『九条の大罪』と『闇金ウシジマくん』はつながってる?作者・世界観・共通点を解説
※この記事には、『九条の大罪』『闇金ウシジマくん』の基本設定に触れる内容があります。
『九条の大罪』を見て、
「これって『闇金ウシジマくん』と同じ世界なの?」
と思った方もいるのではないでしょうか。
街の空気。
裏社会の人物。
追い詰められていく人間。
生々しい会話。
たしかに似ています。
しかも作者は、どちらも真鍋昌平さんです。
ただし結論からいうと、『九条の大罪』が『闇金ウシジマくん』の正式な続編である、あるいは同一世界であるという公式設定は確認されていません。
この記事では『九条の大罪』単体のあらすじには広げず、2作品が物語上つながっているのかという点だけを検証します。
作者はどちらも真鍋昌平
2作品の最も明確な共通点は、作者です。
『闇金ウシジマくん』完結後、真鍋昌平さんが新たに始めた作品が『九条の大罪』です。
そのため、絵柄だけでなく、社会問題への視線や人物の描き方にも共通するものがあります。
『九条の大罪』は『ウシジマくん』の続編ではない
『九条の大罪』は、『闇金ウシジマくん』本編のその後を描く正式な続編として発表されていません。
主人公も別人です。
| 作品 | 主人公 |
|---|---|
| 闇金ウシジマくん | 闇金融業者・丑嶋馨 |
| 九条の大罪 | 弁護士・九条間人 |
九条は、丑嶋の物語を引き継ぐ人物として登場したわけではありません。
同一世界だという公式設定もない
さらに、
「丑嶋と九条は同じ世界のどこかで同時に生きている」
という公式設定も確認されていません。
丑嶋と九条が本編で出会っているわけでもありません。
したがって、現時点では、
作者が同じ別作品
として考えるのが最も安全です。
なぜ同じ世界に見えるのか
それでも両作品がつながって見えるのには理由があります。
真鍋昌平さんが、どちらの作品でも現代社会の表から見えにくい場所を描いているからです。
『闇金ウシジマくん』では闇金融。
『九条の大罪』では刑事弁護。
入口は違っても、そこで出会う人物の中には、
- 半グレ
- 暴力団
- 薬物に関わる人物
- 経済的に追い詰められた人
- 社会から孤立した人
など、似た社会層が登場します。
世界観が似ていても「世界設定が同じ」とは限らない
ここは分ける必要があります。
社会の描き方が似ている。
登場人物の雰囲気が似ている。
会話のテンポが似ている。
それは作者が同じなら自然です。
しかし、それだけで両作品が一つの物語世界を共有している証拠にはなりません。
「シャーラタンタンタン」は共通して登場する
興味深い共通点として、Netflix公式の制作トリビアでは「シャーラタンタンタン」という言葉が紹介されています。
『九条の大罪』では、曽我部が薬を売る場面で登場します。
そしてこの言葉は『闇金ウシジマくん』13巻にも出てきます。
両作品を読んでいる人には、かなり気になる共通ネタです。
共通ネタは同一世界の証拠?
ただし、この言葉が共通しているだけでは同一世界とは断定できません。
作者が自分の別作品へ入れたセルフオマージュ。
読者向けの遊び。
同じ社会を描く中で使った共通表現。
こうした可能性もあります。
公式クロスオーバーが確認されていない以上、「同一世界確定」とまでは言えません。
丑嶋馨は『九条の大罪』に登場する?
少なくとも、丑嶋馨本人が『九条の大罪』の主要人物として登場し、九条と関係を持つような公式クロスオーバーは確認されていません。
そのため、
「いつか九条が丑嶋を弁護するのでは?」
という想像はできますが、現時点ではあくまでファン側の想像です。
九条と丑嶋は似て見えるが立場は正反対
九条と丑嶋は、どちらも感情を大きく表に出さない主人公です。
相手と一定の距離を保っているようにも見えます。
しかし職業上の立場は大きく違います。
丑嶋は闇金融の世界。
九条は法律家。
一方は違法な金貸しの側から社会を見る人物。
もう一方は法制度の中から社会を見る人物です。
似た社会を、まったく違う場所から観察しています。
「金」と「法律」という入口の違い
2作品を比較すると、社会へ入る入口も違います。
『闇金ウシジマくん』では、金が人間を追い詰めます。
『九条の大罪』では、法律が人を守る一方で、被害者側へ割り切れない感情を残します。
同じ作者が、
「社会の仕組みに人間がどう巻き込まれるのか」
を別の制度から描いていると見ると、両作品の関係が分かりやすくなります。
原作『九条の大罪』の内容自体はこちら
このページでは『ウシジマくん』との関係だけに絞っています。
『九条の大罪』そのものがどんな漫画なのかはこちらで整理しています。
『九条の大罪』原作漫画はどんな話?あらすじ・九条間人・作品テーマを解説
まとめ|公式には別作品、ただし作者ならではの共通性はある
『九条の大罪』と『闇金ウシジマくん』は、どちらも真鍋昌平さんの作品です。
社会の暗部や裏社会、人間の弱さを描く点では強い共通性があります。
さらに「シャーラタンタンタン」のような共通ネタもあります。
しかし、
『九条の大罪』が『闇金ウシジマくん』の正式な続編である、あるいは両作品が同一世界であるという公式設定は確認されていません。
「つながったシリーズ」というより、同じ作者が別の主人公・別の制度を入口に現代社会を描いた作品と考えるのが分かりやすいでしょう。
『九条の大罪』を原作漫画で読みたい方へ
『闇金ウシジマくん』が好きだった方なら、真鍋昌平作品らしい空気や人物描写を原作漫画でも楽しめます。
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