※この記事には『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』の基本設定について触れていますが、重大な結末ネタバレはできるだけ避けています。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を見て、

「これって『オデッセイ』の続編なの?」

と思った人もいるかもしれません。

宇宙。

科学。

孤立した主人公。

トラブルを一つずつ解決する展開。

かなり雰囲気が似ています。

結論|『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は『オデッセイ』の続編ではない

2作品に物語上の直接的なつながりはありません。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、

『オデッセイ』の続編でもスピンオフでもありません。

共通しているのは、

原作者がアンディ・ウィアーであること。

です。

原作『オデッセイ』の作者はアンディ・ウィアー

映画『オデッセイ』の原作は、アンディ・ウィアーの小説『The Martian』。

火星に一人取り残された宇宙飛行士マーク・ワトニーの物語です。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』も同じ作者

こちらもアンディ・ウィアーの小説。

ただし主人公は、

ライランド・グレース。

ワトニーとは別人です。

舞台も別

『オデッセイ』。

火星。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。

太陽系外のタウ・セチ。

同じ宇宙物でも、場所はまったく違います。

時系列でつながっている?

公式に同一世界の続編として扱われているわけではありません。

「『オデッセイ』の何十年後」という設定ではありません。

マーク・ワトニーは登場する?

登場しません。

ワトニーのその後を描く作品でもありません。

NASAの『オデッセイ』事件に言及する?

作品世界を明確につなぐような主要設定として扱われてはいません。

そのため、

『オデッセイ』を見ていなくても『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は完全に理解できます。

なぜこんなに似ているの?

最大の理由は作者の作風です。

アンディ・ウィアーは、

科学的な問題を設定し、主人公が一つずつ解いていく

物語を得意としています。

ウィアー自身も似ていることは認識している

アンディ・ウィアーは、

孤立した科学者が地球から遠い場所で問題を解く

という点で、両作品が似ていることを自覚していると話しています。

ただし「同じ話」にはしないようにした

そのためグレースが直面する問題は、ワトニーとは意図的に変えています。

『オデッセイ』は生存が目的

ワトニーの最大目標は、

自分が生き残り、地球へ帰ること。

です。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は任務成功が目的

グレースの場合、

自分が生き残ることより、地球を救う答えを見つけることが重要。

です。

▶ 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』の違いは?同じ作者の宇宙サバイバル作品を比較

科学のリアルさにも違いがある

『オデッセイ』は、比較的現在の技術の延長に近い作品です。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』では、そこからさらに、

地球外生命。

星間航行。

未知の生命体。

へ広がります。

『オデッセイ』よりSF度が上がっている

宇宙人や未知の生物を扱うため、

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の方がスペキュレイティブSF要素は強い

と言えます。

でも「科学で解く」姿勢は共通

架空の設定が増えても、

観察。

計算。

実験。

検証。

という基本的な解決方法は同じです。

『アルテミス』とはつながっている?

アンディ・ウィアーには『アルテミス』という別のSF小説もあります。

こちらも独立した物語です。

アンディ・ウィアー作品は基本的に独立作品

『オデッセイ』。

『アルテミス』。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。

は、

同じシリーズの第1作・第2作・第3作ではありません。

読む順番も自由

『オデッセイ』を先に読む必要はありません。

『アルテミス』も必要ありません。

どこからでも読めます。

では『オデッセイ』好きに向いている?

かなり向いています。

シリーズではありませんが、作者の魅力はかなり共通しています。

共通するのは「問題解決の気持ちよさ」

絶体絶命。

でも科学的に考えれば何か方法がある。

試してみる。

うまくいく。

また問題発生。

このテンポが好きなら相性はいいでしょう。

ユーモアも似ている

主人公が極限状況でも冗談を言う。

重すぎる話になりません。

ただしロッキーという要素は『オデッセイ』にない

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、物語途中から、

孤独なサバイバルから友情の物語へ

変化します。

だから「オデッセイ2」ではない

似た作風を持ちながら、テーマは別。

ワトニーの続きではありません。

映画版スタッフも別

映画『オデッセイ』はリドリー・スコット監督。

映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督。

映像作品としても別プロジェクトです。

原作者は映画化の違いも楽しんでいる

アンディ・ウィアーは2026年のインタビューで、『オデッセイ』のリドリー・スコットと、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のロード&ミラーでは撮影スタイルがかなり違ったと説明しています。

「同じ作者だから似てる」が正解

シリーズだから似ているのではありません。

アンディ・ウィアーの得意な科学SFの作り方が共通している。

これが一番正確です。

まとめ|続編ではなく、同じ作者が描いた別の宇宙SF

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『オデッセイ』の関係は、

同じ作者アンディ・ウィアーの作品。

ただし、

続編ではない。

主人公も違う。

物語もつながっていない。

見る順番も関係ない。

です。

似ているのは、

科学を使って絶望的な問題を一つずつ解くスタイル。

そして、

極限状態でもユーモアを忘れない主人公。

です。

つまり『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、

『オデッセイ』の続編ではなく、『オデッセイ』で人気になったアンディ・ウィアーらしい科学SFを、さらに星間宇宙と異星文明まで広げた別作品

と考えると分かりやすいでしょう。


『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を原作で読みたい方へ

『オデッセイ』と同じく、映画以上に細かな計算・実験・問題解決を楽しめます。

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長編小説なので、通勤中や家事をしながら少しずつ楽しみたい方にも向いています。映画を観たあとに原作を振り返りたい方や、グレースとロッキーの物語をもう一度じっくり味わいたい方にもおすすめです。

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