『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を見ていて気になるのが、

「『ノー・ウェイ・ホーム』から何年後の話なの?」

という点です。

前作のラストでは、ピーター・パーカーが世界中の人々から自分の存在を忘れさせ、MJやネッドとも他人になりました。

その直後から新作が始まるのかと思いきや、『ブランド・ニュー・デイ』ではピーターの生活もかなり変わっています。

結論から言うと、『ブランド・ニュー・デイ』は『ノー・ウェイ・ホーム』の出来事から4年後です。

この記事では、その4年間にピーターがどのような状態で生きてきたのか、現在の立場やMJ・ネッドとの関係まで、公式情報をもとに整理します。

※この記事は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の内容に触れています。

結論|『ブランド・ニュー・デイ』は『ノー・ウェイ・ホーム』から4年後

ソニー・ピクチャーズ公式は、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』について、

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の出来事から4年が経過した物語

と明記しています。

つまり前作ラストの魔法からすぐ始まるわけではありません。

ピーターは、世界中の人々から忘れられた状態で4年間生活してきたことになります。

『ノー・ウェイ・ホーム』のラストで何が起きた?

まず前作のラストを簡単に振り返ります。

『ノー・ウェイ・ホーム』では、ドクター・ストレンジの魔法によってマルチバースが崩壊しかけます。

それを止めるため、ピーターは最終的に、

「世界中の人々からピーター・パーカーという存在を忘れさせる」

という選択をしました。

その結果、

  • MJ
  • ネッド
  • ハッピー
  • ドクター・ストレンジ
  • ピーターを知っていた人々

から、ピーターについての記憶が消えます。

ただし、スパイダーマンという存在そのものが消えたわけではありません。

ピーターだけが、世界から個人的なつながりを失った状態になります。

▶ 『ノー・ウェイ・ホーム』ラストでなぜ全員がピーターを忘れた?魔法の意味を解説

4年間、ピーターはどうやって生きていた?

ソニー公式のストーリーでは、4年後のピーターについて、

愛する人たちを守るために彼らの記憶から自分の存在を消し、一人で生活している

と説明されています。

そしてピーターは、ニューヨークでスパイダーマンとして街の人々を守り、犯罪と戦う日々に全力を注いでいます。

つまり4年間、ピーターは、

ピーター・パーカーとしての人間関係よりも、スパイダーマンとしての活動を中心に生きてきた

と考えることができます。

ピーターはもう高校生ではない

『ホームカミング』のころのピーターは、高校生活とヒーロー活動を両立する少年でした。

しかし『ブランド・ニュー・デイ』では、ソニー公式もピーターを「大人になったピーター・パーカー」と表現しています。

前作から4年経っているため、トム・ホランド版スパイダーマンは、高校生ヒーローだった時代から明確に次の段階へ進んでいます。

この点は、新作を「トム版スパイダーマンの新章」と呼んでいる理由の一つでもあります。

なぜ4年も時間を空けた?

制作側が「なぜ4年にしたのか」という詳細な理由まで公式に説明しているわけではありません。

ただし物語上、この時間経過には大きな意味があります。

もし『ノー・ウェイ・ホーム』直後から始まれば、ピーターはまだMJやネッドを失った直後です。

しかし4年経過させることで、

  • 孤独が一時的なものではない
  • ピーターが本当に一人で生きてきた
  • スパイダーマンとしての活動が生活そのものになっている
  • 昔の友人たちもピーターなしの人生を進んでいる

という状態を作ることができます。

公式英語版の作品紹介でも、「昔の友人たちが自分なしで前へ進んでいく姿を見るプレッシャー」がピーターの変化に関係すると説明されています。

MJは4年間ピーターを思い出していない?

はい。

『ブランド・ニュー・デイ』開始時点でも、MJはピーターを覚えていません。

ソニー・ピクチャーズ公式の予告紹介では、

自分の存在も、自分がスパイダーマンであることも誰も知らず、恋人だったMJや親友ネッドさえピーターを覚えていない

と明記されています。

つまり、前作ラストの魔法は数日や数か月で自然に解除されたわけではありません。

少なくとも4年間、その状態は続いていたことになります。

▶ MJとネッドはピーターを思い出す?『ノー・ウェイ・ホーム』ラスト後を考察

ネッドもピーターを忘れたまま

ネッドも同じです。

『ノー・ウェイ・ホーム』までのネッドは、ピーターの最も近い親友でした。

ピーターがスパイダーマンであることも知り、何度もヒーロー活動を助けています。

しかし最後の魔法によってその関係は失われました。

そして4年後の『ブランド・ニュー・デイ』開始時点でも、ネッドはピーターとの過去を覚えていません。

ピーターだけが、かつての友情を覚えている状態です。

ピーターはMJとネッドを忘れていない

ここが一番つらいところです。

世界はピーターを忘れていますが、ピーター自身の記憶は消えていません。

ソニーの英語版公式ページも、

「The world may have forgotten Peter Parker, but he hasn’t forgotten them.」

という形で、この状況を明確にしています。

つまりピーターは、

  • MJと恋人だったこと
  • ネッドが親友だったこと
  • 3人で過ごした高校生活
  • 一緒に戦ったこと

をすべて覚えています。

しかし相手側には、その思い出がありません。

4年間ピーターはMJやネッドに会わなかった?

