『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』どっちが面白い?設定・科学・主人公を比較
※この記事には『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』の設定について一部ネタバレがあります。
アンディ・ウィアー原作の代表作、
『オデッセイ』。
そして、
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
どちらも「宇宙×科学×絶体絶命」が魅力ですが、見終わった満足感はかなり違います。
結局どっちが面白いの?
と迷う人向けに、設定・科学・主人公・感動・スケールで比較します。
結論|リアルな宇宙サバイバルなら『オデッセイ』、壮大なSFと友情なら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
単純な上下ではありません。
現実に近い科学サバイバルが好き。
→ 『オデッセイ』。
宇宙の謎・異星生命・友情まで楽しみたい。
→ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
と考えると選びやすいです。
設定の分かりやすさ|『オデッセイ』
『オデッセイ』の設定は非常に分かりやすいです。
火星に一人取り残された。
助けが来るまで生きろ。
これだけで物語へ入れます。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は謎から始まる
主人公自身が、
自分は誰?
ここはどこ?
なぜ宇宙にいる?
という状態。
少しずつ設定を理解していく作品です。
序盤の入りやすさは『オデッセイ』
複雑なSF設定が苦手なら、『オデッセイ』の方が入りやすいでしょう。
世界の広がりは『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
舞台は太陽系を越えます。
さらに、
未知の生命体。
別の文明。
異なる惑星環境。
まで登場。
SFとしてのワクワク感はかなり強い
「こんな宇宙が本当にあったら?」
という想像を楽しむなら、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が強いです。
科学のリアルさ|『オデッセイ』
『オデッセイ』は、現在の科学技術の延長で考えやすい作品です。
火星。
酸素。
食料。
ローバー。
通信。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』には大きな架空設定がある
アストロファージ。
タウメーバ。
エリド人。
ここは完全なSFです。
▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』科学は本当に正しい?アストロファージ・重力・宇宙航行を解説
ただし科学的な考え方はどちらも面白い
問題を発見。
仮説を作る。
計算。
実験。
失敗。
やり直す。
この面白さは共通です。
主人公の爽快感|マーク・ワトニー
ワトニーは非常に前向きです。
問題が起きても、
「さて、どう解決する?」
へ切り替えます。
落ち込んでも行動する
極限状態なのにユーモアがある。
見ている側も暗くなりすぎません。
人物の成長|ライランド・グレース
グレースは、ワトニーより弱さを持った主人公です。
死ぬのが怖い。
自己犠牲したくない。
逃げたい。
だから最後の変化が大きい
物語の最後には、自分の意思で他者のために危険を選びます。
主人公の内面的な変化では、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の方が強いです。
孤独感|『オデッセイ』
ワトニーは火星で一人。
この孤独感は非常に強いです。
景色も広大。
人間が誰もいない。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は途中から孤独ではなくなる
ロッキーの存在があります。
そのため、
一人で耐える話から、二人で乗り越える話へ変わります。
友情・感動|『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
ここはかなり強いです。
グレースとロッキーの関係は、本作の中心。
▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』ロッキーとの友情はなぜ泣ける?2人の関係を考察
『オデッセイ』にも仲間との絆はある
NASA。
クルー。
世界中の人々。
ワトニーを救うため多くの人が動きます。
でも基本は「離れた仲間が一人を救う」
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、
目の前の二人が一緒に友情を作っていく。
違う感動があります。
スケール|『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
『オデッセイ』。
一人の命。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
地球文明。
さらに別の文明。
物語の大きさでは圧倒的
太陽系外まで舞台を広げるため、壮大さは『プロジェクト・ヘイル・メアリー』です。
緊張感|『オデッセイ』もかなり強い
ワトニーの場合、
食料がなくなる。
設備が壊れる。
一つの失敗が死へ直結します。
身近な危険だから怖い
「酸素がなくなる」
「食べ物がなくなる」
非常に分かりやすい危機です。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は知的な緊張感
原因が分からない。
どう解けばいいか分からない。
時間がない。
謎解き要素が強いです。
ユーモア|どちらも強い
これはアンディ・ウィアー作品の共通点です。
極限状態でも笑える。
主人公の軽口が多い。
ロッキーが加わることで別の笑いも生まれる
文化の違い。
言語の違い。
常識の違い。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』ではそこからユーモアが生まれます。
映画として見やすいのはどっち?
シンプルさなら『オデッセイ』。
展開の多さなら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
SF初心者なら『オデッセイ』
まず宇宙サバイバル映画を楽しみたい。
難しい設定は少なめがいい。
なら『オデッセイ』が入りやすいです。
SF好きなら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
異星生命。
星間航行。
ファーストコンタクト。
ハードSF。
全部欲しいならこちら。
『オデッセイ』を見てから『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を見るのも面白い
作者がどう進化したのかが分かります。
一人で解く科学から、二人で解く科学へ
同じ作者でもテーマが変わっています。
▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』の違いは?同じ作者の宇宙サバイバル作品を比較
結局どっちがおすすめ?
科学サバイバルを楽しみたい。
『オデッセイ』。
科学SF+友情+壮大な宇宙を楽しみたい。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
まとめ|方向が違うので、どちらが上というより好みで決まる
『オデッセイ』の強みは、
分かりやすい危機。
現実に近い科学。
マーク・ワトニーの爽快な問題解決。
です。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の強みは、
壮大な宇宙。
異星生命。
科学的な謎解き。
グレースとロッキーの友情。
です。
個人的な生存劇として完成度の高い『オデッセイ』。
そこからさらに世界を広げ、異文明との協力まで描いた『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。
同じ作者だからこそ、似ている部分と進化した部分を比べるとかなり面白い2作品です。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を原作でも楽しみたい方へ
映画以上にアンディ・ウィアーらしい科学的な問題解決を楽しみたい場合は、原作ではさらに細かく描かれています。
