※この記事には1998年版『GTO』第1話のネタバレがあります。

1998年版『GTO』の第1話では、反町隆史さん演じる鬼塚英吉が、どのようにして高校教師になったのかが描かれます。

元暴走族。

決して優等生ではない。

しかも教師を目指した理由も、最初から立派なものではありません。

それなのに、なぜ鬼塚は教師になれたのでしょうか。

鬼塚英吉は元暴走族

鬼塚英吉は25歳。

元暴走族という異色の経歴を持っています。

高校を中退したあと大検を受け、大学へ進学。

大学を卒業したものの、教師として働いているわけではありませんでした。

それでも鬼塚には、高校教師になりたいという夢があります。

鬼塚が教師になりたかった理由

鬼塚が最初から教育に情熱を持っていたわけではありません。

むしろ動機はかなり不純です。

「女子高生と楽しく付き合いたい」

という気持ちも、教師を目指す大きな理由の一つでした。

現在の鬼塚から考えると信じられないほど軽い動機ですが、ここが重要です。

『GTO』は、立派な教師が生徒を救う話ではありません。

最初は教師として未完成だった鬼塚自身が、生徒たちとの出会いによって教師になっていく物語なのです。

1998年版『GTO』鬼塚英吉はなぜ教師になった?元暴走族からGTOになるまでを解説

冴島から教員募集を教えられる

鬼塚の友人である警察官・冴島龍二が、私立高校の教員募集を教えます。

鬼塚はこれを教師になるチャンスだと考え、面接を受けに行きます。

しかし、鬼塚の経歴や態度は、一般的な教師像とは大きくかけ離れています。

当然、面接は順調には進みません。

内山田教頭に門前払いされる

面接を担当するのは、内山田教頭と学年主任の中丸。

二人は鬼塚をまともな教師候補として扱いません。

鬼塚は最初から歓迎されていないのです。

ところが面接の途中、内山田が生徒を見下すような態度を取ります。

それを見た鬼塚は黙っていません。

自分の採用がどうなるかよりも、生徒を人間として扱わない大人の態度に腹を立てます。

この場面に、のちの鬼塚の教師としての本質がすでに表れています。

理事長の桜井あきらが鬼塚を見ていた

普通なら、ここで鬼塚の教師への道は終わるはずでした。

しかし鬼塚の様子を見ていた人物がいました。

理事長の桜井あきらです。

桜井は、学校にいる問題を従来の教師とは違う方法で変えてくれる人物を求めていました。

鬼塚の経歴や学歴ではなく、目の前の生徒に対して本気で怒れるところを見ます。

そして鬼塚を教師として採用します。

鬼塚がいきなり担任になった

鬼塚は念願だった高校教師になります。

しかも、いきなりクラス担任を任されます。

担当するのは2年4組。

ところがこのクラスは、学園でも有名な問題クラスでした。

過去には教師を追い詰め、辞めさせてきた生徒たちが集まっています。

他の教師たちが鬼塚に急に優しくなったのも、2年4組を押し付けられたからでした。

最初の敵は生徒だった

鬼塚は念願の教師になりました。

しかし生徒たちは鬼塚を歓迎していません。

鬼塚を辞めさせるため、さまざまな罠を仕掛けます。

その中心の一人が水樹ナナコです。

さらに渡辺マサルや依田ケンジらも関わり、鬼塚を陥れようとします。

普通の教師なら大問題になります。

しかし鬼塚は、その仕掛けにただ怯えるだけではありません。

生徒たちと同じ土俵に降り、自分のやり方で向き合っていきます。

鬼塚がナナコの家庭問題に踏み込む

水樹ナナコには、家庭の問題がありました。

鬼塚は、表面上の態度だけでナナコを「問題児」と決めつけません。

家庭で何が起きているのかまで踏み込んでいきます。

第1話の段階ですでに、鬼塚の教師としての基本姿勢は完成しています。

問題行動の裏側を見る。

生徒本人の話を聞く。

必要なら家庭にまで入っていく。

これが、その後の全12話で何度も繰り返される鬼塚のやり方です。

鬼塚が「教師」になった本当の瞬間

書類上では、理事長に採用された瞬間に鬼塚は教師になっています。

しかし物語として考えると、第1話で生徒の問題へ本気で踏み込んだ瞬間から、鬼塚は本当の意味で教師になり始めたと言えるでしょう。

最初は女子高生目当て。

それでも目の前で困っている生徒を見れば放っておけない。

この矛盾こそが鬼塚英吉の面白さです。

2年4組との戦いはここから始まる

第1話で鬼塚は教師になります。

しかしこれはゴールではありません。

本当の物語はここからです。

2年4組には、菊池善人、吉川のぼる、相沢みやび、村井国雄など、それぞれ大きな問題を抱えた生徒がいます。

鬼塚は彼らとぶつかりながら、少しずつ信頼を得ていきます。

1998年版『GTO』ネタバレ解説|全12話のあらすじ・結末・最終回まで完全整理

原作『GTO』もチェック

ドラマ版の鬼塚と、藤沢とおるさんの原作漫画の鬼塚には違いもあります。

鬼塚英吉というキャラクターの原点を知りたい方は、原作第1巻から読むとより分かりやすいです。

¥594 (2026/09/14 21:18時点 | Amazon調べ)

まとめ

1998年版『GTO』第1話では、元暴走族の鬼塚英吉が高校教師になります。

きっかけは冴島から教員募集を教えられたこと。

面接では内山田教頭らに拒絶されますが、鬼塚の行動を見ていた理事長・桜井あきらに見込まれて採用されます。

そして担当するのは、学園でも最も問題の多い2年4組。

最初は不純な動機で教師を目指した鬼塚が、本当の教師になっていく物語は、ここから始まります。