ここは公式情報から断定できません。

『ノー・ウェイ・ホーム』の最後では、ピーターはMJとネッドを見つけますが、自分のことを説明せずに立ち去ります。

その後4年間、まったく姿を見なかったのか、それとも遠くから彼らの様子を知っていたのかについて、公式ストーリーでは細かく説明されていません。

ただし英語版公式紹介では、ピーターが「昔の友人たちが自分なしで前へ進んでいく姿を見る」ことがプレッシャーになっているとされています。

少なくともピーターは、彼らの人生が進んでいることを知っているということになります。

ピーターはなぜ再びMJたちの前に現れなかった?

『ノー・ウェイ・ホーム』のラストで、ピーターは一度はMJにすべてを説明しようとします。

しかしMJとネッドが平穏な生活へ戻っている姿を見て、何も話しません。

ピーターが世界から自分の存在を消した最大の目的は、愛する人たちを危険から守ることでした。

ソニー公式も『ブランド・ニュー・デイ』について、ピーターが愛する人たちを守るために彼らの生活と記憶から自分を消したと説明しています。

つまり4年間の孤独は、事故ではありません。

ピーター自身が選び続けてきた結果でもあります。

ピーターはアベンジャーズとのつながりも失った?

少なくとも、ピーター・パーカーとしての個人的なつながりは失われています。

『ノー・ウェイ・ホーム』の魔法では世界中の人々がピーターを忘れました。

そのため、以前のように、

  • トニー・スタークの弟子のような立場
  • ハッピーとの個人的な関係
  • 周囲に正体を知られたヒーロー

という環境ではありません。

一方でスパイダーマンそのものが忘れられたわけではないため、他のヒーローたちが「スパイダーマン」という存在を知っている可能性はあります。

ただし誰がどこまで過去の共闘を覚えているのかは、魔法の詳細と同様、本編で完全には説明されていません。

だからブルース・バナーに会っても以前とは関係が違う

『ブランド・ニュー・デイ』にはマーク・ラファロ演じるブルース・バナーが登場します。

ソニー公式の予告紹介でも、身体の異変が起きたピーターがバナー博士へ助けを求めることが明かされています。

ただし重要なのは、ピーター・パーカーという人物を世界が忘れているという前提です。

そのため過去のMCUでピーターが多くのヒーローと関わってきたとしても、新作ではその人間関係を当然のものとして扱うことはできません。

ここも『ノー・ウェイ・ホーム』以前との大きな違いです。

4年間スパイダーマンを続けたことで何が変わった?

公式ストーリーでは、ピーターがニューヨークで犯罪と戦う日々に全力を尽くしているとされています。

つまり、学生生活や友人との時間を持ちながら活動していた『ホームカミング』のころとは違います。

ピーター・パーカーとしての生活が小さくなり、スパイダーマンとしての活動が大きくなっています。

その結果、人々からスパイダーマンへの期待も高まっています。

そしてその期待とプレッシャーが、今回の身体的な変異につながることが公式に説明されています。

ピーターのDNAに何が起きた?

『ブランド・ニュー・デイ』では、ピーターの身体に突然異変が起きます。

公式予告では、バナー博士からDNAが変異していることを告げられます。

さらに、

「クモには成長周期が3回ある。その周期の間に、驚異にさらされる」

という説明も登場します。

この身体変化は、単なる新能力の追加ではありません。

ソニー公式では、ピーターの命そのものを脅かす変化と説明されています。

4年間スパイダーマンとして活動し続けたピーターが、新しい段階へ入ることが今作の大きなテーマになっています。

『ホームカミング』のころと比べるとピーターはどう変わった?

