『汝、星のごとく』最後はどうなる?櫂と暁海の結末を解説
※この記事には『汝、星のごとく』原作小説の結末に関する重大なネタバレがあります。
高校時代に出会った櫂と暁海は、強く惹かれ合いながらも、一度は別々の人生へ進みます。
では最終的に、二人の関係はどうなるのでしょうか。
この記事では櫂個人の病気や暁海個人の人生全体ではなく、「櫂と暁海という二人の関係が最後にどこへ着地するのか」に絞って解説します。
- 結論|二人は結婚しないが、人生の最後に再び同じ時間を生きる
- 二人は好きなまま別れた
- 別れたあとも二人の関係は完全には切れない
- 暁海が結婚したことで櫂との関係が否定されたわけではない
- 櫂の病気によって二人の時間がもう一度動き出す
- 暁海は「妻になるため」に戻るのではない
- 若い頃にできなかった「同じ場所で暮らす」が最後に実現する
- 二人の関係を決定づけるのは「最後に誰を選んだか」だけではない
- 二人は瀬戸内へ戻る
- 花火の場面が二人の関係の終着点
- 二人は「結ばれた」と言えるのか
- 「一緒になる=結婚」ではないところが二人らしい
- 櫂の死後、暁海の人生は続く
- まとめ|二人は「夫婦」ではなくても最後に互いを選ぶ
- 『汝、星のごとく』を原作でも読みたい方へ
結論|二人は結婚しないが、人生の最後に再び同じ時間を生きる
櫂と暁海は最終的に夫婦にはなりません。
しかし、櫂の人生の最後には暁海がそばにいます。
つまり二人の結末は、
「復縁して結婚する」
でも、
「完全に別々の人生になって終わる」
でもありません。
二人は好きなまま別れた
櫂と暁海が離れたのは、気持ちが完全になくなったからではありません。
卒業後、櫂は東京へ行き、暁海は島に残ります。
生活する場所も、背負っているものも違っていきます。
その結果、好きという感情だけでは同じ人生を維持できなくなります。
別れたあとも二人の関係は完全には切れない
恋人という形は終わっても、互いの存在まで消えるわけではありません。
二人は長い年月、それぞれ別の生活を続けます。
暁海は北原先生と結婚し、櫂も自分の仕事と人生を生きます。
それでも、二人の間にあったものは単純な「昔の恋」で終わりません。
暁海が結婚したことで櫂との関係が否定されたわけではない
暁海の夫は北原先生です。
そのため、
「では櫂とは結ばれなかったのか」
と思うかもしれません。
しかしこの作品では、結婚だけが人と人との関係の最終形とは描かれていません。
櫂の病気によって二人の時間がもう一度動き出す
長く離れていた二人が再び同じ場所で生きるきっかけになるのが、櫂の病気です。
櫂に残された時間が少ないことを知った暁海は、自分がどうしたいかを考えます。
そして櫂のそばへ行くことを選びます。
暁海は「妻になるため」に戻るのではない
暁海が櫂のもとへ行くことは、北原先生との結婚をなかったことにするという意味ではありません。
また、櫂ともう一度正式に夫婦になることが目的でもありません。
残された時間を櫂と一緒に生きたい。
という自分の気持ちを選びます。
若い頃にできなかった「同じ場所で暮らす」が最後に実現する
高校卒業後の二人は、東京と島に離れます。
その距離が関係を難しくした大きな要因でした。
しかし人生の最後になって、二人は同じ場所で暮らします。
長い時間を遠回りしたあと、ようやく日常を共有します。
二人の関係を決定づけるのは「最後に誰を選んだか」だけではない
櫂と暁海の関係は、最後の数か月だけでできたものではありません。
高校時代。
遠距離恋愛。
別れ。
別々の人生。
その全部を経た上で、最後にもう一度同じ時間を選びます。
二人は瀬戸内へ戻る
櫂は最期が近づく中、瀬戸内へ戻ることを望みます。
暁海も同行します。
二人が出会った場所へ、人生の最後になって戻ることになります。
花火の場面が二人の関係の終着点
瀬戸内へ戻った二人は花火を見ます。
ここで櫂は最期を迎えます。
病気そのものや櫂の最期について詳しく知りたい方はこちらです。
二人は「結ばれた」と言えるのか
これは、何をもって「結ばれる」と考えるかで変わります。
戸籍上の夫婦にはなりません。
一生を同じ家で暮らしたわけでもありません。
それでも、
人生の最後に櫂がそばにいてほしい相手。
その時間を自分の意思で共にすると暁海が選んだ相手。
として二人は再び向き合います。
「一緒になる=結婚」ではないところが二人らしい
櫂と暁海は、若い頃に想像するような一直線の恋愛を生きません。
恋をしても別れる。
別の人と生活する。
それでも大切な存在であり続ける。
その複雑さを残したまま最後を迎えます。
櫂の死後、暁海の人生は続く
二人の関係には区切りがつきますが、暁海の人生まで終わるわけではありません。
その先は『星を編む』へ続きます。
▶ 『汝、星のごとく』続編『星を編む』とは?その後の物語を解説
まとめ|二人は「夫婦」ではなくても最後に互いを選ぶ
櫂と暁海の関係の結末だけを整理すると、
高校時代に恋人になる。
卒業後は別々の場所で暮らす。
一度は別れる。
暁海は北原先生と結婚する。
櫂の病気をきっかけに、暁海が再び櫂のそばへ行く。
人生の最後に二人は同じ時間を過ごす。
という関係です。
二人は「結婚したから結ばれた」のではありません。
長く離れて生きたあと、それでも最後にもう一度一緒にいることを選んだ。
そこに櫂と暁海の結末があります。
『汝、星のごとく』を原作でも読みたい方へ
二人が別れてから再び同じ時間を過ごすまでの感情の変化は、原作で読むとより細かく追えます。
