※この記事には、Netflixシリーズ『九条の大罪』の内容と、映画公式から発表されているあらすじを含みます。映画公開前のため、結末に関する部分は考察です。

Netflixシリーズ『九条の大罪』で印象的だった言葉の一つが、

「20日でパイ」

です。

これまで九条間人(柳楽優弥)は、逮捕された依頼人を外へ出すために刑事手続きと向き合ってきました。

ところが『映画 九条の大罪』では、立場が完全に逆転します。

九条自身に逮捕状が出るのです。

映画公式が打ち出している大きな問いは、

「はたして、自らを20日間でパイにできるのか?」

というもの。

この記事では、映画で九条が置かれる状況と、「20日でパイ」が映画でどのような意味を持つのかを考察します。

そもそも「20日でパイ」とは?

Netflix公式では「パイ」を釈放、「カンモク」を完全黙秘として紹介しています。

刑事事件では、逮捕後に勾留されると、起訴前の勾留期間が原則10日間、必要が認められればさらに最大10日間延長される場合があります。

その限られた期間の中で、捜査機関が証拠を集めます。

『九条の大罪』では、被疑者が完全黙秘し、十分な証拠を与えず、不起訴・釈放を狙う戦術がたびたび描かれてきました。

『九条の大罪』「20日でパイ」とはどういう意味?逮捕から釈放までの仕組みを解説

映画では九条自身が逮捕される

映画の発端は、壬生憲剛(町田啓太)の手下が伏見組若頭・京極清志(ムロツヨシ)の息子を誤って拉致したことです。

壬生は京極を裏切り、ヤクザ側は壬生を追跡。

九条法律事務所まで襲撃されます。

その混乱をきっかけに、警察・検察が九条へ本格的に迫り、ついには逮捕状が出ます。

九条の逮捕容疑はまだ分かっていない

2026年9月16日時点で、九条が何の容疑で逮捕されるのかは公表されていません。

したがって、

「九条が○○罪で逮捕される」

と断定することはできません。

映画公式から分かるのは、壬生と京極の事件をきっかけに警察・検察が九条を追い詰めるというところまでです。

映画『九条の大罪』九条はなぜ逮捕される?逮捕状が出た理由を考察

これまでとは完全に立場が逆になる

Netflixシリーズでは、九条は接見室の弁護士側に座っていました。

依頼人に黙秘を指示し、警察の捜査を読み、どうすれば依頼人を外へ出せるのかを考える立場です。

映画では九条自身がその「被疑者側」に回ります。

つまり、これまで他人に教えてきたルールを、自分自身が実践しなければなりません。

シリーズを通して観てきた人にとって、非常に面白い立場の逆転です。

九条は自分で自分を弁護できる?

一般論として、法律知識のある本人が自分の権利を理解して対応することはできます。

しかし刑事事件では、身柄を拘束された本人が外部の証拠を集めたり、捜査の状況を客観的に判断したりすることには限界があります。

つまり九条ほど優秀な弁護士でも、被疑者になれば外側で動いてくれる弁護士が重要になる可能性があります。

そこで気になるのが烏丸真司(松村北斗)です。

烏丸が九条を弁護する?

映画公式では、九条と烏丸は決裂した状態にあります。

しかし九条が追い詰められる中、烏丸が、

「弁護士として、思わぬ行動に出る」

と発表されています。

ここから、

「烏丸が九条の弁護人になるのでは?」

と考えたくなります。

ただし現時点で、烏丸が九条の弁護を担当すると公式発表されているわけではありません。

これはあくまで考察です。

映画『九条の大罪』烏丸は九条を助ける?「思わぬ行動」の意味を考察

九条は「カンモク」するのか?

これも気になるところです。

九条はこれまで、依頼人に完全黙秘を勧める場面がありました。

では自分が逮捕されたらどうするのでしょうか。

九条のこれまでの考え方を踏まえれば、自分自身が不利になる余計な供述を避ける可能性は高そうです。

ただし、映画で実際に九条が完全黙秘することはまだ公式発表されていません。

『九条の大罪』「カンモク」とは何?完全黙秘する理由とメリットを解説

九条なら20日で出られる?

九条は刑事弁護のプロです。

だから簡単にパイになれると思うかもしれません。

しかし、それは容疑や証拠によります。

どれほど優秀な弁護士でも、客観的な証拠が十分に揃っていれば、知識だけで事件を消すことはできません。

むしろ映画では、「これまで他人には通用した九条の方法が、自分自身にも本当に通用するのか」という厳しい問いが描かれるのではないでしょうか。

「20日」は映画のタイムリミットになる?

ここからは考察です。

映画公式がわざわざ「20日間でパイ」と打ち出していることから、20日という期間そのものが物語のタイムリミットになる可能性があります。

九条が身柄を拘束される。

その間に烏丸や周囲の人物が動く。

警察・検察は証拠を集める。

壬生と京極の抗争も進行する。

複数の事件が同時進行しながら、20日の期限へ向かう構成なら、クライムサスペンスとしてかなり緊張感のある作品になります。

映画公式の「パイ(保釈)」表記には注意

映画公式サイトでは「パイ(保釈)」と表記されています。

ただし厳密な刑事手続きでは、一般に「保釈」は起訴後の被告人について使われる制度です。

一方、Netflix公式では「パイ」を広く「釈放」という意味で紹介しています。

作品を理解するうえでは、「九条が身柄拘束から外へ出られるか」という意味で捉えるのが分かりやすいです。

九条にとって最大の皮肉

これまで九条は、犯罪者を助ける弁護士として批判されてきました。

しかし映画では、自分自身が被疑者になります。

そのとき九条は、これまで主張し続けてきた、

「どんな人間にも弁護を受ける権利がある」

という原則に自ら救われることになります。

これは『九条の大罪』という作品全体をひっくり返すような構図です。

もし烏丸が九条を弁護したら

もし烏丸が九条を弁護する展開になれば、ドラマ版から続く2人の関係にも大きな意味が生まれます。

九条のやり方に疑問を持ち、ついに離れた烏丸。

その烏丸が今度は「犯罪容疑をかけられた九条」を守る立場になる。

そうなれば烏丸自身が、九条がこれまで直面してきた、

「疑われている人物でも弁護するのが弁護士なのか」

という問いを受けることになります。

ただし、現時点ではこの展開は考察です。

九条がパイになって終わりではない?

九条が20日で外へ出られたとしても、それだけで映画が解決するとは限りません。

映画公式は「弁護士バッジを賭けた最後の弁護」と表現しています。

つまり九条にとって問題になるのは、身体拘束だけではありません。

弁護士として今後も生きられるのか。

烏丸との関係はどうなるのか。

壬生や京極との関係を続けるのか。

九条の人生そのものが問われる映画になりそうです。

まとめ|九条自身が「20日でパイ」を実践する映画

『映画 九条の大罪』では、九条自身に逮捕状が出ます。

映画公式が大きく打ち出しているのが、九条が自らを20日間でパイにできるのかという問いです。

これまで依頼人に刑事手続きを教えてきた九条が、今度は自分自身の自由を守る側になります。

九条の知識は通用するのか。

誰が九条を弁護するのか。

そして袂を分かった烏丸が何をするのか。

「20日でパイ」は、Netflixシリーズで使われた用語から、映画そのものを動かす重要なテーマへ変わりそうです。

『九条の大罪』を原作漫画で読みたい方へ

九条が普段どのように逮捕された依頼人を弁護しているのかを知っておくと、映画で九条自身が逮捕される展開をさらに楽しめます。

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