シリーズ最初の『ホームカミング』では、ピーターはアイアンマンに認められたい高校生でした。

アベンジャーズへの加入を夢見て、スパイダーマンとしてもっと大きな活躍をしたいと思っていました。

しかし『ブランド・ニュー・デイ』のピーターは正反対です。

誰にも正体を知られず、一人で街を守るスパイダーマンになっています。

シリーズを並べると、

『ホームカミング』
仲間や憧れのヒーローに囲まれた高校生

『ファー・フロム・ホーム』
トニーを失い、自分自身のヒーロー像を探す

『ノー・ウェイ・ホーム』
世界を救うために自分の存在を犠牲にする

『ブランド・ニュー・デイ』
4年間一人で生きてきた大人のピーター

という変化になります。

▶ トム・ホランド版スパイダーマンはなぜアイアンマンと深く関わる?MCU独自設定を解説

「新章」という言葉にも意味がある

ソニー・ピクチャーズは『ブランド・ニュー・デイ』を、トム・ホランド版スパイダーマンの「新章」として宣伝しています。

単に『ノー・ウェイ・ホーム』の次の一本というだけではありません。

高校生だったピーターの3部作が一度終わり、

  • 大人になった
  • 正体を知る人がいない
  • 昔の友人との関係が消えた
  • 一人でスパイダーマンを続けている
  • 身体にも新たな変化が起きる

という、まったく違う状態から物語が始まっています。

4年という時間経過は、その新章を分かりやすく区切る役割も持っています。

『ブランド・ニュー・デイ』はMCUの何年ごろの話?

ここは注意が必要です。

ソニー公式が明確に発表しているのは、「『ノー・ウェイ・ホーム』の出来事から4年後」という相対的な時系列です。

一方で、「MCU世界の西暦○年」と公式資料で明確に示されているわけではありません。

MCUには作品内時間と公開年が一致しない作品も多いため、

『ブランド・ニュー・デイ』=現実世界の2026年がそのまま劇中の2026年

と単純に考えるのは避けた方が安全です。

確実なのは、前作から4年後という点です。

なぜ現実では5年近く空いたのに劇中では4年?

『ノー・ウェイ・ホーム』は2021年に公開され、『ブランド・ニュー・デイ』は2026年公開です。

現実では約5年の間隔があります。

しかし劇中では4年後と公式に設定されています。

映画の公開間隔と、作品世界の時間経過は必ずしも同じではありません。

そのため、

現実の公開年差=劇中時間

ではないことに注意が必要です。

最新作を見る前に『ノー・ウェイ・ホーム』は必須?

『ブランド・ニュー・デイ』から見始めても物語自体を追うことはできます。

ただしピーターがなぜ孤独なのかを理解するためには、『ノー・ウェイ・ホーム』を先に見ることをおすすめします。

特に、

  • なぜMJがピーターを知らないのか
  • なぜネッドが親友ではなくなったのか
  • なぜピーターが一人で生活しているのか
  • なぜ昔の友人たちと距離を置いているのか

は、前作のラストを知らないと分かりにくい部分です。

▶ 映画『スパイダーマン』見る順番は?実写8作品とMCUの時系列を整理

『ノー・ウェイ・ホーム』の4年後という設定が重要な理由

4年という時間は、ピーターにとって決して短くありません。

魔法を使った直後だけ孤独だったのではなく、その選択を4年間背負い続けてきたことになります。

だからこそ『ブランド・ニュー・デイ』で昔の友人たちと再び向き合うことには、大きな意味があります。

世界がピーターを忘れていても、ピーターは彼らを忘れていない。

それでも近づかなかった。

この4年間があることで、ピーターが人間関係を取り戻すかどうかという問題も、より重くなっています。

▶ 『ブランド・ニュー・デイ』でMJとネッドはどうなった?ピーターとの関係を解説

まとめ|4年後のピーターは「誰にも知られていない大人のスパイダーマン」

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、『ノー・ウェイ・ホーム』の出来事から4年後を描いています。

ピーターはその4年間、MJやネッドを含むすべての人々から忘れられた状態で生活してきました。

一方でピーター自身は、昔の友人たちを忘れていません。

そしてニューヨークでは、スパイダーマンとして犯罪と戦うことに生活の多くを費やしています。

つまり最新作のピーターは、

高校生でもなく、アベンジャーズに憧れる少年でもなく、誰にも正体を知られず一人で街を守り続ける大人のスパイダーマン

です。

その孤独な4年間を経たピーターに、新たな身体変化と事件が起こるところから『ブランド・ニュー・デイ』は始まります。

前作のラストからすぐではなく、あえて4年後から始めたことで、ピーターが失ったものの大きさと、新しい人生を始める難しさがより強く感じられる設定になっています。

▶ 『ノー・ウェイ・ホーム』ラストでなぜ全員がピーターを忘れた?魔法の意味を解説

▶ 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネタバレ|結末とラストを解説

▶ 『ブランド・ニュー・デイ』でMJとネッドはどうなった?ピーターとの関係を解説