1998年版『GTO』菊池善人はなぜ鬼塚の味方になった?天才生徒との関係を解説
※この記事には1998年版『GTO』のネタバレがあります。
1998年版『GTO』で、鬼塚英吉を最初に追い詰めた生徒の一人が、窪塚洋介さん演じる菊池善人です。
頭が良く、パソコンを使った合成写真まで作って鬼塚を陥れようとした菊池。
ところが物語が進むと、菊池は鬼塚を認め、むしろ理解者に近い立場へ変わっていきます。
では、菊池はなぜ鬼塚の味方になったのでしょうか。
菊池善人は2年4組きっての秀才
菊池善人は、鬼塚が担任を務める2年4組の生徒です。
頭脳明晰で、クラスの中でも特に知的な人物として描かれています。
感情的に暴れるタイプではありません。
むしろ相手を観察し、頭を使って追い詰めるタイプです。
そんな菊池も、最初は鬼塚を教師として認めていませんでした。
第2話で鬼塚の合成写真を作る
第2話では、学校の掲示板に鬼塚の恥ずかしい写真が貼り出されます。
しかし本物ではありません。
菊池がパソコンを使って作った合成写真でした。
鬼塚を教師として失脚させるための嫌がらせです。
鬼塚が問いただすと、菊池はあっさり自分が作ったことを認めます。
隠れることすらしません。
それだけ菊池は、教師という存在を恐れていなかったということです。
菊池はなぜ教師を信用していなかった?
2年4組には、教師を信用していない生徒が多く集まっています。
菊池もその一人でした。
教師は口では生徒のためと言いながら、結局は学校や自分の立場を守る。
そんな大人を冷静に見ていました。
そのため鬼塚についても、最初は「どうせほかの教師と同じ」と考えていたのでしょう。
だからこそ、わざと問題を起こし、どこまで耐えられるのか試すような行動を取ります。
菊池は授業をボイコットして登校拒否する
鬼塚に合成写真の件を問いただされたあと、菊池は授業をボイコットし、登校しなくなります。
鬼塚が説得しても話を聞こうとしません。
冬月あずさも菊池の家へ向かいます。
この時点では、教師と生徒という立場そのものに強い距離を置いていることが分かります。
鬼塚は菊池と「教師らしく」接しなかった
鬼塚と菊池の関係が変わった理由の一つは、鬼塚が普通の教師とは違ったからです。
鬼塚は、教師の権威を使って菊池を押さえつけようとはしません。
頭の良さで勝とうとするわけでもありません。
むしろ一人の人間として真正面から菊池とぶつかります。
菊池にとって、これは想定外だったはずです。
鬼塚は自分の立場より生徒を優先した
菊池が鬼塚を見る目を変えていくうえで重要なのは、その後の鬼塚の行動です。
鬼塚は、吉川のぼるがいじめられていると知れば助けます。
村井国雄の家庭問題にも踏み込みます。
学校側からクビにされそうになっても、生徒を見捨てません。
菊池は頭が良いからこそ、言葉ではなく行動を見ています。
鬼塚が本当にほかの教師とは違うことを、少しずつ理解したのでしょう。
菊池は鬼塚に「負けた」のではない
ここからは考察です。
菊池が鬼塚の味方になったのは、鬼塚に力で負けたからではありません。
むしろ、菊池が試していた「本当に信用できる大人なのか」という問いに、鬼塚が行動で答え続けたからではないでしょうか。
菊池は頭が良いため、きれいごとだけでは納得しません。
鬼塚が自分のために損をしてでも生徒を守る姿を見て、ようやく教師として認めたと考えると自然です。
菊池が味方になると2年4組の空気も変わる
菊池はクラスの中でも影響力のある生徒です。
そんな菊池が鬼塚への攻撃をやめ、理解する側へ回ったことは、2年4組全体にも影響します。
鬼塚を追い出すというクラスの流れが少しずつ崩れていきます。
それでも最後まで強く鬼塚に反発し続けるのが相沢みやびです。
菊池とみやびの違いを見ると、「教師への不信」が同じでも、抱えている理由が違うことが分かります。
相沢みやびはなぜ鬼塚を嫌った?
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吉川のぼるを助けた事件も重要
菊池が鬼塚という教師を見るうえで、吉川のぼるをめぐる事件も重要です。
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2024年には大人になった菊池が再登場
菊池善人を演じた窪塚洋介さんは、2024年『GTOリバイバル』にも同じ役で再登場しました。
26年前に鬼塚と対立した生徒が、大人になって再び鬼塚と顔を合わせています。
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原作『GTO』もチェック
菊池善人は原作漫画でも重要な生徒の一人です。
ドラマ版との違いを比べながら読むのもおすすめです。
まとめ
菊池善人は、最初から鬼塚の味方だったわけではありません。
第2話ではパソコンで合成写真を作り、鬼塚を追い出そうとします。
しかし鬼塚は、教師という立場を振りかざさず、生徒と一人の人間として向き合いました。
さらにその後も、自分の立場を危険にさらしながら生徒を守り続けます。
菊池は、その行動を見て鬼塚を教師として認めていったのでしょう。
頭の良い菊池だからこそ、言葉ではなく行動で示す鬼塚を評価した。
それが、敵だった菊池が鬼塚の理解者へ変わっていった大きな理由だと考えられます。
