※この記事には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の冨岡義勇・炭治郎VS猗窩座戦について重大なネタバレがあります。

無限城で上弦の参・猗窩座と戦う冨岡義勇。

猗窩座は義勇の強さへ強い興味を示します。

痣を発現してさらに強くなる義勇に対し、猗窩座は戦いそのものを楽しむようになります。

そこで気になるのが、

「なぜ猗窩座は義勇を狙ったの?」

という点です。

結論|猗窩座が最初から義勇を狙っていたわけではない

まずここは整理しておきたいところです。

猗窩座が無限城で「冨岡義勇を探して倒そう」と最初から狙っていたわけではありません。

無限城で炭治郎と義勇が猗窩座と遭遇。

戦いが始まり、

猗窩座が義勇の実力を知るにつれて強い興味を持った

という流れです。

猗窩座が最初から強い因縁を持っているのは炭治郎

猗窩座と炭治郎には無限列車編からの因縁があります。

猗窩座は煉獄杏寿郎を倒します。

そして朝日から逃げる猗窩座へ、炭治郎が刀を投げつけます。

炭治郎は猗窩座へ「逃げるな」と叫んだ

炭治郎からすれば、煉獄は乗客を守り切った。

一方の猗窩座は太陽から逃げた。

この出来事によって、炭治郎と猗窩座の間には明確な因縁が生まれます。

▶ 猗窩座はなぜ炭治郎を嫌っていた?「弱者が嫌い」の本当の意味を解説

義勇は炭治郎と行動していたため戦闘へ入る

無限城へ落とされた後、義勇は炭治郎と行動します。

そして猗窩座と遭遇。

義勇は水柱として炭治郎と共に戦います。

猗窩座は柱との戦いが好き

猗窩座は強者を好みます。

無限列車では炎柱・煉獄杏寿郎の実力をすぐに認めました。

強い剣士と戦うこと自体を楽しみ、さらに強い人間へは鬼になるよう勧めます。

義勇も猗窩座が好むタイプの強者だった

冨岡義勇は水柱。

鬼殺隊最高位の剣士の一人です。

冷静。

無駄が少ない。

独自の拾壱ノ型まで編み出している。

猗窩座からすれば、非常に興味深い相手です。

義勇は水の呼吸の使い手

義勇は炭治郎と同じ水の呼吸を使います。

しかし技の完成度は柱として非常に高い水準にあります。

水の呼吸の複数の型を使いこなし、猗窩座の攻撃へ対応します。

義勇独自の「拾壱ノ型 凪」

特に象徴的なのが、

水の呼吸 拾壱ノ型 凪

です。

これは義勇自身が編み出した独自の型。

自分の間合いへ入った攻撃を、高速の斬撃によって無効化するように処理します。

猗窩座の激しい連撃にも対応する

猗窩座の破壊殺は非常に高速。

それでも義勇は凪などを使って対応します。

猗窩座は戦いの中で、

義勇が並の剣士ではない

ことを理解していきます。

猗窩座は相手の闘気から強さを感じ取る

猗窩座の羅針は、相手の闘気を感知します。

そのため義勇が強い剣士であることも、猗窩座には分かります。

痣が出るとさらに義勇が強くなる

戦いの途中で義勇の顔に痣が発現します。

すると、

速度。

反応。

攻撃力。

がさらに上昇します。

▶ 『鬼滅の刃 無限城編』冨岡義勇はなぜ痣が出た?発現条件と強さの変化を解説

普通の敵なら強化された義勇を嫌がる

相手が突然強くなれば、普通は不利になります。

しかし猗窩座は、

「もっと強くなった」こと自体を喜ぶタイプ

です。

強者との戦いを通じて、自分もさらに高みへ行こうとしています。

煉獄に対する態度と似ている

無限列車で猗窩座は煉獄の強さを気に入りました。

そして鬼にならないかと誘います。

義勇に対しても、

強い柱として高く評価する

という猗窩座らしい反応を見せます。

猗窩座にとって柱は「倒す敵」以上の存在

猗窩座は柱をただ殺したいのではありません。

強い技を見る。

さらに強くなる可能性を見る。

戦闘を楽しむ。

自分の強さを磨く。

そうした対象として見ています。

義勇自身は猗窩座との戦いを楽しんでいる?

