※この記事には『トモダチ100人よべるかな?』シーズン1の仕掛けについてネタバレがあります。

『トモダチ100人よべるかな?』を見ていると、少し変わった立ち位置なのが、

設楽統(バナナマン)

バカリズム

です。

一般的なバラエティ番組のMCのように、プレイヤーの横でゲームを進行するわけではありません。

別室から森田哲矢・河合郁人・Mattとトモダチたちを観察。

そして、ときには友情を壊しかねない仕掛けまで投入します。

では、この2人は番組で何をしているのでしょうか。

結論|設楽統とバカリズムは「ゲームマスター」

設楽統とバカリズムの役割は、

ゲームマスター

です。

Prime Video公式でも、2人は番組の主催者として紹介されています。

森田・河合・Mattがプレイヤー。

呼ばれた芸能人がトモダチ。

そして、

その人間関係を観察し、ゲームを動かすのが設楽とバカリズム

です。

普通のMCとはかなり違う

普通のバラエティ番組なら、MCが、

「次のゲームはこちらです」

「現在○ポイントです」

と参加者へ説明します。

しかし『トモダチ100人よべるかな?』では、情報を与えないこと自体が重要です。

そのため2人は、トモダチ部屋へ出て進行するのではなく、

遠くから観察する立場

にいます。

プレイヤー3人の行動を観察

まず見るのは、森田・河合・Matt。

誰へ電話するのか。

誰なら本当に来るのか。

友達へどんな頼み方をするのか。

賞金をどのように使うのか。

その行動を設楽とバカリズムが見守ります。

トモダチ部屋もモニタリング

さらに面白いのが、呼ばれた側の観察です。

トモダチたちは、

なぜ呼ばれたのか分からない。

何時までいるのか分からない。

プレイヤー本人もいない。

そんな状況で、だんだん不満や疑いが生まれます。

設楽とバカリズムは、その変化を別室から見ています。

ただ見ているだけではない

2人の重要な役割は、

人間関係が動きそうなところへ新しい仕掛けを入れること

です。

最も代表的なのが「ねずみカード」です。

ねずみカードで友情をお金に変える

番組側が選んだトモダチへ渡される、ねずみカード。

カードを持って帰れば10万円。

さらに誰かを誘って帰れば、1人につき10万円追加。

つまり、

友達のために残るか。

お金を取って帰るか。

を選ばせます。

こうした悪魔的な仕掛けを投入するのが、ゲームマスター側です。

誰にカードを渡すかも重要

誰でもいいわけではありません。

部屋の様子を見ながら、

「この人なら裏切るかもしれない」

という人物へ仕掛けを与えます。

その結果、山添寛のように本気で周囲を連れて帰ろうとする人物が現れます。

設楽とバカリズムの人選が番組を動かす

もし全員が友情を最優先する人なら、番組は平和なまま終わります。

しかしゲームマスターが、

迷いそうな人。

お金に動きそうな人。

周囲を巻き込めそうな人。

を見つけることで、トモダチ部屋が疑心暗鬼になります。

途中脱落ルールもゲームを大きく変える

シーズン1では途中で、

午後8時時点で最下位のプレイヤーが脱落

するルールが加わります。

これによってプレイヤー側にも焦りが生まれます。

「深夜0時までに増やせばいい」ではなくなり、すぐに追加で電話をかける必要が出てきます。

「あと3日続く」という偽情報まで

終盤では、トモダチたちへ、

「このゲームはあと3日続くらしい」

という偽情報まで流されます。

すでに長時間待っているトモダチにとってはかなり厳しい情報です。

ここで帰るのか。

それでも友達のために残るのか。

さらに人間関係が試されます。

設楽とバカリズムは「実験を見る側」でもある

この番組は、ゲームであると同時に、かなり大掛かりな友情実験でもあります。

突然呼ばれたら来るか。

説明されなくても待つか。

お金を出されたら帰るか。

友達を巻き込んで裏切るか。

その反応を観察する役が2人です。

なぜ設楽統とバカリズムなのか?

ここからは考察です。

2人とも、人の行動を少し引いた位置から観察し、

「この人、こういうこと考えてそう」

と拾うのが得意な芸人です。

大声でゲームを盛り上げるMCより、

人間の嫌な部分やおかしな部分を楽しむ観察者

の方がこの番組には合っています。

設楽はゲーム全体を見る立場

設楽は進行をまとめながら、

誰が強そうか。

どのチームが危ないか。

トモダチ部屋で何が起きそうか。

全体を見ています。

バナナマンとして長年さまざまな番組を仕切ってきた経験が生かされる役です。

バカリズムは細かな人間心理を拾う

バカリズムは、トモダチたちの小さな言動や矛盾を拾います。

「本当に友達なの?」

「この人帰りそう」

「今ちょっと怪しい」

といった人間関係の変化を楽しむ役回りです。

2人はプレイヤーではない

設楽とバカリズム自身が100人を呼ぶわけではありません。

賞金1億円を競う側でもありません。

そのため、かなり無責任な立場から、

「もっと揺さぶってみよう」

と仕掛けを強くできます。

そこがプレイヤーとの大きな違いです。

シーズン2でも2人は続投

シーズン2でも設楽統とバカリズムはゲームマスターとして続投しています。

プレイヤーは変わっても、

人間の本性を見ながら仕掛けを投下する2人

という番組の基本構造は引き継がれています。

シーズン1の主役は3人だけではない

表向きのプレイヤーは森田・河合・Matt。

しかし、もし設楽とバカリズムが仕掛けを入れなければ、

ただ友達を集めて人数を数えるだけの番組になっていたでしょう。

ねずみカード。

途中脱落。

偽情報。

こうした仕掛けが入ることで、友情そのものが揺れます。

まとめ|2人は「友情を試す側」

『トモダチ100人よべるかな?』で設楽統とバカリズムが担当しているのは、

ゲームマスター。

プレイヤーとトモダチを別室から観察し、

ねずみカード。

途中脱落。

偽情報。

などの仕掛けによって友情を揺さぶります。

つまり、森田・河合・Mattが、

「友情を試される側」

なら、設楽とバカリズムは、

「友情を試す側」

です。

この2人が少し意地悪にゲームを動かすからこそ、人脈自慢だけでは終わらない番組になっています。


『トモダチ100人よべるかな?』シーズン1を見たい方へ

プレイヤーだけでなく、設楽統とバカリズムが「次に誰を揺さぶろうとしているか」に注目すると、番組の見方がかなり変わります。