※この記事には『VIVANT』2026年第2シーズン第18話までの重大なネタバレがあります。

別班5人を売った野崎守。

この事実だけを見ると、野崎は乃木や公安を裏切り、敵側へ寝返ったように見えます。

しかし第2シーズンを追っていくと、状況はまったく違ってきます。

結論から言うと、野崎は単純な裏切り者ではありません。

シンシーの内部へ入り込み、潜入捜査を行っていました。

野崎はなぜ裏切ったように見えた?

最大の理由は、黒須を含む別班5人を敵側へ渡したことです。

第1シーズンで乃木と深く関わった野崎。

その野崎が別班員を売るという行動は、乃木だけでなく視聴者にも裏切りとして映ります。

第15話で乃木が野崎を調べ始める

乃木は野崎の裏切りに気づけなかったことを悔やみます。

しかしそこで終わらず、野崎がなぜそのような行動をしたのか調査を開始します。

東条。

佐野公安部長。

チンギス。

野崎をよく知る人物たちから情報を集めていきます。

野崎はシンシーへ潜入していた

調査から明らかになるのが、野崎の本当の任務です。

野崎はシンシーへ潜入捜査を行っていました。

つまり敵に寝返ったのではなく、敵側の内部へ入り込んでいたことになります。

潜入捜査は5年前から始まっていた

第16話では物語が5年前までさかのぼります。

野崎が中国の日本大使館に駐在していた時期。

そこで野崎のもとで動いていた人物の一人が、リュウ・ミンシュエンでした。

現在のシンシーをめぐる事件は、この5年前の出来事と深くつながっています。

リュウ・ミンシュエンとの関係

リュウは野崎の元部下です。

野崎はリュウを失ったと思っていました。

ところが第16話以降、死んだと思われていたリュウが生きていたことが判明。

しかもシンシー側の人物として野崎の前に現れます。

リュウについては、『VIVANT』リュウ・ミンシュエンとは何者?乃木と瓜二つの理由と野崎との関係を解説で詳しく整理します。

野崎は日本側へ手掛かりを残していた

野崎が本当に裏切っていたのであれば、日本側へ情報を残す必要はありません。

しかし野崎は、直接伝えられない状況でも手掛かりを送っていました。

その一つが送金額を使った暗号です。

警視庁サイバー犯罪対策課の東条へ送られた金額に、別班救出へつながる情報が隠されていました。

なぜ普通に連絡しなかった?

潜入捜査では、敵側に公安との連絡が発覚すれば作戦そのものが失敗します。

野崎は表向き敵側へ完全に入ったように見せながら、別の方法で日本側へ情報を送る必要がありました。

そのため通常の連絡ではなく、暗号化した情報が使われます。

第17話で潜入が発覚

しかし野崎の潜入は最終的にシンシー側へ発覚します。

ここで状況は一気に悪化します。

野崎自身だけではなく、捕らえられている別班5人の救出にも大きな影響が出ます。

野崎の目的と行動は分けて考える必要がある

野崎の目的が公安側にあることが分かったとしても、別班5人を危険にさらした事実は消えません。

だからこそ野崎の行動は単純な「実は全部味方でした」で終わりません。

潜入を成功させるために、どこまで犠牲を許容するのか。

公安としての任務と仲間の命の間にある厳しい選択が描かれています。

「別班を売った理由」とは記事を分けている

別班5人を売った具体的な経緯を中心に知りたい場合は、『VIVANT』野崎はなぜ別班5人を売った?裏切りに見えた行動と潜入捜査の真相で整理しています。

この記事では、野崎が本当に敵へ寝返ったのかという人物の立場を中心に整理しています。

第1シーズンの野崎を知ると意味が変わる

第1シーズンでも野崎は、乃木を疑いながら最終的にはその行動を理解し、協力していきました。

第2シーズンでは逆に、乃木が野崎の真意を見抜こうとする構図になります。

二人の立場が入れ替わったような展開です。

まとめ

野崎は別班5人を敵側へ渡したため、一度は裏切り者に見えます。

しかし実際には、シンシーへの潜入捜査を行っていました。

さらに日本側へ暗号化した情報も残しています。

第18話までの情報を見る限り、野崎は公安を捨てて敵へ寝返った人物ではありません。

ただし潜入捜査のために別班員を危険にさらしたという重い問題は残っています。

その複雑さが、第2シーズンの野崎という人物の大きな見どころです。