※この記事には、ドラマ『君の好きは無敵』最終回までのネタバレがあります。

『君の好きは無敵』で大きな見どころとなったのが、草壁杏奈(松本若菜)と瀬尾深月(佐野勇斗)の恋愛です。

最初は、隙間バイトで偶然出会っただけの2人。

しかも性格も価値観もまったく違います。

「好き」や「かわいい」がよく分からない杏奈。

キャラクターへの愛情を何より大切にする瀬尾。

そんな2人は、一緒にチュチュチュエラを作るうちに特別な関係になっていきます。

しかし第9話では、瀬尾のプロポーズを杏奈が拒絶。

杏奈はデザイン瀬尾を辞め、「もう会うことはない」とまで告げます。

では最終的に2人は付き合ったのでしょうか。

結論から言うと、最終回で杏奈と瀬尾はお互いの恋愛感情を認め、結婚を望む関係まで進みます。

杏奈と瀬尾の出会いは隙間バイト

2人の出会いはロマンチックなものではありません。

コンサル会社を辞めた杏奈が、隙間バイトとして領収書整理をすることになった相手が瀬尾でした。

杏奈は、世間知らずな瀬尾が悪質なクライアントと仕事をしようとしているところへ介入します。

しかし結果的には瀬尾の仕事を失わせてしまいます。

その埋め合わせとして、杏奈は瀬尾のキャラクター作りを手伝うことになります。

最初は恋愛ではなく「仕事の相棒」だった

2人の関係は、最初から恋愛ではありません。

むしろ衝突ばかりです。

瀬尾は感覚でキャラクターを作る。

杏奈は論理的に考える。

それでも、互いに持っていない能力を相手が持っていました。

だから一緒に仕事をする中で、最強の組み合わせになっていきます。

チュチュチュエラが2人の関係を変える

2人が生み出した新キャラクターがチュチュチュエラです。

チュエラが形になっていくにつれ、杏奈自身も「好き」という感覚に目覚めていきます。

一方、瀬尾にとって杏奈は、単なる仕事の手伝いをしてくれる人ではなくなっていきます。

2人にとってチュエラは、仕事の成果であると同時に、関係をつないだ存在でもあります。

瀬尾はいつ杏奈への恋を自覚した?

第5話では、瀬尾が杏奈を見るたびに胸の痛みを感じるようになります。

本人はその感情が何なのか、すぐには理解できません。

そして第6話で、瀬尾はついに杏奈への気持ちがだと自覚します。

杏奈はまったく気づいていません。

ここから2人の恋愛は、瀬尾の片思いとして進んでいきます。

『君の好きは無敵』瀬尾深月はなぜ杏奈を好きになった?2人の関係を考察

杏奈は瀬尾を恋愛対象として見ていなかった?

少なくとも序盤から中盤にかけて、杏奈は瀬尾の気持ちに気づいていません。

杏奈が大切にしていたのは、瀬尾との仕事です。

一緒にキャラクターを作ること。

チュエラを育てること。

デザイン瀬尾という場所。

それらが杏奈にとって「好き」になっていきます。

だから恋愛と仕事が混ざったとき、杏奈は簡単に受け入れることができませんでした。

瀬尾は杏奈を守ろうとするようになる

物語が進むにつれ、瀬尾にとって杏奈は非常に大切な存在になります。

第9話では、杏奈の過去を暴露され傷つけられたことで、瀬尾は感情をむき出しにします。

普段の瀬尾とは違うほど強く怒る姿からも、杏奈への思いの大きさが分かります。

ただ、その強い「好き」が後に2人をすれ違わせることにもなります。

第9話で瀬尾がプロポーズ

デザイン瀬尾が危機を乗り越えようとする中、瀬尾は杏奈へ結婚を申し込みます。

普通のラブコメなら、ここで大きな進展になる場面です。

しかし杏奈の反応はまったく逆でした。

杏奈は瀬尾のプロポーズを受け入れません。

そしてデザイン瀬尾を辞めることを選びます。

杏奈はなぜプロポーズを嫌がった?

杏奈は瀬尾が嫌いだったから離れたわけではありません。

杏奈にとって瀬尾との仕事の関係が、それほど大切だったからです。

恋愛感情を向けられたことで、それまでの関係には戻れないと感じてしまいます。

自分がやっと見つけた大切な仕事を、恋愛によって失ってしまったように感じたのです。

『君の好きは無敵』杏奈はなぜデザイン瀬尾を辞めた?別れを選んだ理由を解説

「もう会うことはない」で本当に終わった?

杏奈は瀬尾に別れを告げ、デザイン瀬尾を去ります。

瀬尾も大きく傷つきます。

一見すると、完全な失恋です。

しかし最終回では、2人はそれぞれの場所で動き始めます。

瀬尾はチュエラを立て直す。

杏奈はMERRYの再建に関わる。

そして仕事を通して再び道が重なります。

2人の再会が恋愛より先に「仕事」なのが重要

最終回で2人は、恋愛の話だけをするために再会したわけではありません。

キャラクター業界を動かす仕事を通して、再び一緒に行動します。

これは第9話の問題への答えにもなっています。

杏奈にとって、仕事と瀬尾との関係は切り離せないほど大切でした。

だから2人はまず、同じ方向を向いて仕事ができる関係を取り戻します。

最終回で杏奈の気持ちも明らかになる

最終回では、瀬尾だけではなく杏奈も自分の気持ちと向き合います。

杏奈は「好き」という感情そのものを怖がってきました。

しかし最後には、自分も瀬尾と結婚したいという気持ちを認めます。

さらに瀬尾自身を好きだという思いも伝えます。

ここで2人の恋愛は、瀬尾だけの片思いではなくなります。

杏奈と瀬尾は結婚した?

最終回で結婚式まで描かれたわけではありません。

そのため、ドラマ本編で「すでに夫婦になった」とまでは言えません。

ただし、杏奈自身が瀬尾との結婚を望む気持ちを伝えているため、

2人が結婚を見据えた恋人関係になった

と考えるのが自然です。

2人の恋愛はタイトルの意味そのもの

瀬尾は「好き」を強く持つ人物です。

杏奈は「好き」がよく分からない人物でした。

瀬尾の好きは一度、杏奈を傷つけます。

しかし杏奈も最後には、自分の好きから逃げずに受け入れます。

この恋愛は、

好きなら何でもうまくいく

という単純な話ではありません。

自分の好きと相手の好きの両方を尊重できたとき、初めて2人は同じ場所へ戻ることができました。

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まとめ|杏奈と瀬尾は一度別れたからこそ、本当の恋人になれた

杏奈と瀬尾は、仕事を通して出会いました。

一緒にチュチュチュエラを作り、瀬尾は杏奈に恋をします。

しかし瀬尾のプロポーズによって、杏奈は大切な仕事の関係を失ったと感じ、2人は離れます。

それでもチュエラへの思いと仕事が、2人をもう一度つなぎます。

最終回では杏奈も自分の恋愛感情を認め、瀬尾への「好き」を伝えます。

結婚式までは描かれていませんが、2人は結婚を見据える関係へ進みました。

だから『君の好きは無敵』の恋愛は、

出会う → 相棒になる → 片思い → すれ違う → 別れる → 再会する → お互いの好きを認める

という物語だったと言えます。

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