※この記事には『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』の基本設定について一部触れています。

映画『オデッセイ』が好きだった人なら、

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も見るべき?

と気になると思います。

結論から言えば、

かなりおすすめです。

同じ原作者アンディ・ウィアーの作品で、科学的な問題解決やユーモアなど、共通する魅力が多いからです。

ただし「オデッセイをそのまま宇宙の遠くへ移した作品」ではありません。

結論|『オデッセイ』の問題解決が好きなら相性がいい。ただし友情と異星生命が加わる

『オデッセイ』で好きだった部分が、

科学でトラブルを解決するところ。

主人公のユーモア。

宇宙の極限状況。

なら、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はかなり向いています。

さらに本作では、

異星文明とのファーストコンタクト。

友情。

が加わります。

おすすめ理由1|また「科学で何とかする」

アンディ・ウィアー作品の醍醐味です。

謎の超能力。

奇跡。

突然の救世主。

ではなく、

手元にある情報から考えて解く。

『オデッセイ』のポテト栽培が好きだった人には刺さりやすい

目の前の問題を科学へ分解する。

必要なものを計算する。

実験する。

同じ楽しさがあります。

ただし問題はもっと未知

『オデッセイ』では、火星という場所自体は人類が知っています。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』では、

未知の生命体そのものを調べます。

「答えが教科書にない」科学になる

アストロファージ。

タウメーバ。

異星生命。

グレースは、人類が初めて見るものを調べます。

おすすめ理由2|主人公のユーモア

マーク・ワトニーの魅力の一つは、極限状態なのに妙に明るいところです。

グレースにも同じような軽さがあります。

難しい科学説明が読みやすい

ずっと深刻な顔で数式を説明されると重い。

そこへ主人公のツッコミや冗談が入る。

アンディ・ウィアーらしい読みやすさがあります。

おすすめ理由3|孤独な宇宙から始まる

『オデッセイ』は火星で一人。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は宇宙船で一人。

最初の孤独感は共通しています。

ただし途中から大きく違う

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』にはロッキーがいます。

ここから作品の性格が変わります。

おすすめ理由4|「一人で解く」から「二人で解く」へ

『オデッセイ』では基本的に、ワトニー自身が火星で問題を解きます。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』では、グレースが自分とはまったく異なる相手と協力します。

ロッキーとの役割分担が楽しい

グレースは科学者。

ロッキーは優秀な技術者。

一人ではできないことを、お互いに補います。

▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』グレースとロッキーはどうやって意思疎通した?科学で友情が生まれた理由

おすすめ理由5|SFのスケールが大きい

『オデッセイ』は太陽系内。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、

別の恒星系。

星間宇宙船まで登場する

タウ・セチまで約11.9光年。

人類が現在経験していない規模の宇宙旅行です。

おすすめ理由6|科学だけでなくファーストコンタクトがある

ここは『オデッセイ』にはない魅力です。

未知の知的生命体と、

どう会話する?

何を共通点にする?

どう信頼する?

というSFらしいテーマが入ります。

しかもロッキーは人間型宇宙人ではない

目もない。

生活環境も違う。

言語も違う。

かなり異質です。

▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』ロッキーとは何者?正体・種族・故郷エリドを解説

おすすめ理由7|感動の種類が違う

『オデッセイ』の感動は、

「絶対に諦めない一人を、みんなで助ける」

感動。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は友情

まったく違う生物同士が、最後には命を預け合う。

こちらはかなり感情的に強いです。

おすすめ理由8|主人公が完璧な英雄ではない

グレースには弱さがあります。

最初からすべてを受け入れた自己犠牲の英雄ではありません。

だから人物ドラマが強い

自分の弱さを知る。

ロッキーと出会う。

最後に自分で選ぶ。

主人公の変化が大きいです。

『オデッセイ』より向いていない人もいる?

います。

完全に現実寄りのSFだけが好きな人

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』には架空の地球外生命が登場します。

そのため、

現在の科学技術だけで成立してほしい

という人には、『オデッセイ』の方が好みかもしれません。

宇宙人が出るSFが苦手な人

これも好みです。

本作では地球外生命との接触が物語の中心になります。

ただし「宇宙戦争」にはならない

レーザー。

宇宙艦隊。

侵略。

ではありません。

科学者同士が協力するファーストコンタクト。

です。

『オデッセイ』と同じものを期待すると違う

アンディ・ウィアー自身も、『The Martian』の焼き直しにならないよう、グレースが解く問題を別のものにしたと語っています。

だから「似てるけど別作品」

作風は同じ。

テーマは違う。

見る順番はある?

ありません。

続編ではないため、『オデッセイ』を見なくても理解できます。

▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は『オデッセイ』の続編?2作品の関係を解説

でも両方見ると作者の特徴がよく分かる

科学。

ユーモア。

楽観主義。

問題解決。

共通する部分が見えてきます。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はその先へ進んだ作品

『オデッセイ』では、

一人の人間が科学で生き延びる。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』では、

二つの文明が科学で互いを救う。

アンディ・ウィアーらしさを残してスケールアップ

だから『オデッセイ』ファンにはかなり相性があります。

まとめ|『オデッセイ』の「科学で何とかする」が好きなら、かなりおすすめ

『オデッセイ』好きに『プロジェクト・ヘイル・メアリー』をおすすめできる理由は、

科学的な問題解決。

宇宙の極限状況。

主人公のユーモア。

失敗してもまた考える姿勢。

というアンディ・ウィアーらしい魅力が共通しているからです。

ただし本作ではそこへ、

地球外生命。

星間宇宙。

ファーストコンタクト。

友情。

が加わります。

『オデッセイ』をもう一度見せられるのではなく、

「あの問題解決の楽しさを残したまま、もっと大きな宇宙へ進んだ作品」

と考えると一番近いでしょう。


『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を原作でも読みたい方へ

『オデッセイ』原作の科学的な試行錯誤が好きだった人なら、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』原作もかなり相性がいい作品です。

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