※この記事は、映画『キングダム 魂の決戦』と原作漫画『キングダム』の内容に触れています。映画本編および原作のネタバレを含みますので、未鑑賞・未読の方はご注意ください。

映画『キングダム 魂の決戦』を見たあと、かなり気になるのが、

「これって原作の何巻なの?」

というところだと思います。

特に今回の映画は、

信。

蒙恬。

王賁。

桓騎。

王翦。

媧燐。

万極。

と、一気に重要人物が増えます。

しかも映画は、原作の合従軍編を最後まで描いているわけではありません。

では、どこからどこまでなのか。

今回は集英社公式の単行本収録話数を基準に、映画『キングダム 魂の決戦』と原作の範囲を整理します。

結論|映画『魂の決戦』の中心は原作25巻〜27巻

まず結論です。

映画『キングダム 魂の決戦』の中心となっている原作範囲は、

コミックス25巻〜27巻。

と考えるのが最も分かりやすいです。

具体的には、

25巻:第262話〜第272話

26巻:第273話〜第283話

27巻:第284話〜第294話

が収録されています。

ただし、

映画が25〜27巻をそのまま順番通り全部映像化しているわけではありません。

映画用にエピソードの順番を整理したり、一部を省略・再構成したりしています。

そもそも「合従軍編」は原作何巻から何巻?

