『ママがもうこの世界にいなくても』最後はどうなる?映画のラストと結末を解説
※この記事では、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』の実話および原作の結末に触れています。2026年9月現在、映画は公開前のため、映画独自のラストについては公開後に本編を確認して追記します。
『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』の最後はどうなるのでしょうか。
タイトルから、主人公の和が亡くなることを想像した人も多いと思います。
この作品は実話をもとにしているため、モデルとなった遠藤和さんの人生の結末は明らかになっています。
遠藤和さんは2021年9月8日、24歳で亡くなりました。
しかし『ママがもうこの世界にいなくても』を理解するうえでは、「和さんが亡くなる」という事実だけでは不十分です。
そのあとも夫・将一さんと娘さんの人生は続いているからです。
実話の結末|和さんは24歳で亡くなった
和さんは21歳でステージIVの大腸がんと診断されました。
その後、将一さんと結婚。
23歳で娘を出産しました。
2021年には余命を告げられ、同年9月8日に24歳で亡くなっています。
和さんの人生を時系列で知りたい方は、『ママがもうこの世界にいなくても』は実話?遠藤和さんの実話を解説をご覧ください。
亡くなる10日前まで日記を書いていた
和さんは、自分の死が近づく中でも日記を書き続けていました。
最後の日記は亡くなる10日前です。
その記録が後に『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』として出版されます。
最後の日記については、遠藤和さんはいつ亡くなった?亡くなる10日前まで書き続けた日記とはで詳しく解説しています。
映画のラストも和さんの死で終わる?
ここは現時点では断定できません。
映画は2026年10月2日公開予定で、2026年9月現在はまだ本編公開前です。
原作となった実話では和さんが亡くなりますが、映画が最後の場面をどこに置くかは別の問題です。
和さんの死そのものをラストにする可能性もあります。
その後の将一さんと娘さんまで描く可能性もあります。
あるいは、和さんの日記や家族に残されたものを象徴する場面で終わる可能性もあります。
これらは現時点では推測になるため、映画本編を確認するまでは断定できません。
原作では「和さんが亡くなったあと」が重要
この作品で注目したいのは、タイトルです。
『ママがもうこの世界にいなくても』。
つまり、最初から「ママがいなくなったあと」が意識されています。
和さんが亡くなることだけが結末なのではありません。
ママがいなくなった世界を、残された家族がどう生きていくのか。
そこまで含めると、作品の意味が大きく変わります。
2026年文庫版では「その後の5年間」が追加された
2026年に発売された文庫版には、重要な追加があります。
特別寄稿「あの日から、僕らは」です。
約1万8000字にわたり、和さんが亡くなったあとの将一さんと娘さんの5年間が綴られています。
つまり文庫版では、和さんの死が物語の完全な終点ではありません。
「ママがもうこの世界にいなくなったあと」の家族まで読むことができます。
娘は母の記憶とともに成長していく
和さんが亡くなったとき、娘さんはまだ幼い年齢でした。
母親と長い時間を一緒に過ごすことはできませんでした。
しかし和さんは日記を残しています。
その中には、娘を望んだこと、妊娠したこと、母になったこと、家族と過ごした時間が記されています。
娘さんのその後については、遠藤和さんの娘はその後どうなった?原作・文庫版でわかる家族のその後で詳しく取り上げます。
夫・将一さんにも「その後」がある
妻を亡くした将一さんには、父として娘を育てていく人生が残りました。
映画では高杉真宙さんが将一さんを演じます。
もし映画が和さんの死後まで描くのであれば、将一さんの視点はラストを理解する重要な要素になるでしょう。
将一さんのその後については、遠藤和さんの夫・将一さんはその後どうなった?で詳しく解説します。
この作品の結末は「死」だけなのか
実話として見れば、和さんが24歳で亡くなったことは変えられません。
しかし作品全体を見ると、それだけを結末と考えると重要な部分を見落とします。
和さんが望んで産んだ娘がいる。
夫の将一さんがいる。
そして本人が書いた日記が残っている。
さらに、その日記は本になり、映画になりました。
和さん本人はいなくても、和さんが生きたことによって生まれたものは残っています。
ここがタイトルの意味にもつながっています。
詳しくは、『ママがもうこの世界にいなくても』タイトルの意味は?で考察しています。
原作では結末と「その後」まで読める
2026年の文庫版では、和さん本人の日記に加えて、父と娘の「その後の5年間」も読むことができます。
まとめ
実話では、遠藤和さんは2021年9月8日に24歳で亡くなりました。
ただし、映画版がどの場面をラストにするのかは2026年9月現在まだ確認できません。
そして原作を読むと、「和さんが亡くなった=すべてが終わった」ではないことが分かります。
将一さんと娘さんの人生は続きます。
和さんの日記も残っています。
だからこそ、この作品のラストを考えるときは「和さんがどう亡くなったか」だけではなく、和さんがいなくなったあとに何が残ったのかまで見る必要があります。
