『九条の大罪』原作はどこまでドラマ化された?Netflix版の対応範囲を解説
※この記事には、Netflixシリーズ『九条の大罪』と原作漫画の内容に触れるネタバレがあります。
Netflixシリーズ『九条の大罪』を見終わったあと、
「原作漫画ではどこまで進んだの?」
「ドラマの続きは何巻から読めばいい?」
と気になった方も多いと思います。
九条間人(柳楽優弥)と烏丸真司(松村北斗)の物語はドラマ最終回でも完全に終わらず、その後は映画へ続きます。
ただしNetflix版は、原作漫画を1巻から順番にそのまま映像化した作品ではありません。
そのため、単純に「ドラマは○巻まで」と区切るのは正確ではありません。
この記事では、Netflix版が原作のどのあたりを使っているのか、ドラマ後に漫画を読むならどうすればいいのかを整理します。
結論|「○巻まで」と一本線で区切れない
最初に結論を言うと、Netflix版『九条の大罪』には、
「ここまでがドラマ化されたので、次はこの巻から」
というきれいな境界線がありません。
理由は、ドラマ側が原作の複数エピソードを選び、順番を変え、人物関係を再構成しているからです。
原作の初期エピソードだけを順番に映像化したわけではありません。
Netflix版は全10話
Netflixシリーズは全10話です。
九条と烏丸を中心に、
- 飲酒運転によるひき逃げ
- 薬物売買
- 介護施設をめぐる問題
- 壬生や京極を中心とした裏社会
- 嵐山刑事と娘をめぐる事件
など、複数の原作エピソードを一本のシリーズとして組み合わせています。
映像化の企画が始まった頃、原作はまだ4巻までだった
制作の経緯を考えるうえで重要なのが、プロデューサーのコメントです。
那須田淳プロデューサーによると、Netflix側から映像化の話を受けた頃、原作漫画はまだ単行本第4巻までだったそうです。
つまり制作陣はかなり早い段階から『九条の大罪』を実写シリーズとして構想していました。
その後も漫画の連載は続き、ドラマ制作までの間に新しいエピソードが増えています。
原作初期の代表的エピソードが多く使われている
Netflix版の前半には、『九条の大罪』という作品の特徴を分かりやすく示す原作初期のエピソードが多く使われています。
九条がどんな弁護士なのか。
なぜ犯罪者まで弁護するのか。
烏丸がなぜそのやり方に戸惑うのか。
そうした基本設定を理解するために、初期の事件が重要になっています。
原作5巻には嵐山の事件も描かれている
原作漫画第5巻では、娘を殺された刑事・嵐山が、事件の不審点を独自に追い続ける展開が始まります。
小学館の公式紹介でも、嵐山の捜査の先に、九条とつながる人物たちが浮かんでくることが説明されています。
Netflix版でも、この嵐山と九条・壬生をめぐる因縁は重要な縦軸として使われています。
つまり少なくとも、ドラマでは原作のかなり早い巻だけではなく、複数巻にまたがる要素が取り入れられています。
ドラマでは原作エピソードを別の形でつないでいる
原作では一つの事件が一つの章として描かれていても、ドラマでは別の人物の物語と並行して進む場合があります。
そのため、原作を読んでいると、
「この事件はドラマにもあった」
と思った直後に、ドラマではまだ描かれていない内容が出てくることがあります。
逆に、ドラマでは複数の要素をつなげているため、漫画とは違うタイミングで人物同士が関わることもあります。
ドラマの続きを知りたいなら途中巻から読めばいい?
「結末の先だけ知りたい」という目的なら、ドラマで使われていない後半の巻を読む方法もあります。
ただし私は、Netflix版から原作へ入る場合でも、1巻から読む方が分かりやすいと思います。
理由は、ドラマ版と原作では設定やエピソード構成が違うためです。
途中から読むと、
「ドラマではこうだったのに漫画では違う」
という部分が突然出てきます。
九条法律事務所からすでに設定が違う
Netflix公式が明かしている分かりやすい違いが、九条法律事務所です。
原作では普通の雑居ビルの一室ですが、ドラマ版では元ナイトパブを居抜きで使った事務所になっています。
こうした変更があるため、Netflix版をそのまま漫画の途中へつなげるという読み方には少し注意が必要です。
Netflix『九条の大罪』原作漫画との違い|変更された設定・人物・事務所を比較
九条と烏丸の関係もドラマ用に一本の流れへ整理されている
ドラマ版では、九条と烏丸の関係が全10話を通じて非常に大きな軸になっています。
出会いから、九条の仕事に対する烏丸の戸惑い、理解、そして決裂までが一本のドラマとして描かれます。
原作でも2人の関係は重要ですが、連載漫画と連続ドラマでは物語の組み立て方が違います。
そのため「ドラマ最終話=漫画の特定の1話」と単純には対応しません。
映画はNetflixシリーズの「続き」だが原作の続巻をそのまま映画化するわけではない
ここも重要です。
2027年1月8日公開の映画『九条の大罪』は、公式にNetflixシリーズを継ぐ「完全新作」と発表されています。
つまりドラマを観終わったあと、そのまま映画の物語へつながります。
一方で「原作漫画の次の巻をそのまま映画にした作品」とは発表されていません。
映画『九条の大罪』原作漫画のどの話がベース?完全新作と原作の関係を解説
原作を先に読むと映画のネタバレになる?
映画が完全新作とされているため、原作を読み進めれば映画のストーリーがそのまま分かるとは限りません。
ただし、壬生や京極など登場人物の背景や、原作にある関係性が映画へ応用される可能性はあります。
そのため映画前に原作を読むと、人物や世界観をより深く理解できる一方、「映画の答えをそのまま先読みできる」とは考えない方がいいでしょう。
どこから読むのがおすすめ?
Netflix版から興味を持った人なら、1巻から読むのがおすすめです。
すでに知っている事件も出てきますが、ドラマとの違いを見つけながら読めます。
特に、
- 九条の考え方
- 烏丸との距離感
- 壬生たち裏社会側の描写
- ドラマで省略された依頼人
などは、漫画で読むと別の印象を受ける部分があります。
まとめ|Netflix版は原作を横断して再構成している
Netflix版『九条の大罪』は、原作漫画を順番にそのまま10話へ分割した作品ではありません。
原作の複数の事件や人物関係を選び、順番を組み替えて一つの連続ドラマにしています。
そのため「ドラマは○巻まで」と断定するのは難しく、ドラマ後に漫画を読むなら1巻から読むのが最も分かりやすいです。
さらにNetflixシリーズの物語そのものは、2027年公開の映画へ続きます。
原作漫画、Netflixシリーズ、映画は、それぞれを比べながら楽しむ形が一番合っている作品です。
『九条の大罪』を原作漫画で読みたい方へ
ドラマで描かれた事件も、漫画では人物の表情や距離感がかなり違って見えることがあります。
Netflix版との違いを楽しみたい方は、最初から読み直してみるのがおすすめです。
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