※この記事には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の内容に触れるネタバレがあります。

『シビル・ウォー』を見て、「それまでいなかったスパイダーマンがなぜ突然出てきたの?」と感じる人は多いと思います。

結論からいうと、新しいスパイダーマンを単独映画より先にMCU作品へ登場させる方針が決まり、その最初の作品が『シビル・ウォー』になったからです。

この記事では映画化権全般には広げず、トム・ホランド版が『シビル・ウォー』から始まった経緯だけを整理します。

この記事でわかること

  • なぜMCU初登場が『シビル・ウォー』だったのか
  • それ以前にスパイダーマンがMCUへ出なかった理由
  • トム・ホランド版が新シリーズであること
  • 作中でトニーがピーターを連れてきた理由
  • 『ホームカミング』へどうつながるか

結論|単独映画より先にMCUへ紹介する構成だった

2015年にソニーとマーベル・スタジオの協力が発表され、新しいスパイダーマンをMCU作品へ登場させることが可能になりました。

その後、新しいピーター役にトム・ホランドが選ばれ、2016年の『シビル・ウォー』で初登場します。

翌2017年に単独映画『ホームカミング』へ進むため、『シビル・ウォー』がトム版の紹介編になったわけです。

それ以前の実写版はMCUとは別シリーズ

トビー版3作品とアンドリュー版2作品は、MCUとは別の映画シリーズとして作られました。

そのため、『アイアンマン』から始まったMCU初期にはスパイダーマンが登場していません。

映画化権の詳しい仕組みはこちらの記事に分けています。

▶ スパイダーマンはなぜソニー映画?マーベル・ディズニーとの関係と映画化権を解説

トム・ホランド版はアンドリュー版の続きではない

トム版は、俳優だけを交代した続編ではありません。

MCUの世界に存在する新しいピーター・パーカーとして作り直されたシリーズです。

そのため、アンドリュー版の出来事を引き継いで『シビル・ウォー』へ来たわけではありません。

作中ではトニー・スタークがピーターを見つける

映画の中では、トニーがクイーンズで活動していたピーターの存在を把握し、自宅を訪ねます。

そしてベルリンでの戦いへ参加させます。

この出会いによって、観客にも「このピーターはアベンジャーズと同じ世界にいる」と一度で伝わります。

なぜ『ホームカミング』から始めなかった?

単独映画より前にMCU作品へ出演させることで、ピーターをアベンジャーズの世界へ先に接続できました。

そのため『ホームカミング』では、MCUへの参加説明を一から行わず、すでにトニーと出会った高校生ヒーローとして物語を始められます。

クモに噛まれる場面も省略された

『シビル・ウォー』に登場した時点で、ピーターはすでに能力を持って活動しています。

なぜMCU版がオリジンを繰り返さなかったのかは、別記事で詳しく整理しています。

▶ 『ホームカミング』はなぜクモに噛まれる場面から始めなかった?MCU版がオリジンを省いた理由

まとめ|『シビル・ウォー』はトム版の入口

スパイダーマンが突然出てきたように見えるのは、それまでMCUにいなかった新しいピーターを、単独映画より先に紹介したからです。

『シビル・ウォー』でMCUへ入る → 『ホームカミング』で単独シリーズが始まる。

この順番を押さえると、トム・ホランド版のスタートが分かりやすくなります。