映画『スパイダーマン』見る順番は?実写8作品とMCUの時系列を整理
映画『スパイダーマン』をこれから見ようと思ったとき、意外と迷うのが「どの順番で見ればいいの?」という問題です。
実写版だけでも、トビー・マグワイア版、アンドリュー・ガーフィールド版、トム・ホランド版があり、さらにトム版はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にも参加しています。
しかも『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、それまで別シリーズだった世界までつながりました。
この記事では、実写版スパイダーマンを初めて見る人におすすめの順番と、MCU作品をどこに入れればいいのかをわかりやすく整理します。
※この記事はシリーズの設定や登場人物について一部ネタバレを含みます。
結論|スパイダーマンは公開順に見るのがおすすめ
初めて見る場合は、基本的に公開された順番で見るのがおすすめです。
- 『スパイダーマン』(2002)
- 『スパイダーマン2』(2004)
- 『スパイダーマン3』(2007)
- 『アメイジング・スパイダーマン』(2012)
- 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
この8作品が、2025年にソニー・ピクチャーズから発売された「スパイダーマン 8ムービー・コレクション」に収録されている実写8作品です。
そして現在は、この8作品のあとにトム・ホランド版の新章『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が加わっています。
つまり、2026年現在は「過去の実写8作品+最新作『ブランド・ニュー・デイ』」と考えるとわかりやすいでしょう。
①トビー・マグワイア版|まずはサム・ライミ3部作
『スパイダーマン』(2002)
最初に見るのは、トビー・マグワイアがピーター・パーカーを演じた『スパイダーマン』です。
ピーターがクモに噛まれ、特殊な能力を手に入れ、スパイダーマンとして生きるようになるまでが描かれます。
ベンおじさんとの出来事を含め、「なぜピーターはスパイダーマンになったのか」を理解するうえで非常に重要な作品です。
『スパイダーマン2』(2004)
2作目では、ヒーローとして生きることと普通の青年として生きることの間で苦しむピーターが描かれます。
敵として登場するのはドクター・オクトパス。
後の『ノー・ウェイ・ホーム』にも大きく関係してくる人物なので、先に見ておくと再登場したときの意味が大きく変わります。
『スパイダーマン3』(2007)
サム・ライミ版の完結編です。
サンドマンやヴェノムが登場し、ピーター自身の怒りや復讐心も物語の大きなテーマになります。
ここまでの3作品はひとつの世界の物語なので、必ず1→2→3の順番で見るのがおすすめです。
▶ トビー・マグワイア版『スパイダーマン4』はなぜ中止になった?幻の続編を解説
②アンドリュー・ガーフィールド版|アメイジング2作品
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)
トビー版3部作が終了したあと、スパイダーマンは新しいシリーズとして再スタートしました。
ピーター役はアンドリュー・ガーフィールド。
同じピーター・パーカーですが、トビー版とは別の世界、別の人物として描かれています。
そのため、『スパイダーマン3』の続編ではありません。
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)
アンドリュー版の2作目で、エレクトロやグリーン・ゴブリンとの戦いが描かれます。
本来はさらに続編へ発展する構想がありましたが、実写シリーズはこの作品でいったん終了しました。
▶ 『アメイジング・スパイダーマン3』はなぜ作られなかった?シリーズ終了の理由
③トム・ホランド版を見る前に『シビル・ウォー』を見る
ここから少し注意が必要です。
トム・ホランド版スパイダーマンは、単独映画『ホームカミング』から突然始まったわけではありません。
映画での初登場は、2016年公開のMCU作品『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』です。
ここでトニー・スタークがピーターの存在を知り、彼をベルリンでの戦いに連れていきます。
そのためトム版をしっかり理解したい場合は、
『アメイジング・スパイダーマン2』
↓
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
↓
『スパイダーマン:ホームカミング』
という順番がおすすめです。
▶ なぜ『シビル・ウォー』から突然スパイダーマンが登場した?ソニーとマーベルの契約を解説
④『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
トム・ホランド版として最初の単独映画です。
ただし、それまでのスパイダーマン映画と大きく違う点があります。
ピーターがクモに噛まれて能力を得る場面から始まらないのです。
映画が始まった時点ですでにピーターは能力を持っており、スパイダーマンとして活動しています。
さらにMCU版では、アイアンマン=トニー・スタークとの関係が非常に重要です。
▶ 『ホームカミング』はなぜクモに噛まれる場面から始めなかった?MCU版がオリジンを省いた理由
▶ トム・ホランド版スパイダーマンはなぜアイアンマンと深く関わる?MCU独自設定を解説
