※この記事では、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』の原作となった実話について触れています。

映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』は、本当にあった話なのでしょうか。

結論からいうと、実在した遠藤和(えんどう・のどか)さんと家族の体験をもとにした作品です。

原作も創作小説ではなく、和さん本人が残した日記をもとにしています。

ただし、「実話をもとにした映画」と「映画のすべての場面が現実そのまま」という意味は同じではありません。

この記事では物語のあらすじを詳しく追うのではなく、何が実際にあったことなのか、原作はどんな記録なのか、そこからどう映画化されたのかを整理します。

結論|作品の土台は遠藤和さんの実話

主人公のモデルとなった遠藤和さんは実在した女性です。

公開されている情報から確認できる大きな出来事には、次のものがあります。

  • 21歳でステージIVの大腸がんと診断された
  • 将一さんと結婚した
  • 娘を出産した
  • 2021年9月8日に24歳で亡くなった
  • 本人が日記を書き残していた

これらは映画のために作られた設定ではありません。

原作はフィクション小説ではない

映画の原作となった『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』は、小説家が作った物語ではありません。

中心にあるのは、和さん本人が書いていた日記です。

そのため、作品の実話性を考えるうえでは「実際の出来事がモデルになった」というだけでなく、当事者本人の記録が残っていることが大きな特徴です。

原作そのものの内容はこちらで詳しく整理しています。

『ママがもうこの世界にいなくても』原作はある?「私の命の日記」の内容を解説

がん診断は実際に起きたこと

和さんは2018年、21歳で大腸がんと診断されました。

ステージIVだったことも公表されています。

ただし、「なぜ和さんが若くして大腸がんになったのか」という個人的な原因まで公表情報から断定することはできません。

発覚や診断についてはこちらで分けて扱っています。

遠藤和さんはなぜ若くして大腸がんに?発覚からステージ4と告げられるまで

将一さんとの結婚も実話

和さんが病気を告げられた当時、将一さんとはすでに交際していました。

その後、二人は結婚します。

二人の結婚式は、日本テレビ系『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の「結婚式の旅」でも紹介されました。

遠藤和さんと夫・将一さんはどう出会った?結婚までの実話を解説

病気の中で娘を出産したことも実話

和さんが将一さんとの子どもを望み、妊娠・出産したことも実際の出来事です。

23歳で娘を出産しています。

ただし、なぜその選択をしたのか、夫婦でどんな葛藤があったのかまでここで説明すると別記事と重なります。

遠藤和さんはなぜ出産を決めた?がん闘病中に娘を産むまでを解説

2021年9月8日に亡くなったことも実話

遠藤和さんは2021年9月8日に24歳で亡くなりました。

そして亡くなる直前まで日記を残していました。

最後の日記に関してはこちらで詳しく整理しています。

遠藤和さんはいつ亡くなった?亡くなる10日前まで書き続けた日記とは

実話は2021年12月に書籍になった

和さんの日記は、死去後の2021年12月に書籍化されました。

つまり映画化までの流れは、

実際の人生 → 本人の日記 → 書籍 → 映画

という順番になります。

ここを押さえておくと、「実話なのか」「原作は小説なのか」という疑問を分けて考えやすくなります。

2026年文庫版には死後の家族の記録も追加

2026年の文庫版には、和さんが亡くなったあとの家族について綴った「あの日から、僕らは」が追加されています。

この部分は和さん本人の日記ではなく、死後の時間を知るための追加記録です。

映画も全部そのまま実話なの?

ここは区別が必要です。

人物や人生の大きな出来事には実在のモデルがあります。

一方、映画では限られた上映時間の中で物語を構成するため、場面の順番、会話、出来事のまとめ方などが再構成される可能性があります。

「実話をもとにしている」ことは、「一つひとつの場面が現実を完全再現している」という意味ではありません。

映画版では川口春奈が和さんを演じる

映画では和(川口春奈)を主人公として、将一(高杉真宙)との家族の物語が描かれます。

2026年10月2日公開予定です。

映画全体のあらすじはこちらに分けています。

映画『ママがもうこの世界にいなくても』ネタバレ解説|実話・あらすじ・結末

遠藤和さん自身について知りたい方へ

このページは「作品が実話なのか」を確認するための記事です。

和さんがどんな考え方をし、どんな人生を選んだ人物だったのかはこちらで扱っています。

遠藤和さんはどんな人?『ママがもうこの世界にいなくても』モデルとなった女性の生涯

本人の記録を読みたい方へ

映画化される前の実話を、和さん本人の言葉から知ることができるのが原作です。

まとめ

『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』は、遠藤和さんと家族の実体験を土台にした作品です。

がん診断、結婚、娘の出産、和さんの死去は、映画のために作られた設定ではありません。

さらに原作の中心には、和さん本人が残した日記があります。

この作品は「実在の人物を参考にしたフィクション」というより、本人の記録を出発点に映画へと広がった作品です。