4話が描いていたのは、フェイク動画の怖さだけではありません。

周囲の空気に合わせ続け、本当の自分を出せなくなった高校生の苦しさでした。