ここは集英社公式ではっきりしています。

2026年に発売された、

『キングダム BOXセット 3 合従軍編』

には、

24巻〜33巻

が収録されています。

つまり集英社公式の区分では、

合従軍編=24巻〜33巻。

です。

映画『魂の決戦』は、この巨大な合従軍編の前半部分を映像化した作品です。

「魂の決戦=24巻〜33巻全部」ではない

ここは非常に重要です。

「合従軍編が24巻〜33巻なら、映画もその全部?」

と思うかもしれません。

違います。

『魂の決戦』で描かれるのは、合従軍が秦へ侵攻し、函谷関防衛戦が始まる序盤。

そして大きなクライマックスが、

信vs万極。

です。

合従軍編には、このあとも非常に大きな戦いが続きます。

そのため映画だけを見ると、

「まだ終わってないよね?」

と感じる終わり方になります。

25巻|合従軍の侵攻と函谷関への集結

まず映画の土台になるのが、

25巻。

集英社公式によると、25巻は第262話〜第272話を収録しています。

収録話は、

第262話「超大国の侵攻」

第263話「想像の埒外」

第264話「迫り来る合従軍」

第265話「外交の仕事」

第266話「因縁の子」

第267話「詰んだ盤面」

第268話「一堂に会す」

第269話「戦国四君」

第270話「函谷関集結」

第271話「開戦の口火」

第272話「麃公突貫」

です。

タイトルだけでも分かるように、

合従軍が秦へ迫る→秦の武将が函谷関へ集結→戦争開始

という今回の映画の導入部分が、ほぼここに集中しています。

映画冒頭の「秦が囲まれる」恐怖は25巻

映画では、秦へ次々と他国軍が迫っていることが判明します。

楚だけではない。

趙も。

魏も。

韓も。

燕も。

さらに斉まで加わった六国連合軍。

「秦一国を、それ以外の国が全部で潰しに来る」

という絶望的な状況です。

この、

「秦国完全包囲網」

が描かれるのが25巻です。

集英社公式の25巻紹介も、まさにこの状況を中心にしています。

函谷関に武将が並ぶ場面も25巻

映画でかなりテンションが上がるのが、秦の武将たちが一堂に会する場面です。

麃公。

蒙武。

騰。

王翦。

桓騎。

そして若手の、

信。

蒙恬。

王賁。

一気にキャラクターが増えます。

原作25巻には、

第268話「一堂に会す」

第270話「函谷関集結」

が収録されています。

映画の「秦オールスター感」は、このあたりがベースになっています。

26巻|函谷関攻防戦が本格化

続く26巻は、

第273話〜第283話。

集英社公式の紹介でも、

「函谷関攻防戦」

とはっきり書かれています。

収録話は、

第273話「趙軍の指揮官」

第274話「蜘蛛の巣」

第275話「本能型の才」

第276話「鳳明の手」

第277話「桓騎、向かい合う」

第278話「父子の情」

第279話「蒙恬の剣」

第280話「部隊長の質」

第281話「莫邪刀」

第282話「王騎が認めた男」

第283話「互いの自負」

です。

26巻には映画で気になった新キャラ要素がかなり詰まっている

26巻の話タイトルを見ると面白いです。

「桓騎、向かい合う」

「父子の情」

「蒙恬の剣」

「王騎が認めた男」

など、映画で今回初めて強く存在感を出した人物たちにつながる話が並んでいます。

つまり映画を見て、

「桓騎って何者?」

「王翦と王賁ってどんな親子?」

「蒙恬って本当に強いの?」

「騰ってこんなに強かったの?」

と思った方には、26巻もかなり面白いです。

27巻|信vs万極はここ

そして映画『魂の決戦』で最も重要なのが、

27巻。

集英社公式の27巻紹介には、はっきり、

「悲しき怨念に囚われた趙軍の凶将・万極との一騎打ち」

とあります。

つまり映画最大の見せ場、

信vs万極

は27巻です。

27巻の収録話

27巻は、

第284話〜第294話。

収録話は、

第284話「呪いそのもの」

第285話「穴だらけの荒野」

第286話「答えのない」

第287話「人間全て」

第288話「初日の報告」

第289話「化けてみせろ」

第290話「女傑・媧燐」

第291話「膠着」

第292話「韓の兵器」

第293話「短期戦」

第294話「蒙武の檄」

です。

万極との戦いは第284話〜第287話付近が中心

27巻前半では、信と万極の戦いが中心になります。

万極は長平の惨劇を生き延びた人物。

秦への強烈な憎悪を抱えています。

そして信は、万極との戦いを通して、

「自分たちは何のために戦っているのか」

を真正面から突きつけられます。

これは映画でもかなり重要なテーマとして扱われています。

集英社公式でも27巻を、

「決戦初日の大一番」

として紹介しています。

第288話「初日の報告」が一つの区切り

27巻には、

第288話「初日の報告」

があります。

タイトル通り、函谷関防衛戦の初日が一区切りする話です。

映画『魂の決戦』も、

合従軍との戦争全体を終わらせるのではなく、初日の戦いを大きな区切りとしている

ため、原作との対応を考えるうえで非常に分かりやすいポイントです。

媧燐が本格登場するのは第290話

映画の最後で、

「この人、次に絶対重要になるよね」

という雰囲気を出すのが、

媧燐。

原作27巻では、

第290話「女傑・媧燐」

という、そのままのタイトルの回があります。

つまり映画が万極戦の決着だけで完全に締めず、

次の戦局で重要になる媧燐を印象づける

のは、原作27巻後半への橋渡しとしても分かりやすい構成です。

では映画は「何話まで」と言える?

ここは少し慎重に考えた方がいいです。

映画は漫画を一話ずつ完全に順番通り映像化していません。

複数のエピソードをまとめたり、順番を入れ替えたりしています。

そのため、

「映画は第○○話で完全に終了」

と一本の線だけで区切るのは正確ではありません。

ただ、大きな物語の流れとしては、

25巻の第262話付近から始まり、27巻前半〜中盤付近までが映画の中心。

と考えるのが安全です。

特に信vs万極まで読みたいなら、27巻が重要です。

「続きだけ読みたい」なら27巻からでいい?