⑤次に見るなら『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』
『ホームカミング』の次にそのまま『ファー・フロム・ホーム』へ進んでも物語を見ること自体はできます。
しかし、トム版ピーターの物語をきちんと理解したいなら、その間に
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
の2作品を入れることを強くおすすめします。
特にピーターとトニー・スタークの関係は、この2作品を通して大きく変化します。
そしてその出来事が、そのまま『ファー・フロム・ホーム』でのピーターの悩みにつながっています。
⑥『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台にした作品です。
ピーターは学校の仲間たちとヨーロッパへ旅行しますが、そこでミステリオと出会います。
この映画のラストは、次の『ノー・ウェイ・ホーム』へ直接つながります。
そのため『ファー・フロム・ホーム』と『ノー・ウェイ・ホーム』は続けて見るのがおすすめです。
⑦『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
ここまで順番に見てきた人にとって、非常に重要な作品です。
『ノー・ウェイ・ホーム』ではマルチバースによって、これまで別々だったスパイダーマン映画の世界が交わります。
トム・ホランドだけではなく、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドが演じたスパイダーマンも登場します。
つまり、この映画を最大限楽しむには、最初に紹介したトビー版3作品+アンドリュー版2作品を先に見ておくのがベストです。
▶ 『ノー・ウェイ・ホーム』でなぜトビーとアンドリューが戻ってきた?マルチバースを解説
▶ 『ノー・ウェイ・ホーム』ラストでなぜ全員がピーターを忘れた?魔法の意味を解説
▶ MJとネッドはピーターを思い出す?『ノー・ウェイ・ホーム』ラスト後を考察
⑧最新作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』へ
『ノー・ウェイ・ホーム』のラストでは、ピーター・パーカーの存在が人々の記憶から消えました。
その状態から始まる新章が、2026年公開の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』です。
ソニー・ピクチャーズも「誰も、僕を知らない」という言葉とともに、友人や恋人を含むすべての人々の記憶から自分の存在を消されたピーターの新たな物語として紹介しています。
そのため最新作を見る前には、少なくとも『ノー・ウェイ・ホーム』は必ず見ておいた方がいいでしょう。
▶ 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネタバレ|結末とラストを解説
▶ 『ブランド・ニュー・デイ』は『ノー・ウェイ・ホーム』から何年後?ピーターの現在を整理
MCUも含めて見るならこの順番
トム・ホランド版のストーリーを中心にMCU作品まで含める場合は、次の順番がわかりやすいです。
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
- 『スパイダーマン:ホームカミング』
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』
ただし、『ノー・ウェイ・ホーム』をより楽しむなら、その前にトビー版3作品とアンドリュー版2作品も見ておくことをおすすめします。
トビー・アンドリュー・トムは同じスパイダーマンなの?
3人ともピーター・パーカー=スパイダーマンですが、もともとは別々の世界に存在するピーターです。
性格、能力の描き方、恋人、スーツ、ウェブの仕組みなどにも違いがあります。
たとえばトビー版は体内から直接ウェブを出しますが、アンドリュー版とトム版はウェブ・シューターという装置を使います。
▶ トビー版・アンドリュー版・トム版スパイダーマンは何が違う?能力・性格・世界観を比較
▶ スパイダーマンのウェブは体から出る?機械?トビー・アンドリュー・トム版の違い
スパイダーマンはなぜソニー作品なのにMCUにいる?
スパイダーマンを見始めると、もうひとつ分かりにくいのがソニー・ピクチャーズとマーベルの関係です。
トム・ホランド版はMCUに登場していますが、スパイダーマン映画の権利関係は他のMCUヒーローとは少し異なります。
この事情を知ると、なぜトビー版、アンドリュー版、トム版とシリーズが変化してきたのか、そしてなぜ『シビル・ウォー』からMCUへ参加できたのかも理解しやすくなります。
▶ スパイダーマンはなぜソニー映画?マーベル・ディズニーとの関係と映画化権を解説
まとめ|初めてならトビー版から公開順がおすすめ
スパイダーマン映画を初めて見るなら、基本は公開順で問題ありません。
おすすめは、
トビー版3作品
↓
アンドリュー版2作品
↓
『シビル・ウォー』
↓
トム版『ホームカミング』
↓
『インフィニティ・ウォー』
↓
『エンドゲーム』
↓
『ファー・フロム・ホーム』
↓
『ノー・ウェイ・ホーム』
↓
『ブランド・ニュー・デイ』
という順番です。
特に『ノー・ウェイ・ホーム』は、それまで約20年にわたって作られてきた実写スパイダーマン作品を見ているほど楽しめる内容になっています。
時間があるなら、ぜひ2002年の『スパイダーマン』から順番に見てみてください。