いいえ。

義勇の目的は猗窩座と競い合うことではありません。

鬼を倒し、無惨を討つこと。

そして炭治郎と共に先へ進むことです。

ここでも二人の「強さ」への考え方が違う

猗窩座は、

強くなること自体

へ価値を感じます。

義勇は、

鬼を倒し人を守るため

に強さを使います。

義勇は自分を強者だと思っていない

さらに興味深いのが、義勇自身は自分に強い自信を持っていないことです。

錆兎が最終選別で命を落とし、自分だけが生き残ったことへの罪悪感があります。

「自分は水柱にふさわしくない」と考えていた

柱稽古編でも義勇は、ほかの柱と自分は違うと距離を置きます。

自分が水柱であることを素直に認められません。

しかし猗窩座から見れば明確な強者

ここが面白いところです。

義勇自身は、

「自分は大した人間ではない」

と考えている。

一方、強さに異常なほど敏感な猗窩座は、義勇を強者として評価します。

猗窩座の評価が逆に義勇の強さを証明している

猗窩座は弱い者を嫌います。

その猗窩座が戦いを楽しみ、さらに痣を出した義勇へ強い関心を示す。

それ自体が、

義勇が柱の中でも非常に高い戦闘力を持つ剣士

であることを示しています。

それでも義勇一人では猗窩座を倒せない

痣を発現。

凪。

水柱としての技術。

それでも猗窩座は倒せません。

猗窩座は上弦の参として、それほど高い壁です。

炭治郎と義勇だから追い詰められた

義勇が猗窩座と正面から戦う。

その間に炭治郎が戦いを観察し、羅針の仕組みへ気づく。

二人の役割が組み合わさります。

炭治郎が羅針を突破する

最終的に炭治郎は闘気のない状態へ入り、猗窩座の感知を突破します。

そして頸を斬ります。

▶ 『鬼滅の刃 無限城編』炭治郎はなぜ猗窩座の闘気を消せた?「透き通る世界」との関係を解説

義勇は「時間を稼いだだけ」ではない

炭治郎が最後に頸を斬ったため、炭治郎だけが猗窩座を倒したように見えます。

しかし義勇が猗窩座の攻撃を受け止め、共に戦い続けなければ、炭治郎が羅針を分析する時間もありません。

二人で勝った戦い

義勇の技術。

痣。

炭治郎の気づき。

透き通る世界。

闘気のない境地。

すべてが組み合わさって猗窩座を追い詰めます。

まとめ|義勇は「狙われた」というより、強さを猗窩座に認められた

冨岡義勇は、

猗窩座が最初から名指しで狙っていた人物ではありません。

炭治郎と共に無限城で猗窩座と遭遇し、戦いになります。

しかし戦ううちに、猗窩座は義勇の実力を高く評価します。

水柱。

拾壱ノ型「凪」。

痣の発現。

義勇がさらに強くなるほど、強者を好む猗窩座の興味も強くなります。

つまり正確には、

「猗窩座が義勇を狙った」というより、「戦ってみた義勇が強かったため、猗窩座が強く執着した」

と考えるのが分かりやすいです。

そして、自分では水柱にふさわしくないと思い続けてきた義勇を、

強者しか認めない猗窩座が高く評価する。

そこも、この戦いの面白いところです。


『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』をもう一度見たい方へ

義勇と猗窩座の戦いは、義勇の技術だけでなく、猗窩座が相手の強さをどう評価していくのかにも注目すると、二人のやり取りがより分かりやすくなります。