はい。映画を見たあとなら、27巻から読むのが一番分かりやすいです。

映画と原作では構成が少し違うので、

「映画の最後の次のページから完全につながる」

わけではありません。

そのため、27巻を最初から読むのがおすすめです。

信と万極の戦いを原作で読み直しながら、その後の函谷関攻防戦へそのまま進めます。

映画の最初から原作で読みたいなら25巻

一方、

「映画で見た合従軍編を最初から原作で読みたい」

という方なら、

25巻から。

がおすすめです。

25巻には、

合従軍の侵攻。

秦王宮の混乱。

函谷関への集結。

開戦。

までが入っています。

映画で一気に進んだ序盤を、原作ではより細かく読めます。

合従軍編を全部読みたいなら24巻から33巻

映画の続きを含め、合従軍編そのものを全部読みたいなら、

24巻〜33巻。

です。

これは推測ではなく、集英社公式の

『キングダム BOXセット 3 合従軍編』

が24〜33巻を収録しているためです。

映画はその前半部分。

原作ではこのあとさらに戦争が大きく動きます。

映画では合従軍編までの3年間が大きく省略されている

実写映画シリーズだけを見ている方が最も驚きやすい部分です。

前作『大将軍の帰還』では王騎が死亡。

そして『魂の決戦』では、

いきなり3年後。

信は千人将になっています。

この間、原作では何も起きていなかったわけではありません。

かなり大きな物語があります。

原作では「山陽攻略戦」がある

映画では大幅に省略されていますが、王騎の死から合従軍編までの間には、

山陽攻略戦

があります。

ここで信は、

蒙恬。

王賁。

と本格的に関わります。

原作を読んでいる人にとっては、3人はすでにお互いをよく知るライバルです。

ところが映画では山陽攻略戦を大きく飛ばしたため、

『魂の決戦』で蒙恬と王賁を一気に紹介する必要が生まれています。

だから映画の蒙恬と王賁は少し説明が足りなく感じる

映画だけを見ると、

「志尊淳の人、急に出てきたけど強いの?」

「神尾楓珠の王賁はなんで信にあんな感じなの?」

と思うかもしれません。

これは原作で描かれた彼らとの関係構築が、映画ではかなり圧縮されているためです。

原作では、信・蒙恬・王賁は、

同世代の若手将として互いを強く意識するライバル

になっています。

『キングダム』蒙恬はなぜ人気?強さ・性格・信や王賁との関係を原作から解説

『キングダム』王賁とは何者?王翦との親子関係・信との確執・強さを原作から解説

映画と原作の違い① 王騎の死から3年間を大幅圧縮

最も大きい違いです。

映画はシリーズのテンポを優先し、王騎の死から合従軍侵攻まで一気に進みます。

そのため、

信がどうやって千人将になったのか。

蒙恬とどう出会ったのか。

王賁となぜライバルなのか。

などの積み重ねがかなり省略されています。

この部分を補完したいなら、映画だけではなく原作を遡って読む価値があります。

映画と原作の違い② キャラクター紹介を合従軍編へ集約

原作では以前から登場している人物でも、映画では『魂の決戦』が実質的な初登場になるケースがあります。

特に、

蒙恬。

王賁。

桓騎。

王翦。

などです。

そのため映画では、原作の複数エピソードで少しずつ分かっていく人物像を、短い時間で印象づけています。

映画と原作の違い③ 桓騎と王翦はまだ「顔見せ」に近い

映画を見て、

「坂口憲二の桓騎って、すごい人気キャラらしいけどあまり戦わなかった」

「王翦って重要そうなのに仮面つけて立ってるだけ?」

と感じた方もいると思います。

これは、

映画が合従軍編の序盤までしか描いていないから。

です。

原作では、このあと桓騎も王翦も存在感を大きく増していきます。

『キングダム』桓騎はなぜ人気?残虐なのに支持される理由と過去を原作から解説

『キングダム』王翦はなぜ仮面をかぶっている?素顔・目的・王賁との関係を考察

映画と原作の違い④ 信vs万極を映画の大きなクライマックスにしている

原作では合従軍編がまだまだ続きます。

しかし映画一本には、きちんとした感情的なクライマックスが必要です。

そこで映画『魂の決戦』では、

信vs万極

を大きな軸にしています。

万極が背負っている長平の怨念。

信が目指す中華統一。

「過去の恨みを未来へ繰り返すのか」

というテーマまで含めて、一本の映画として成立させています。

映画と原作の違い⑤ 原作ではさらに多くの戦場が同時進行する

合従軍編の特徴は、

