『ガス人間』岡本賢治は最後どうなった?小栗旬演じる刑事の結末を解説
※この記事にはNetflixシリーズ『ガス人間』最終回までの重大なネタバレがあります。
Netflix『ガス人間』で、視聴者に最も近い立場にいるのが刑事・岡本賢治(小栗旬)です。
賢治はガス人間事件を追ううちに、
自分の父の死。
ホワイトセンター。
元恋人・甲野京子(蒼井優)の秘密。
そして東京都知事・三浦威(岡部たかし)の陰謀。
すべてへつながっていきます。
では最終回で、賢治は結局どうなったのでしょうか。
結論から言うと、
賢治は生き残り、三浦を逮捕する側に立ちます。
ただし、京子を人間として取り戻すことはできませんでした。
賢治はガス人間事件を追う刑事
賢治は捜査一課の警部補です。
困っている人を放っておけない人情家ですが、少し突っ走るところもあります。
第1話で、ガス人間による異常な殺人事件の担当となります。
そして事件現場で、かつて交際していた京子と再会します。
父・岡本信也の死も事件につながっていた
物語が進むと、賢治の父・岡本信也(青木崇高)の死も、ホワイトセンターと無関係ではなかったことが見えてきます。
第6話公式あらすじでは、賢治が父の手帳から、
父の死と藤代会、ホワイトセンターがつながっていた
ことに気付くと説明されています。
つまり賢治にとっても、事件は単なる職務ではなくなります。
それでも賢治は復讐を選ばない
ここが京子との大きな違いです。
京子は、自分と蓮を苦しめた人々への復讐を選びます。
一方の賢治も、父を奪われた側です。
三浦たちを憎む理由は十分あります。
それでも賢治は、
「憎いから殺す」
という選択をしません。
刑事として捕まえる道を選びます。
賢治は京子の復讐を止めようとする
京子が蓮を使って復讐していたことを知った賢治は、京子へ問いかけます。
蓮本人は本当に人を殺したかったのか。
これは、京子が最も向き合いたくなかった問題です。
賢治は、京子が被害者だからといって、すべてを正当化しません。
三浦の選挙事務所襲撃で賢治は京子と華歩を逃がす
最終話では、ガス人間が三浦の選挙事務所を襲撃します。
Netflix公式あらすじでも、
賢治が身を挺して京子と藤川華歩(広瀬すず)を逃がす
ことが明記されています。
賢治自身も非常に危険な状況へ追い込まれます。
富士太が残した映像が三浦を追い詰める
藤川富士太(林遣都)が残していた映像によって、三浦がガス人間を利用していた証拠が見つかります。
華歩はその情報を世間へ出す役割を担います。
一方、賢治は刑事として三浦本人を追います。
賢治は三浦を殺さない
最終局面で、三浦は追い詰められます。
ここで賢治には、三浦へ復讐する理由があります。
しかし賢治は殺しません。
三浦が自ら命を絶とうとする場面でも、それを止めます。
そして法によって裁かせる道を選びます。
賢治の結末は「刑事としての勝利」
賢治は、事件の黒幕側にいた三浦を生きたまま捕まえます。
これは本作の中で非常に重要です。
京子は復讐。
三浦は利用。
賢治は法。
同じ怒りや悲しみを持っていても、選ぶ手段が違います。
それでも京子を救うことはできなかった
三浦を捕まえる一方で、賢治には救えなかったものがあります。
京子です。
京子はJNT旧社屋へ向かい、蓮とともに姿を消します。
賢治が到着したときには、すでに京子は蓮との最後の決着へ入っていました。
指輪が残される
京子と蓮が消えたあと、その場所には指輪が残ります。
これは賢治が京子との未来を考えていたことを示す重要な小道具です。
事件が終われば、もう一度一緒になれる。
そういう可能性があった。
しかしその未来は実現しません。
1年後、賢治は京子の墓を訪れる
事件から1年後。
賢治は京子を失った人として生きています。
表向きには、京子は亡くなった存在として扱われています。
しかし、物語はここで終わりません。
賢治の部屋へ白いガスが現れる
賢治が自宅で「いとしのエリー」を流すと、白いガスが部屋へ入り込んできます。
そして人間のような形へ集まり始めます。
制作側の説明によれば、
この白いガスは京子です。
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つまり賢治は京子と再会した?
人間としての再会ではありません。
京子は以前の身体ではなく、ガス人間となっています。
しかし京子のガスが賢治の部屋へ戻ったということは、
京子にとって最も大切な場所が賢治のもとだった
と考えられます。
賢治の物語は「逮捕」で終わっていない
刑事として見れば、賢治は三浦を逮捕し、事件を終わらせました。
しかし個人としては、京子との関係が新しい形で続く可能性を残しています。
それが最終回ラストです。
『ガス人間』最終回はどういう意味?京子の決断とラストシーンを考察
賢治はなぜ最後まで人間側に残った?
ここからは考察です。
『ガス人間』には、誰かを目的のために利用する人物が多く登場します。
三浦は弱者を利用する。
京子は蓮を復讐に利用する。
しかし賢治は、最後まで人を「手段」として扱うことを拒みます。
三浦を殺さず逮捕する。
京子の復讐も無条件に肯定しない。
この姿勢が、賢治を最後まで「人間側」に残したのだと思います。
父の死と向き合った結果でもある
賢治は父の死の真相を知ります。
そこで復讐を選んでも不思議ではありません。
しかし父の背中を追って刑事になった賢治は、最後まで刑事として行動します。
だから三浦を生きたまま捕まえることに意味があります。
京子との違いが最終回を作った
京子は、法では救われなかった人です。
だから自分で復讐します。
賢治は、壊れた法や警察の中にいても、最後まで法で裁こうとします。
2人は同じ相手を憎みながら、違う方法を選びました。
その違いが、2人を完全には同じ場所へ行かせなかった理由でもあります。
まとめ
岡本賢治は最終回で生き残ります。
そして父の死やホワイトセンター事件に関わった三浦を、復讐で殺すのではなく逮捕します。
一方、京子は蓮とともにJNT旧社屋で姿を消します。
賢治は京子との人間としての未来を失いました。
しかし1年後、京子は白いガスとなって賢治の部屋へ戻ってきます。
つまり賢治の結末は、
事件は終わった。でも京子との関係は完全には終わっていない。
そんな余韻を残すものになっています。