戦場が一つではない

ことです。

秦軍vs六国。

しかも函谷関周辺の複数地点で、別々の将軍が同時に戦っています。

原作では、

どの将軍がどこにいるのか。

敵の狙いは何なのか。

どの軍が押しているのか。

をかなり細かく追えます。

映画では上映時間があるため、その全部を同じ密度では描けません。

原作を読むと桓騎・王翦・蒙恬・王賁の印象がかなり変わる

『魂の決戦』は、新キャラクターの入口としては非常に分かりやすいです。

ただし原作まで読むと、印象がさらに変わります。

桓騎は、ただ怖そうな男ではありません。

王翦は、ただ無表情な仮面の将軍ではありません。

蒙恬は、ただ軽そうな青年ではありません。

王賁も、ただプライドが高いわけではありません。

それぞれにかなり深い背景があります。

特に王賁と王翦は親子関係まで知ると面白い

映画でも王賁と王翦が親子だと分かります。

しかし二人は、典型的な仲の良い父子ではありません。

王賁は王翦を強く意識します。

そして王翦の王賁への態度も、非常に複雑です。

この父子関係は、原作を読み進めるほど重要になります。

『キングダム』王賁とは何者?王翦との親子関係・信との確執・強さを原作から解説

映画を見たあと原作はどこから読むのがおすすめ?

目的別に分けると分かりやすいです。

映画と同じところを最初から読みたい
→ 25巻から。

信vs万極を原作で読みたい
→ 27巻。

映画の続きを早く読みたい
→ 27巻から読み直して、そのまま28巻へ。

合従軍編を全部読みたい
→ 24巻〜33巻。

蒙恬・王賁との出会いからきちんと読みたい
→ 合従軍編より前の山陽攻略戦まで戻る。

「映画の続き」だけなら28巻からじゃダメ?

完全にダメではありません。

ただしおすすめは、

27巻から。

です。

映画では原作の順番が再構成されているため、28巻からいきなり読むと、

「映画で見ていない話がある」

「この人いつ動いた?」

となる可能性があります。

27巻を最初から読むことで、映画の万極戦と原作の流れをつなぎ直せます。

映画で気になった万極戦は27巻を選べば間違いない

今回、単行本を一冊だけ選ぶなら、

27巻。

です。

理由は集英社公式の紹介文そのものが、

信と万極の一騎打ちを27巻の中心として紹介しているからです。

映画『魂の決戦』で万極との戦いが印象に残った方なら、一番直結しています。

合従軍編はここからさらに面白くなる

『魂の決戦』を見終わると、

「これだけ大人数が出たのに、まだ活躍してない人が多い」

と感じると思います。

その感覚は正しいです。

桓騎。

王翦。

蒙武。

媧燐。

呉鳳明。

オルド。

成恢。

など、ここから本格的に動く人物が大量にいます。

映画は、

合従軍編の本当の恐ろしさを見せ始めたところ

で終わっています。

まとめ|『魂の決戦』は25〜27巻が中心。合従軍編全体は24〜33巻

映画『キングダム 魂の決戦』の原作範囲を整理すると、

映画の中心:25巻〜27巻

合従軍編全体:24巻〜33巻

です。

集英社公式では、

25巻が第262話〜272話。

26巻が第273話〜283話。

27巻が第284話〜294話。

となっています。

映画序盤の合従軍侵攻と函谷関集結は25巻。

函谷関防衛戦の本格化は26巻。

そして、

信と万極の一騎打ちは27巻。

です。

ただし映画は漫画をそのまま一話ずつ映像化しているわけではありません。

王騎の死から3年間を大幅に圧縮。

蒙恬・王賁などの人物紹介も合従軍編へまとめています。

そのため、

「映画は第○話で完全終了」

と考えるより、

「25〜27巻を中心に合従軍編序盤を再構成した映画」

と理解するのが一番正確です。

映画の続きを読みたい方も、27巻から読み直すと非常につながりが分かりやすいです。


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信と万極の戦いを原作で読みたい方へ

映画『キングダム 魂の決戦』で大きな見どころとなる信と万極の戦いは、原作コミックス27巻で描かれています。

万極が背負う長平の恨みと、信がぶつける「これから」の考え方まで、映画だけでは拾いきれない心理ややり取りをじっくり読めます。

映画で信vs万極が印象に残った方は、まず27巻から読むのがおすすめです。

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